2022年12月31日土曜日

1950 tintin land of black gold 燃える水の国

タンタンシリーズ 15作目。


 今回は中東が舞台。


戦争が開戦前夜となっている状況で、オイルに混ぜものが混入して爆発事故が起こる、戦争を先導して儲けようとする、海外の石油メジャーの陰謀を暴け。


 という、非常に政治的に刺さるようなテーマです。


こういういかにもやばそうなテーマ、タブーに切り込んでいって、冒険をするってのがタンタン、っていうマンガの本来のテーマであって(タンタンはジャーナリストという設定ですから)、戦争が終わってやっと本来の姿に戻ったというわけですね。ソ連、香港、満州、東ヨーロッパ、そして中東です。すべて戦争で形が変わってしまった。


 黒い黄金、とはもちろん石油のこと。石油をめぐって戦争が起こり続ける、これが第二次大戦後から現在までずーーーーっと70年以上続いてる世界の現状ってわけですわ。


 中東のイメージが部族主義、テロ、暴力的、ともうこのイメージなんだな・・・って感じですね。湾岸戦争から始まったわけじゃないってことですわ。


 内容としては、非常にテキストが多いです、文字数がやたらと多い。なんか作者的に言いたいことがあったんでしょう、石油メジャーに対して。


 あとちょっとシュールな要素が増えました、これは後期タンタンの特徴でシュールな笑いの要素がどんどん増えていくようです。表紙も非常に謎めいている。

2022年12月30日金曜日

1949 Prisoners of the Sun 太陽の神殿 tintin adventure タンタン

 シリーズ14作目


 前作のクリスタル、からの続きでペルーが舞台になっております。


 ペルーが舞台になることなんてまずないのですが、滅びたはずのインカ帝国が実はまだ残っていて、っていう話で、インカの呪いやら、太陽の神殿やら。オカルト要素と冒険要素が詰まった作品となっております。


 一言で言うとインディージョーンズみたいな話ですね。もちろんインディージョーンズがタンタンみたいな話なんですけど。


 タンタンマガジン、なる専用の雑誌が発行されてそこで連載されていたもよう(どんな雑誌やねん、他のページ何で埋めるの?)。

 とにかく戦後タンタンシリーズってわけで、ちょっとテイストが明るくなったような気がしますね、スノーウィがメタ発言をするようになったり、コマ割りがいままでのような平坦な感じから、デカいコマ割りにしてみたり、アングルも凝ったものにしてみたりと、現代的な感じがします。

2015 ゼノブレイドクロス Xenoblade Chronicles X

  ゼノブレイドの第二作目ですね。初代はゼノブレイド、その次はクロス(海外版ではなぜかChronicle)、その次が2、3とナンバリングで出てるので非情にややこい。ゼノブレイドは一応ゼノサーガシリーズのゼノブレイドなのですが、ゼノシリーズはゆるーくしかつながってないのでよくわからない。世界観も全然作品ごとにちゃう。


WiiUという失敗ハードで出てしまったので知名度も低い。任天堂ハードは失敗、成功、失敗という順番で出てます、64成功、キューブ失敗、Wii成功、WiiU失敗、Switch成功ってことで、だから次のハードは失敗・・・っていうかハードがもう必要なのかって話、全部パソコンとスマホに統合で良きでしょう。


 ゼノブレイドシリーズは、任天堂もRPGタイトルほちぃ、ってなって出来上がったタイトルだと思うのですが、モノリスソフトのとにかく死ぬほど遊べるRPGを作るというコンセプトなのか知らないですが、まじで殺人的ボリューム、とんでもないマッシブなゲームを作っております。

 それがやりごたえを求めるハードコアゲーマーに受けて、今RPGのシリーズでもペルソナと双璧って感じですかね、ドラクエはまじで滅多にナンバリング出ないし、FFはムービーに凝りすぎてゲーム性は低くなっておる。

 ゼノブレはゲーム性、ゲーム性というよりは、とにかくボリュームです。

とにかく世界が馬鹿広いです、街は一個しかないですが、これも歩くのがクソ面倒なくらいでかい。

 オープンワールドっていうのか、全部がワールドマップっていう世界の作りですが、こんなでかいワールドを持つゲームは生まれて初めてって感じですね。とにかく広い。これ作ってるクリエイターが心配になります、こんなでっかいフィールド作ってどうにかなってしまいそうです。


