2023年3月31日金曜日

1993 2007 悪魔城ドラキュラ Xクロニクル  悪魔城ドラキュラX 血の輪廻

  非常にややこしい販売をされているゲームであり、プレミアゲームでした。


最初に出たのはPCエンジン版。PCエンジンがマイナーハードであったこともあってプレミアゲームとなる。

 1995年に悪魔城ドラキュラXX 血の輪廻 として、スーファミでリメイクが出ます。ただこのXXは、オリジナルとシステムは一緒だけれど、内容は全然違うというリメイクというより、別ルート追加、みたいなゲームとなっていて、独自のゲーム。


 ほいでオリジナルのX、があまりプレイすることが出来ないよ、ってわけで、PSPでこの Xクロニクル、が発売されたのですが、これはリメイク、でオリジナルの2Dをすべて3Dモデリング化した、リメイク版です。


 だけど! サービスとしてなのか、このゲームで隠しアイテムを獲得すると、オリジナルの、PCエンジン版のX、が遊べるようになります。

 さらに! もう一つ「月下の夜想曲」というゲームも隠しアイテムを獲得すると遊べるようになります。


 というわけで、隠しアイテムを発見すると、ゲームが2個おまけでできるという、ボーナスのほうが本編の3倍くらい容量がある謎ゲームです。


 もしボーナスゲームが見つけられなかったら、このゲームのほとんどが遊べないことになるじゃん、っていうスーパー不親切ゲームととるか、めちゃくちゃボーナスを充実させたサービス過剰ゲームなのかわかりませんが、とにかくややこいゲームです。

 何も考えないで普通にクリアしてしまうと、たぶん30分ぐらいでクリアできる。PSPのソフトとしてはあるまじき薄ボリュームゲームになってしまいます。


このX、自体もややこいゲームでして、ただ普通にルートを脳死で進めると、ラスボスを倒しても逃げられてしまう。

 様々な隠しルートや分岐を発見して、人質を開放したりいくつか条件を満たすことでやっとラスボスが倒せるようになります。

 分岐や隠し条件も非常にややこしくて、普通にプレイではかーーーーなり難しい、っていうか無理、穴に落ちろ、みたいなのどうやって見つけんねんって話だし。攻略情報必須。

 アクションというよりは探索ゲームです。「月花」は完全に探索RPGなので、もうXの時点で探索を作りたかったのしょうね。

 

 しかしグラフィックが進化したことで気づきますがこのゲームかなりデザインがキワモノですよね、敵は骸骨とか目玉とかミイラ、フランケンシュタイン、などおどろおどろしいものばかり、ちゃちなファミコングラフィックとかだと何も思わなかったけど、3Dにしてみると相当なキワモノホラーゲームって感じです。可愛気が全然ない。

 PCエンジン版のマニュアルを読むとわかりますが、デザインはアニメ調です、マリアとかはホラーよりも全然コメディ寄り(コナミって感じのデザイン)ですが、PSP版ではかなりゴシックテイストなイラストになってます(パッケージを見ておわかりか?)全然デザインのテイストが変わってしまったってわけですね。

 どうやらこれは当時PCエンジンで「ときめもブーム」が大爆発してたのでそれを追った為のようです。スーファミリメイクのXX、は逆にこのXクロニクルみたいな、ゴシックで重ためのイラストとなっております。その後の推移を見ると、ドラキュラはゴシック、シリアス路線を選ぶことになります、そっちのほうが海外で受けるとふんだらしい、実際Caslevaniaは海外での人気も高い。

 けど昨今は、アニメ絵、のファンも海外に多い。結局は単純接触効果。何度も同じものを見るとそれが好きになる、というだけの話。粘り強く続けていけば、好み、というのは変わるということです。


 とにかく本当に、隠し、ばっかりの隠し隠しゲームです。隠しすぎなのではないか


言い忘れてましたがゲームの出来としては、そつなくおもろい良ゲーです。ただちょっとだけ過去のものより簡単かも。隠しルートの見つけるのはムズだけど。

2023年3月27日月曜日

1986 信長の野望 全国版

   有名なシミュゲーですね。

もともとはPc88? なるパソコンゲームとして発売されたもの。


 ワタシがやったのはスーファミ版ですが、信長の野望シリーズ死ぬほど移植とかが多くてなんやらかんやら全然わからん。ナンバリングも、なんとかの巻!風雲の巻!みたいなつきかたなのでどれがなにやらさっぱわからん。


