タンタンシリーズ 第21作目
カスタフィオーレ夫人がマリンスパイク屋敷へやってきて、そのエメラルドが無くなる・・?というお話。
シェイクスピア風の喜劇でして、たくさんのキャラがいて、同時にいくつもプロットが進行していく・・っていうにぎやかなお話となっております。
ただ今回も問題ありでして、ジプシーが登場します。ジプシーってやつはヨーロッパ人以外には馴染みのない人々で、ロマ、ともいいます。ヨーロッパを旅する遊牧民みたいな存在で、占いやら怪しいことをしている正体不明の集団とも言われていて、まさにシェイクスピア的な装置とも言えます。
ジプシーはまぁ厄介者とされていて、犯罪が起こればすぐにジプシーのせいにされる、偏見を持たれてるわけですね。
タンタンたちはジプシーを養護するのだが果たして・・・?ってやつです。
わざとタブー的な要素をねじ込んでいるという、マスコミにありがちなやり方をしてるというわけです。今でいうとこの炎上商法ですね。