 システムも非情にややこしい、とにかく複雑です。オーバークロックに関してはほぼなんの説明もない。

バトルシステムは初代と同じで、時間で自動で通常攻撃はおこない、必殺技を自分でタイミングを選んで撃つ。

 回復技、みたいなのがほとんどなく、回復は味方の掛け声、ソウルボイス、にあわせて特定の攻撃をすると回復するという、非情に謎仕様です、なんで掛け声にこたえることで全員のHPが回復するのか、直感とはまったくことなるゲーム性。位置取り、なども結構大事なので動かして場所を確保するのも大事。

 実は強化する方法も、特攻のデバイスを作る、強いアビリティつきの武器を得る、スキルを伸ばすなど、多様な方法がある。しかしなにせわかりにくい。デバイスに穴を開けるにはあるミッションをクリアする必要がありますが、それがそんな大事なミッションというヒントも無い、デバイスの作る素材などもノーヒント、ムリだろ。


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 改善して欲しいところ

正直めっちゃあります、このゲームあんまレヴューが良くなかったりするのはこういう点です。ゲーム自体はめっちゃ作り込まれてて、非常に頑張って作ってあるのにもったいない。


・とにかくマップがわかりにくい。なんの頼りにもならん。馬鹿広いワールド、マップはおおざっぱ、これは遭難必須です。

・パーティメンバーを入れ替えるのに、いちいち仲間に話しかけないといけないので面倒、しかも街が広いので探すのにも一苦労。

・マップ上に今は勝てない敵、みたいなハイレベルの敵がいるのですが、それはまぁいいとして、数が多すぎ。そいつに見つかると一発で即死、ってのが多すぎる。攻略上のルートにもわんさかハイレベルの雑魚がいて、落とし穴みたいに当たったら即死になる。RPGなのにめちゃくちゃすぎです。ハイレベルモンスター配置するのはいいとして当たらないところに置けばいいでしょ。

 というか基本はドールという後半になって登場するロボに乗らないと絶対勝てないのです、だから序盤通る場所に巨大モンスター配置する意味が全然無い気がする。


・アイテム拾ってこい、でも出る確率は低い、っていうミッションが多すぎ。しかも序盤のクエストからめっちゃ遠いところとか敵のレベル強いところのしかもレア素材みたいなミッションが多数ある、これはまじで意味がわからん。相当後半にならないと手に入らないアイテムが最初のミッションにある。なんの罠??

 ナビゲーションシステムがあるのですが、肝心のこのアイテム拾ってこい、にはナビが反応しない。超巨大マップからノーヒントで確率ドロップを探してこいっての?ま?ムリだろ。

 さらに取り消し不能のキズナミッションにレアドロップを獲得せよ、みたいなのがあって、ドハまりすると進行不能になる。

  これがこの作品最大の問題だと思う、ドロップアイテムをナビしてくれ。あと取り消し不能ミッション、必須ミッションに、確率要素を入れるな、ちゃんと確実に攻略出来るものにしてください。

 マップがでかすぎるゆえに、見つからないものは見つからない。まさに砂浜で指輪探せみたいなものです。


・敵がカネを落とさない、わかりにくい、これに尽きるといってもいい。マップにプローブっていうのを差し込んで資材を手に入れるというシステムがあるんですが非常に謎。

・武器の開発には武器会社に投資して発展させていくのですが、これも謎、あとほとんどの武器はレベルが高くないと装備できないので、強い武器は買えない。

・全体的に文字が小さくてみずらい。


・成長システムもうまくやらないと全然強くならないけど、BPを振り直せないので下手に育成すると弱々のままになってしまう。とにかく遠距離攻撃が弱いです。威力の高い物理アーツに全振りしていかないとダメージソースが他にない。あとスキルに振ったほうがすぐに強くなる。


・ドールが使えるようになってからの戦闘バランスが悪いです。ドールに乗ったらもうドールでしか戦わなくなる(ボスでドール禁止のがある時に久々に人間になって面食らったりする)

 ドールの戦い方は非常にワンパターン、フェニックスという武器をうつ、バスターという巨大な刀を撃つ。もう一度貯まるまで防御する。終わりです。

 このフェニックス、バスター、あとサイズ、という武器がバランスブレイカーなのでこれ以外使う意味がわからん。

 人間が普通に攻撃すると100、とかなんですが、バスターは4万とかです。は?