 これは全国版とあるように、初代、をさらにアップグレードさせて全国対応になった、いあわば信長の野望2です。


 難易度が高い・・・、というより、ムリゲーというか運ゲーというか。

クリアする方法はあります、寿命が長くてはしっこの国からスタートすること、これが唯一の攻略法ですね。


 このゲームは守るほうが圧倒的有利で兵力が2倍ないと攻めて勝つのは難しい。ということは兵力が2倍あると戦争仕掛けられるのかというとそうでもない。自国に兵を残しておかないとすぐに本拠地を攻めて奪い取られてしまいます。だから兵力は残して置かないといけない、つまり3倍の兵力が無いと戦争は出来ない。

 しかしはじっこの国で一国しか接していない場合は2倍の兵を残さないでいいので全軍突撃できる。

 つまり(接している国)+2倍、の兵力が常に統一には必要ということ。


ほいでこのゲームだいたいどのプレイヤーも勢力は同じなのです。武将の能力とかほぼ関係ない。だいたい同じ力の相手に対して、3倍の兵力を持つってことはほぼ無理なわけ。2カ国以上の国に囲まれているスイスみたいな国は絶対に勢力を伸ばせない。信長も地政学的には非常にむずいところにいる

 つまり端っこの国でしかほぼ攻略不可能というわけなのです。

 ゲームはプレイヤーの大名が死ぬまで続く、ということは寿命が長いのが圧倒的有利。


 ある意味これは非常にリアルでして、歴史でも戦国時代、みたいなのはどこの国家にもあるのですが、だいたい統一を果たすのははじっこの国です、中国の秦、イングランド、信長みたいに真ん中から勢力を広げるのは例外中の例外。

 信長みたいに、天運、が味方して圧倒的に少数兵なのに、北条氏がアホで奇襲が成功するってことがなけりゃどうにもならん。

 このゲームには、休憩して休んでる相手の武将に奇襲をしかけるってことは出来ずに、兵力の数だけが勝負なので端の国以外では攻略は激ムズ、非常に運に左右されます。


 ある意味すげーリアルなゲームでして、リアルであればあるほど、全国統一ってむじーってことに気が付きますね。

 戦争を遂行するうえで、結局カネがすべてであり、共産主義(税率100%、すべて共有)ってのは理論上最強ってことに気づくのですが、税率を上げると民衆が怒って一揆したり離反したり裏切ったりします。


 非常にムズゲー


 たぶん新しくなるにつれて、どんどん勝ちやすくなってるんでしょうけど、このゲームはリアルそのもので、純粋な数の勝負なので、ある意味これ以上ないリアルなシミュゲーと言えます。

 マニア以外にはとにかくムズすぎるゲーム。

2023年3月24日金曜日

2022 シン・ウルトラマン

  なんか誰もこの映画について語っていない感じがしたのは気の所為でしょうか?


シン・ゴジのときはみんなやいやい言ってたのですが。


 まぁ感想は一言で済みます。


 アニメのほうがいいか。


 実写はアニメーション描くのが面倒だからやってる手抜きとしか感じられぬ。写真よりも絵のほうがやっぱりいいですよ。

 写真展と、美術展、どっちに行きたいっていったら当然美術展でしょ。


(ほいで俳優の演技もやっぱちょっとさむいか・・・台詞回しがアニメのそれなんで、実写でやるとやっぱ変ですね)


 でもこの映画は特撮、っていうものに対する感謝というか、特撮を生かした映画を作りたいっていうことだと思うのでまぁ已む無しなのかも。

 映画の物語は、ウルトラマン第一シリーズを一本の映画にハイライトでまとめてるって感じで、展開がサクサク進みすぎて、ハリポタみたいですね。急ぎすぎって気もする。でもところどころ光るところもある、それは監督の才能ですわね。アングルとかカット割りとか、やっぱ現存する映画監督の中でもピカイチだと思う。

 今ではあんまり聞かない言葉ですが、ビデオマニアなんですわね、庵野氏は。ビデオドロームね。動画というもののマニアなんです。フレーム単位で映像をしゃぶりつくすっていう。

 今そんなかじりついて、ビデオ、というものを分析、解析的に見てるやつはおらんでしょう。あまりにも動画がありふれてるからか。

 そうやってフレーム単位で映像を作ってる人間もいないですしね。

2023年3月23日木曜日

1939 Mike Mulligan And His Steam Shovel by Virginia Lee Burton

  this is a story about man and his favorite Steam shovel car named Mary Ann.

 

 Steam shovel is very good, but electric one appeared, and Steam shovel got outdated.

  man and shovel car got out of big cities, searching a place for them. Can they find another place to live? 

