タンタンシリーズ 18作目
今回は久々の一巻本で、カルキュラス教授が超音波兵器を開発して、それを狙う、ボルジュリア?なる架空の国の秘密警察が教授を誘拐したのを助けに行くというお話。
舞台はジュネーブが中心になっていて、都市部でのカースタントなど、車が登場するシーンが非常に多くって、戦後いかにモータリゼーションが一気に進んだかって感じですね。まるで007みたいな話でして、こういうアクションモノ、にもタンタンの影響が残ってるんだなぁって感じですね。
新しい驚くべき新兵器が・・・っていうのも、いかにも当時のそれっぽい、原爆から水爆、超兵器の開発競争が激化しまくっていた時代でもあります。
核戦争がいつ起こってもおかしくないっていう時代なんですが、やっぱり景気がいいからなのかどっか明るい雰囲気もある、変な時代です、50年代ってやつは。非常に語られることが少ない時代、誰も覚えてないのかもしれん。