すごく強化すれば人間でも戦えるみたいですが、フェニックスがとにかく強すぎ(広範囲、高威力、多段ヒット)、後半はこれを撃つだけのゲームになってしまう。クラスとか武器とか全然いらんやん。

 ドールの性能は、パーツの性能でレベルなど、パイロットとはほぼ無関係。レベルの高くて強いフェニックスがあるかどうかだけの問題です。ゲームバランスは非常に悪い。高いパーツを買うかどうかだけの問題。

 このドールってのがゲームバランスをめっちゃ壊してる。ワタシはロボ好きじゃないのもあるけど、途中からほとんど別のロボットゲームになってしまっている。


・ストーリーが薄いという批判もありますが、これはワタシは別にどうでもいいと思いました。とにかく悪い異星人がいてそいつを倒すっていう物語です。敵がシンプルだと物語もシンプルになるというわけ。まぁ確かにお世辞にも出来が良いストーリーとはいえません。

 仲間キャラが魅力がないっていう批判もこれはたしかに。エルマとリンってのが主要キャラなんですが、まぁふたりとも優等生で普通のことしか言わないって感じですね。当たり前のこと言うだけ。

 あと2015年にしてはキャラモデルのクオリティが低い、メカはちゃんとしてるけど人間のボディとか顔とか髪とか、クオリティ低いっすね・・・あんまし可愛くもない。


・仲間がいっぱいいるけど、3人はストーリーで強制出撃なのでほぼ固定、実質一人しか仲間に入れられない。意味ないですって。そしてその強制出撃の仲間、エルマとリンはあんま強くない。強くないというか、とにかくこのゲーム格闘技しか使わないのですが、リンが格闘を使え!っていうボイスを出してくれないので使えないのです。というかリンのソウルボイスはバグなのかほとんど機能しない、これはなぜ??

 肉壁にしかならん。エルマもエルマで、全然攻撃してくれない。キャラ自体は別に弱くは無いのですが、AIがアホなのでなんの役にも立たない。まだ肉壁のリンのほうがましです。

 あとなぜか戦闘中仲間を操作できなくなりました、初代ではできたのに!AIはアホですので戦力として利用するにはかなり大変。


 アトバイスですが、もう一人の仲間も所詮肉壁なので誰でもいいんですけど、ラオとナギだけはダメです。ストーリーミッションに参加できないので。


・ラスボス、っていうか敵は正直強い。強いっていうか、ちゃんと準備できてないと死ぬ。というかレベル50ドールを持ってないと絶対勝てない。持ってるか持ってないかだけですね。カネをためて買うしか攻略法は無い。このカネがまた全然たまらなくて、カネを稼ぐ方法が時間が立つのを待つ、くらいしかないので、結局これを買うために最低40時間はプレイが必須となります。

 ほいで最後の最後、ラスボスはドールが使えなくて人間で戦うことになる。ここでげっ!!ってなりますw なんの用意もしてなくてボコされて終わり。

 レベル上げ自体はめっちゃ簡単で、あのジョーカーという蟲がいるでっかい花の北に地面に刺さってる敵がいるのですが、レベル50ドール2体でぶったぎりで5秒で倒せます。30分くらいでレベル上限まで上がる。そいでレベル60装備を買って装備すれば勝てると思います。ジョーカーはちゃんと対策できてないとまったく攻撃が当たらないので勝てません。

 それでもちょっと苦戦する、戦い方が大事で、回復ができないとやっぱ厳しい。

回復の方法がめっちゃ限られてるのですが、ギャラクシーナイトというクラスには、「自分が回復したらみんな回復する」「デバフを回復する」「アーツを使用したら回復する」、っていう回復アーツが揃っていて、このオーラを展開すれば、アーツを撃つだけで全員みるみる回復して長期戦が戦えるようになります。ヒーラーもアタッカーも主人公しかいないと思って良い。

 戦い方は、ちょこちょこと攻撃してTPをためて、回復アーツ展開、そいでまたTPをためてオーバードライブでアーツを全部連発してダメージを稼ぐ・・・っていうやり方です。指示が出ない限り普通にアーツ攻撃はしなくて良い。ラスボスは瀕死になると本気になるので本気になったら一気に削りきって倒すのが吉。