 

 well you should find out by reading it! 

2023年3月19日日曜日

1902 The Tale of Peter Rabbit Beatrix Potter

  Another famous classic title. 


 but its story is very simple and short. Peter rabbit go out adventure, alomost caught by farmer, he barely escape from his hands and succeeded ran away.


 That's all. All of you may know, its painting is fine work captures cuteness of rabbit. Humanize, is the key topic in many stories this one is pioneer.


2023年3月18日土曜日

2015 Avengers: Age of Ultron アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

  MCU 第11作目、ヒーローが総登場する、アヴェンジャーシリーズです。


 今回の的は、アイアンマンが作ったAIが暴走して、ウルトロンっていうヤヴァイAIが作られてしまったよ、っちゅー話です。


 ほいでなんか強化人間みたいなやつもアヴェンジャーに敵意を持って現れました。


ふ~む。


 ただでさえ、キャラのごった煮で腹いっぱいなのに、さらにそこに、誰やねん!っていう新キャラが続々登場して、非常にとっちらかった映画になってるとワタシはおもいますね。


 それとちょっとやっぱ考えすぎか・・・?なんかプロットを捏ねくり回し過ぎてる気がしますね。まぁわかるけども・・・、ほいでこういうオールスターものの作品って、ちゃんとまとめるのが激ムズ案件だったりしますしね。


 ほいでコミックが原作ですから、脚本家のせいってわけじゃあないのかもしれません。


 映画で詰め込める情報量とコミックや本に詰め込めるものって違いますからね。本なんて一週間くらいかけて読むものだったりするし、コミックも同様に 静的、 メディアですから何回も読み直せる。映画はどんどん流れていっちゃうものだから、長い説明とかしてると映像だとダレる。


 それでも映画としてはガンガンに金がかかっていて、ギュンギュンに派手なバキバキドカンですので、まぁまぁ見れます。


 ん~~~。まぁまぁですね。

2023年3月16日木曜日

1926 Winnie-the-Pooh  A. A. Milne

 Every one know about winnie the pooh. it seems like posession of Disney, but it a'int.


 it is a novel by A.A.Milne. i know about him a llitle. he wrote many book other than this story of pooh, not only childrens books, poetry, Mystery books are also famous.


 this book is kind of hard to read. its writing style is humorous, so sometimes it make  non native people confused. the storyteller is unknown to the reader, can't find out 

who the "I" is.


 but any way this one is Classic. no dought. this book wrote in 1926, almost century ago, but it still feels like very new, really fresh.


2023年3月11日土曜日

2022 RRR S. S. Rajamouli

  めっちゃ話題になっているインド映画。


 インド映画の中でも、テルグ語、なるテランガーナ州に本拠地をおいている、通称「テリウッド」の作品でして、もう一つのボンベイを拠点とした「ボリウッド」のライヴァルみたいなことなんですって。


 まぁインドは10億近く人がいる巨大な国家で、正直むちゃくちゃ広いわけで、いくつも映画産業の本拠地があっておかしくないわけですね。

 インドには公用語が22?くらいあるらしく、やっぱりインドは深いですね~。テルグ語なんて言葉初めて知りましたもの。



 めちゃくちゃ超大作で3時間超え。普通の映画の二本分ある。それもダラダラ続くわけじゃなくていくつか章分けされていて、むちゃくちゃ金かかってる。

 こんなにインド映画って盛り上がってるんだ!ってびっくりするぐらいの大規模なスペクタクル映画となっております。

 こういう超大作映画、ってのを久々見た気がする。


 内容は実在のモデルがいる、インド独立の英雄を、かなりデフォルメした物語となっていています。


 まずすげー新鮮なのは イギリス人がむちゃくちゃ悪いやつとして描かれていること。白人=ほぼ敵っていう構図。 これはすっげー新鮮。


 この映画だけじゃなくて、白人支配の終焉、という世界的なムーブメントなのかもしらん。中東はアメリカを追い出すことに成功しましたし、いつまでもアメリカの傘の中で腑抜けてる国はどっかの国はすっげーダサく感じる。

 インドは牙折れて無い、自分の足で立ち、自分の頭が考える。独立、ってことを大事さを骨身に染みて教えられたってことなんでせう。

 そういうわけで、エンタメ映画なんですが、結構ナショナリズムな映画で、めっちゃ新鮮です。とにかくいろいろへー、ってなることも多い。


 そしていまだに、ラーマとビーマセーナ、っていうラーマヤーナ、バーラタ的ヒンドゥー神話的なものがものすごい色濃い、ほいで地域で全然ちゃう。

 地域によって、アルジュナよりもビーマセーナのほうが重要視されてるとききますが、このテルグ語の地域ではそうなんでしょう。


 もちろんインド映画につきもののダンスもあります。

 

