2020年7月8日水曜日

1987  007 リビング・デイライツ

 シリーズ第15作、さらにシリーズ25周年だったらしく、すごいカネをかけて作られたようです。


 ボンド役がロジャー・ムーアからティモシー・ダルトンへと変わって映画の雰囲気もガラッと変わりました。ハードボイルド路線っていうのか、最初の007の感じに戻ったっていう感じですかね。
 ボンドは殺し屋、だったんだよね。っていう。


 たしかにすげーカネがかかっていて、普通ならこれぞ目玉だぞー!みたいなシーンをサっと使ったりします。橋を爆弾でぶっ飛ばしてみたり。いやそれだけで映画一本作れるよ!っていう無駄遣いをしています。これがバブル時代の為せる技。


 個人的にティモシー・ダルトンの顔が気に食わないですw ヒロインは今回は良いんですけど、なんかボンドっぽくない。ボンドってもっとシュッとした紳士であってほしいもので、ティモシー・ダルトンは顔がごつごつしすぎて骨太すぎるんですね。

 ただ映画としては全体としてタイトな仕上がりっていうのか、スッキリまとまっているし、カネもつかっていて派手でもあって、なかなか善い仕上がりになったんじゃないでしょうか。

 ロケ地もソ連、モロッコやらアフガニスタンやら、絵変わりがして楽しめます。

 ただ1987年っていう時代はもはやスピルバーグ時代でして、ちょっと時代遅れ感はいなめませんね。