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 評価点。

とにかくボリューミィです。とにかくでかい。


飛べるようになって、このでかいワールドを飛び回ると気分爽快であります。でかーーーーっっっっ!!!ってなります。他のゲームで味わったことの無いスケール感。

 ただ飛んでるだけで燃料を消費する・・・、そんな殺生な・・・。

ただし飛べるようになるまでワタシは40時間かかってしまいましたw(ラスボス倒すまで70時間) やり方をわかってて最短でいけば、15時間くらいでいけるかも・・それでも相当なもんです。ストーリーでボスに何回も負けるとボスが弱くなるらしいのでそれを使えばもっと早く行けるかも、それはでもちょっとズルすぎですわね。

 アドバイスですが、飛べるようになるまではサブクエストをやる必要は一切ないです、とにかくレベル高くて弱い敵を借りまくる、レベルはあくまで目安でレベル低いけど強いやつもいるし、高レベルだけど雑魚もいます。

 ドール手に入るまでは森の小さな恐竜みたいなの。ドールが手に入ってからは巨大カマキリを狩りまくってレベル上げ、ストーリーをどんどん進める、が正解。ミッションは飛べるようになってからやったほうが圧倒的に楽。というかこのワールドを徒歩で移動なんてアホのやること。歩いて10分のとこ飛べば30秒でつく。現実と同じ。

2022年12月28日水曜日

1943 The Adventures of Tintin The Seven Crystal Balls タンタン ななつの水晶球

  タンタンのシリーズ第13作目。


  なのですが出版の経緯は非常にややこしいです、大戦末期に描かれ始めたこの作品は、ナチスからのベルギー開放によって、中断されてしまいました。

 

 エルジェはナチスシンパ、いわゆる「コラボ」として捕まったのかなんなのかはわかりませんが、とにかく連載は断絶。

 戦後名誉回復が行われて、1948年に、このクリスタル、とその続きが出版されることになったようです。


 とまぁ戦後処理のごたごたにめちゃくちゃ巻き込まれたわけですが、このマンガもなんかわちゃわちゃしております、これまでの冒険、スタイルから、推理もの、へと路線変更が行われておりまして、ちょっとテイストが異なります。またこの時期のオカルトブームにも乗ってる感じでして、わぁ戦争の時代だなぁって感じです。戦争の時代って絶対にオカルトブームが起こるのですよね。現実逃避的になるのです。


 インカの秘宝に手を出した調査員が次々と謎の昏睡状態に陥り、カルキュラスが攫われて・・・犯人を追ってなんとペルーへ・・・



 エルジェはコラボとしてほぼ社会的に抹殺みたいな状態に陥ったわけですが、この作品は人気で、結果的に続きを待ってる人たちのおかげで名誉回復されたみたいなことなんでしょう。内容自体はナチスシンパ、アンチセミティズム的な要素はまったくありませんから。


 この「コラボ」の問題は非常に根深くフランスに突き刺さった問題で、ド・ゴールがすべてを無かったことにしよう!!っていう方針を出さなかったら、フランスもドイツと同じように分裂してただろうと言われております。今もタブーなんですこの話題は。

2022年12月25日日曜日

2014 D&D Monster manual モンスターマニュアル

  その名の通りモンスターのデータブックですね。

ルルブ、DMガイド、そしてこのモンスターマニュアルがゲームをする上での必須、三種の神器というわけです。


 色んなモンスターのデータとイラストが載ってるわけですが・・・


 濃いですねぇ、イラストのスタイルが。大昔からあるイラストなども再録したり、リライトしたりなんでしょうけど、全体的に濃い。日本には流行らなそーな感じでありますが、D&Dからインスパイアされたものは無数にあると思われます。


 やっぱ秀逸なのはマインド・フレイヤーですね。クトゥルフっぽい頭がイカみたいな触手モンスターで、つかまると脳みそを食べられて即死というモンスターです。FFにもダークソウルにも登場する非常に厄介きわまる即死系モンスター。クトゥルフ的恐怖感を見事に表現してると思います。


 結構ダークな感じのモンスターが多い、わりかしD&Dはダークファンタジー寄りであります、かわいいモンスターなどほぼ皆無である。ドラクエみたいにモンスターがポップなのは鳥山明の大発明だと思います。