 もっと明るくて楽しい、いかにもインドのダンス映画ってので流行ってるのかと思いましたが、おもったよりもめっちゃシリアスで政治的な話でした。もちろん重くなりすぎないように音楽とかダンスでバランスを取っておりますが。アクションシーンも、独特ですね、ハリウッドアクションとはかなり異なる。これも新しいなぁって感じです。



 確かにこれは見ておくべき映画かも、とにかく超大作ですから。インド映画すげーってなります。何より、インドで映画熱が高いのだなっていうのが伝わってきますね、みんな映画が好き、ってのが伝わります。結局観客が映画を作るんですわ。

 

2023年3月9日木曜日

2018  放射線について考えよう  多田将

  核エネルギー下調べシリーズ。


 この多田将ってのは、物理学者なのに金髪で、一般向けに放射能関係の学術書をたくさん書いている人。

 学者会ってのはこういう色物を結構嫌いますよね、ちっ、一般受け狙いやがって、他にもメディアに出まくっていたり、ヨウジヤマモトで全身コーデをしてたり、そういう学者は嫌われ者です。

 合理的に考えるのだからリベラルでありそうなもんですが、科学者ってのはたいてい保守主義、上流階級出身のことが多いですからエリート官僚主義なとこがあります。

 見た目とか階級とか地位とか賞だとか学閥だとか、くだらないことに一番こだわる。科学者というと、名前の次に どこの大学、どこの組織、〇〇賞受賞、などが表記されますし

 まぁ言ってしまえば科学者も他の殆どの職種と同じでたいていはクズばっかりです。頭が良いからといって人格が優れてるってのはあまり関係がない。


 明幸堂 なる謎の出版社から出版されてるのもそういうわけ。


 ただ、ワタシみたいな、創作のネタ探し、みたいなのをしてる人間にとっては、別にそこまで正確である必要は無いので、こういう多少歪んでいても、素人にもわかりやすく説明してくれる人はありがたいというわけ。ミチオ・カクとかね。


 この本はもともとネットに公開されていたものを本にしたもので、ところどころ、こういう大衆科学の本でも珍しいですが、世間のアホに対する憎悪みたいなのが込められております。何も知らんくせに騒ぐマスゴミ、デマばっかり流すネットニュースのカストリ記者、まぢで腹立つ。ってことみたい。

 確かに核力関係の仕事をしてる人間は、世間のアホ共に格好の標的とされて迫害されているでしょうから、めっちゃムカつくんでしょうね。 


昨今世間には、アホがめっちゃおる、ってことがあらゆるとこで問題になっておりますね。

 まぁまぁアホはほっておけよ、では済まなくなっている。


 確かに結局どんだけ対策やら安全やらを考えたとこで、アホが全部ぶっ壊してしまう可能性があるから 安全 を考えたら何も出来ない。ってことになる。

 飲酒運転をするアホ、電話しながら運転するアホ、強盗をやって海賊気取りのアホ・・・・、そういうアホが核発電所にも、それの経営者にも必ずおるわけで、アホなミスをしでかし、全部オシャカにしてまう。最悪コミュニティ、国家、人類を破滅させてしまうかもしらん。


 頭が良くて、優秀で勤勉、誠実、無欲な人材、が部品みたいに安定供給されないとすぐにアホの侵食を受けて組織は爆散してしまうわけですが、優秀な人材、ほど確保が難しいものはない。高いカネ出せば手に入るってものでもない。それなのに何かを設計するときに、そういう優秀な人材はいくらでも手に入るっていう前提であることが多いのです。


 アホが存在する限り、 安全  は無いということ。

安全対策、などをするよりも、アホを減らせばいいのじゃあないかってことなんですが、これが当たり前ですが無理。会話にもならん。知能障害かもしらん。遺伝子障害かもしらん。精神障害かもしらん。とにかく、アホをカシコにする方法は今のところ無い。


 厳重に管理されてる、安全に注意している、ぜーーーーーんぶ嘘ですものね。信頼すべき根拠が何もない。どうせ作ってるやつアホやん。

 どっかでアルバイトでも少しでも働いたことがある人ならわかると思いますが、ちゃんと管理されてる、ものなんてこの世には1つもない。たいていはなぁなぁになってるか、違法行為が当然になってる。労働基準法なんてだーれもまもっとらん。