2022年12月22日木曜日

1944 Red Rackham's Treasure The Adventures of Tintin タンタンの冒険 レッドラッカムのたから

  前作からの続きで、これもごりごりのナチス支配下で描かれたもの。


 タンタンの中では珍しく、敵、が存在しません。ひたすらタンタンとその一行が試行錯誤しながらお宝を探し出そうとするという内容。

 対決構図、ってのにうんざり来てたのだと思われますね。


 サメ型の潜水艦などが出てきますがそれも時代ですね~。


 検閲のせいなのか、これも冒険に特化していてよみやすいのですが、前作ユニコーン号のほうがやっぱ味があって良いですね。

 

1967  Brown Bear, brown bear, what do you see? Eric Carle

 Another picture books.


Eric carle is famous picture book author, his painting style is very noticeable. Maybe it is cut and paste paper to make whole painting.


 you should state Color before noun that is all about it. 

2022年12月21日水曜日

1947 Goodnight Moon Margaret Wise Brown

  this is maybe famous bed time story for kids.


 say good night to everything in the room and other things.


 it intend to tell article a, the and for plural object. how nice. 

2022年12月20日火曜日

1994 ストリートファイターII MOVIE

  スト2がアニメ映画になってたなんて知りませんでしたな。


 ふとしたYoutubeで、チラっと当時のチラシが写ってて、作画が結構頑張っていたので、へぇと思って見てみました。


チラシの通り相当作画頑張っています、三段塗りだし、作画枚数も相当多い。キャラも面倒くさいでかくて線が多いデザインなのですが、めちゃくちゃ頑張って描いてます。春麗はまったく可愛くない。

 顔のデザインがダサいのですが、それは時代的なものですのでいたしかたないこと。


でも映像が暗くて、ガサガサなのが非常に残念、これも当時の技術的に仕方ないこと。デジタルってやっぱ明るいですよね、明度が。それになれてるとアナログ撮影はひじょーに絵が暗くてみずらく感じる。シーン的にも夜とかばっかなんで、せっかく頑張った作画もみずらい感じになっております、もったいない、リマスター版とか作って欲しい。


 物語的にももちろんめっちゃしょうもないです、格ゲーの映画だぜ?ようするにはリュウとケンが協力してベガを倒すって話しなのですが、全部キャラ出してくれみたいな縛りがあるようで、ストーリー的にはムリがある感じで一応すべてのキャラが出てます、フェイロンとか、ディージェイとかがいるからスーパーストリートファイターII ですね。


 みなさん気づいてると思いますが、スーパーで追加されたキャラはやっぱ弱いですよね、初代の12人のキャラの立ち方に比べて、いまいちです。フェイロンはものパクリですし、インディアンも劣化版ザンギエフ、ディージェイは時代に迎合しすぎ、唯一キャミィはキャラはどうかと思うけど、デザイン的には差別化できてる気がする、女キャラが二人しかいませんのでね。ゲーム的にもキャラ性能として、差別化できてるのはキャミィですよね、とびつき投げが特徴のキャラ。


 作画が頑張ってるのはまぁカネがあったんでしょうね、スト2バブルでウハウハだったろうし。


リュウの声は全然イメージとちゃう、まぁリュウってのがバニラな立ち位置なので誰がやってもハマりにくいのかも、ケンの声優は羽賀研二・・?マジ?ビッタシハマってるのはバルログの声優の塩沢氏でこの人しか考えられないって感じなのですが、鬼籍に入ってしまわれております。残念。


 あとケンってケン・マスターズって名前だったの?変な名前・・・

2022年12月16日金曜日

1942 The Secret of the Unicorn なぞのユニコーン号 タンタンの冒険

  これも1942、というごりごりの戦時下で書かれた作品。

ドイツの新聞に連載していたらしいです。一体どういうテンションとモチベーションで作品を描いてたのか気になりますね。


 わたしたちの戦時下のイメージというと、映画「火垂るの墓」と大岡昇平の小説みたいな感じですね。道端では飢えた人の死体が腐敗しているが誰もが無視して放置している、戦場でも兵隊の死体がカラスに目玉をつつかれている、みんなガリガリに痩せこけて餓死寸前っていう感じ


 これはでも印象操作ってやつで、わたし的には「最悪最大効果」ってやつです。一番悪いものだけを紹介して、それを最大にクローズアップするっていうネガキャンの基本的なやり方。日本人の生活水準はこんなの、っていって、日本で一番貧乏な人間だけを紹介する、みたいなことです。

 実態はそこまで貧乏なやつなんて一握りなのに、まるでそれがすべてであるみたいに見せる。どこでも使われるやり口です。

 普通、って言う言い方に注意しろ、ってことですね、これが普通ですよ。普通って何を基準に?あなたの言う、普通、って誰?何をさしているの?と詰めたほうが良い。

 

 実際は戦時下でもそこまで最底辺の状態に追い込まれていたのは一部で、田舎だと戦争なんてあんま関係ないとか、このように新聞でおもろいデシネが発表されていたりするのです。もとごとは一面的に見てはいけないとつくずく思う。


 でも創作するには最悪の環境であるのは疑いないのですが、そんな時期に出たこのユニコーン号、がタンタンシリーズで一番のあたり作になるのだからわからないものですね、一番有名だし、映画化もされました。


 物語は政治的な要素は排除して、ハドック船長の祖先が乗っていたユニコーン号の隠された財宝をめぐる物語となっています。

 なんとはじめての前後編で後半は次に続くって形になっています。


 古物商マーケットでふと目にした、船の模型から、不思議な暗号が出てきてそれをめぐる大冒険という、王道の物語ですが、やはり王道とはいいもの、わかりやすくて面白いです。政治的なことを一切禁止されたことによって、冒険にだけフォーカスされたのが逆に良かったといえますね。何がどう作用するかはわかりません。

2022年12月14日水曜日

PS3 Controller をPCで使う  Dualshock3 をCEMU で使う DsHidMini でDS3を認識

  スーパー自己責任なので、自分のことは自分で出来る、自分の判断に責任を取れる者のみが読んでくれよな。


 PS3のコントローラー、Dualshock3、通称DS3。

普通にPCに繋いでも認識できません。


一時期前、PSone?なるサービスがあった時は、SONYの公式ドライバによって使うことができましたが、サービス終了。さらにご丁寧にもWinの更新によってちゃんと使えなくなりました。わざわざ使えなくする必要ある?


 だから非公式ドライバによって使用せざるを得ません。


一昔前はScpTool というドライバがありましたが、このドライバ、結局のところよくわからないのですが、ポップアップがエロサイトみたいにうじゃうじゃ出てくるし、レジストリなどに階層を複雑に作って入り込んでアンインストールできねぇわでとっても評判最悪のドライバでした。私もひどい目にあった。

 でもどういう悪さをしてるのかは不明なので、ウィルスなのか、単なる不具合なのか、とにかくいろいろ面倒なソフトでありました。Winってのはとにかくドライバに問題を抱えがちです。ずーーーーっと昔からAMDのドライバはWINのドライバと相性が悪くクソみたいなパフォーマンスしか出せないです、Vulcanドライバによって改善されましたが、Vulcanに対応してない場合、どんだけスペックが高くてもAMDはWINではゴミです。(AMDに言わせりゃWINがゴミなんだろうけど)。


 でその後継が

DsHidMini


 というドライバです。作者はSCPと同じNefariousという人物。だからこれもまたウィルスもりもりでやばいドライバなのかもしれん、そこんとこはわからない。とにかく可能なかぎりいろんな方法でウィルススキャンはしてみたけれどウィルス判定は出ませんでした。


こことかで調べた。

VirusTotal - Home


でも自己責任ですよ。

GitHubでソース公開などされてますのでプログラミングに詳しい人いたら教えて下さい。コードを見ればついに真相がわかるはずだ。


こちらがGitHubのリンク


Release DsHidMini Driver v2.2.282 · ViGEm/DsHidMini · GitHub


こちら公式サイト


How to Install/Remove - Virtual Gamepad Emulation Framework (vigem.org)


英語ですが、インストール方法書いてあります、普通のソフトのインストールとは異なるので注意、Exeを押してもだめですよ。

 日本語で解説してくれている人もいます。

PS3コントローラーをドングル不要でPCに無線接続する (DsHidMini)|iso|note


*ゲームコントローラーのResetボタン(後ろにあるペンなどで挿して押す小さなボタン)を押すのを忘れるな

 

ほいでコントローラーは認識できました。

DsHidMiniはXinputだけでなくDirectやSteam、DS4として認識させることなどを選択できるようです。機能するかは知らん。デフォではXinputになっている。


 だがこれだけではCemuでは動かない!!


Cemuのフォルダ controllerProfiles 、のファイルを一度削除してください。

(ファイルを削除しないとコントローラーのAPIを変更できない、なんじゃこのシステム)

ほいでInput Setting、APIからXinput、を選択、そっから認識させたControllerを選択します。

 ここでXinput、にしてもコントローラーを認識してない場合

Cemuを落とす

USBを抜き差し

Cemuを開く

からまたやってみるとよろし。あるいはPCの再起動が必要かも。

DsHidMiniがXinputになってるかもチェック

DsHidMiniのセッティングを変えるにはRun as Administratorで起動すること。


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CEMUで使わないなら、すぐにセットアップは完了します。これはDsHidMiniが悪いのかCEMUが悪いのかはわからない。(たぶんCemuが悪い)

 DsHidMiniを使うだけでDS3をいろんな用途で使えるのは非常に魅力的です、原神とかオンラインゲームでも使えるはず(あれってDS4とXboxコントローラーにしか対応してないので)今はDS3なんて捨て値で売ってると思うので、普通にゲームパッド買うよりもだいぶ安いはずです。

 ゲームパッドほどすぐ壊れるものはない、シャー芯並の頻度で壊れる、コントローラーってものの構造を根本的に考え直す必要があるとおもふ、アケコンって耐久性高いのかしら?とにかく安く買い替えできたほうがいいですよね。

 だがもちろん相当ややこしいし、とにかく安全性が非常にグレーなので、くれぐれも自己責任、パソコンに詳しいかただけ試してみてください。





2022年12月8日木曜日

2022 Top Gun: Maverick トップガン マーヴェリック

  トップガンの36年振りの続編・・・・



 36年!?



 おそらく続編が制作されるまでの最長記録なんじゃないですか、同一人物で。


何よりもトム・クルーズが36年も第一線で活躍してるってことがなによりのミステリーですね。やばいカルト教団の信者であり、とにかくやばい人物として有名なトム・クルーズ。でも俳優としての重要な要素だと思います。

 なにか、危険さ、ってのを持ってるってのは。この人本当にアレなんじゃないのか?って思わせる、まさにそれが演技ってものですよね。これまじでアレなんじゃないの?そう思わせたら俳優の勝ちです。

 すべて役作りの為なのかもしらん。まじでそういう「危険さ」ってのを持ったような俳優っていないですね、トムの他に今いないんじゃなしですか?

 そういう危険なやつ、をすぐにさらし首にしようというのがSNSですから。現代はすべての人間がゴシップ記者みたいなもんですから、やばいやつは出てこれないですよね。トムみたいに圧倒的な資金力ですべてをベールに隠すってことができない、若手のやばめのやつってのはすぐにSNSに潰されてしまう。


  

 それはいいとしてこの映画めっちゃ評判が良かったですね、みーんなおもろかった!最高だった!何回も見た!みたいなこと言ってましたから勉強のために見てみましたが・・・


 確かに、まぁまぁ出来は良いです。空中戦はこれまでのどんな映画よりもリアル、CGもめちゃくちゃカネかかってるのでしょう、本当にどこがCGなのかわからん、これが今の最新の技術なのか、って感じ。1ピクセル単位で合成されてるのか、肉眼では合成のつなぎ目がわかりませんね。まぢでどうやって撮ったのだこれ!?ってなります。

 まぁフルCGがすでに現実を超えて現実より美しい時代ですから何が出来ても不思議じゃない、むしろ実写があることによって合成が面倒になってるだけという気もする。


 たぶんですけど全部CGなんじゃなくて何機か本物の戦闘機を使ってると思います、もちろん空母もリアル。これはハリウッドにしか作れない映画。


 でもアクションの他、ストーリーとか話の構成とか、別にたいした物語じゃないような・・・、そんなに言うほどか???何回も見るか?って感じでした。戦闘機好きはまず見るべきだと思いますけど、ほかは別に・・・っていうのがワタシの感想です。


 印象に残ったのは、もうすべてが無人機になって、パイロットなんてものはもう用済みになる、君が最後の戦闘機乗りだ、って言うシーンですね。

 パイロットだけじゃなくて、俳優、っていうものもそうだと思います、トム・クルーズが最後の映画のスーパースターの世代。もうCGにとって変わられるでしょう。


 アバターの新作もありますし・・・・、ただアバターの新作はめっちゃおもんなさそうで心配です・・・ジェームズキャメロンいよいよもうろくしたのでは・・・と怖くなる。見てないのでわかりませんが・・・。



**追記**

 あとでちょっと調べてわかったのですが、CGじゃなくてトムはガチンコで戦闘機に乗って撮影してました。あまりにもCG合成が上手だなぁと思ってたら、ガチンコだったのですね。

 そんなことって出来るの???何免許・・・?日本じゃ絶対ダメですよね、一般人が戦闘機に乗ったら、日本っていうか大抵の国で絶対にダメだとおもう、いやいやもしテロとかにパクられたらどうすんねんって話・・・ハリウッドは法をねじまげますなぁ・・・

2022年12月5日月曜日

2008 All-Star Superman

 邦訳はされておりませんこのタイトル。

 スーパーマンは1938年に登場してから、ずーーーーーーーーっと、続編が出続けるわけですね。


 ここが日本とアメリカのコミック文化の違いでして、アメリカは、作品、は出版社の所有であって、いろんな漫画家がその作品のオリジナルストーリーを描いていく。

 いわば、公式、がどんどん二次創作をおこなっている、で良い設定とか物語は別の二次創作にも取り入れられていくっていうスタイルなのです。

 いわば、神話、形式ですね。いろんな人が勝手に神話を描いていって、良い部分が残って一応、ギリシャ神話、とか神話を作っていく。スーパーマン神話。です。相互矛盾してたり、諸説あり、みたいになるのはそういうわけ。


 だからこそ、同人による二次創作は厳しく制限されておるわけです。


日本は作品は、作家個人の所有っていう観念があって、そのオリジナルの作家以外は認めないってのが多いです。だから公式に二次創作はつくられることは稀で、同人がアングラで二次創作を作っているというわけ。


 他にも日本とアメリカのマンガ文化は対極で、わざとやってんじゃねぇかっていう完全に真逆ですね。

 まず文字の方向が縦と横、読む方向が左と右、コミックはカラーが基本、マンガは未だに白黒が基本

 アメコミは基本効果線とかがない、マンガは効果線とかエフェクトがほとんど、コミックはリアルで写実的なのが多い、コミックはスティライズされているものが多い、コミックはおっさん好き、マンガはロリコン、コミックはストーリー、ラフ、ペン入れ、カラーと分業制が主流、マンガも分業ですが、ストーリーとラフが同じいわばストーリーマンガライターが主流、などなどなど・・・・・


 まったく別の文化です。ただ、最近はコミックにはマンガスタイルに影響されてるものもあったりします、逆に日本でコミックっぽい感じってのはあまり入って来てない、作画スタイルってのが全然ちゃう。


 ストーリーもアメコミはなんとなくだけどサイエンス的合理づけをしようとしてます、マンガはもちろん根性論です。



 ほいでこのオールスタースーパーマンですが、スーパーマンの最近のコミックの中では代表的なものとされてるようです。

 内容はぶっ飛びまくってます、まぁ70年も続いてればこんなことになるかって感じですが、太陽の中に入ったり、地下世界、平行世界、未来人、タイムスリッパー、異世界、死後の世界、四角形の星、サンイーター、ポジトロンライフル、グラビティガン、ってな具合でぶっ飛びすぎ。めちゃくちゃすぎです。

 で、この作品はアンチスーパーマン的な作品でして、今まで、の逆説、ってことなんですね。こういう長ーい物語で、名作とされるものには、だいたい今までの逆、っていうものが多いですね。

 この作品では、スーパーマンが本当に死ぬ、ということになり。死ぬまでに何をするかという作品です、スーパーマンは自分の正体を明かし、自分の秘密を公開し・・・ってことで今までのタブーをすべてやるってことです。

 とにかくぶっ飛びすぎってのがワタシの感想ですね、ストーリーもめっちゃ飛躍して飛んでたり、繋がってなかったりして、初心者にはまったくついていけない。作画もきれいなのですが、まぁ日本受けしない感じ。


 でも作品としてとにかくしっかり作ってるなぁというのは感じます、あとは個人の問題です、が、やっぱお話がぶっ飛びすぎててめちゃくちゃだって感じは受けるなぁ・・・