 法令遵守、なる言葉がある時点でおかしいですもん、じゃあ今まで守ってなかったってことじゃん。今年のスローガンは「法律を守ろう」、って言ってるみたいなこと。


 別の見方をすれば、今まで、世間にはアホばっかりだ、っていうのを意図的に見過ごしてきたフシがあります。

 放射線なんかよりもアホが一番危険。という本でした。


 一時期原発の無い国に住みたい!みたいなこと言ってるアホがおりましたが、ワタシはアホのいない世界に住みたい。切にそう願います。

2014 Guardians of the Galaxy ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

マーヴル映画シリーズ 第何作目かは忘れた・・・・


 今回はガーディアンズオブギャラクシー、タイトルが示す通り、ゴリゴリのSF作品です。しかもたぶん原作は結構古いコミックですから、一昔前のSFコミックって感じですね。


 これは今もそうなんですが、向こうのSFって、SFすぎる、ハードSFが多いのですわね。ちょっと未来感、っていうよりはバチバチにゴリゴリに宇宙。


 ストーリーに関しては、ほとんど、なんじゃあそりゃあ。の嵐です。説明しようっていう気が無い。


 でもそんなこと別にどうでも良くて、とにかく派手で、ギラギラのメカメカです。こういうのが好きな人には刺さる映画だと思います。ワタシはそんなSF好きではないんですけど、今までのMCUでは一番楽しめた。


 登場キャラのほとんどが特殊メイクとフルCGキャラクター。これ毎回撮影のたびに特殊メイク何時間もやってからようやく撮影スタート・・・ってまぢで地獄だなと思いましたねw 特殊メイク待ちだけで何百時間使うねん・・ってことだと思う。フルCGのキャラのほうがよっぽど楽だわ・・・、でも実写と合成させんの面倒クセー!!ってことだと思う。


 なんにせよすっげーカネと労力が使われてるのだとひしひし伝わって来ます。


ヒロインが全身真緑の女ピッコロみたいなやつってのも挑戦的ですよね。こいつが人気でるとは思えない・・・、けどこの映画はそういうことなんだぞ、っていう表明でもあると思います、白人金髪美女で客を呼ぼうなんて考えてない、緑色だぞ!オラァ!っていうことなんでせう。

 映画全体としても明るい感じで良いと思いましたね。最近のカッコつけガチなハリウッドではなくて、ネアカの良いハリウッドが戻ってきたって感じ。音楽が全部オールディーズなのもそういうことなのだと思う。

2023年3月5日日曜日

2013 Despicable Me 2 怪盗グルーのミニオン危機一発

  デスピカの第二作。


 今回はグルーの結婚相手探しがメイン。


ふ~む・・・・


 ちょっとテーマが安易かなと思いますね、「恋愛」、っていうスキームが使われるのは、ほとんどもう「約束事」が決まっていて、新しく考えなくても、こうやれば面白くなる、っていう「型」、が決まってるのですよね。

 宮崎駿はその「型」みたいなのをぶっ壊してぇって「千と千尋」みたいな作品を作ったわけですが、この映画は「型」にハメすぎてる気がする。


 もちろん子供向けのファミリー作品なので。「型」でいいのかもしらんけど、やっぱ展開が読めすぎてる気がしますね。


 第一作目は、悪役が、孤児の女の子たちを引き取ることになり・・?っていう型から外れた、逆張りだったわけですが、第二作は完全に型どおり。


 もちろん細かなアニメーションや、小さなギャグなどの出来はやっぱさすがです、遊び心、アニメーション力も高い。


 あとヒロインのデザインもなんか・・・?ん~・・・、ちょっと違うかな?


アニメーションの出来はグッドです、やっぱプロットがどうもね。ワタシが恋愛映画が嫌いってのもあるけども。


 子供向けアニメだけど、アメリカの現状ってのを反映してますね。アメリカはスペイン語系の人口がめちゃくちゃ増えていて3割近くなっている、このラテン系の影響ってのがエンタメ業界でも相当増えて来ています。


 あとテーザー銃、ってのが日本ではまったく馴染みがないけども、要するに遠くまで飛ばせるスタンガンですね。実弾で犯罪者を撃つと殺してしまうので、テーザー銃が警察に使われるようになってるんですアメリカは。

 

2023年3月1日水曜日

2015 世界の原発と核兵器図鑑 ブルーノ・テルトレ

  フランス語翻訳の核に関する本。なんでフランス?と思いますが読めば納得、フランスは国内発電の7割を原発で行う、原発先進国なのですって。


 薄くて大きく図がいっぱいあるタイプのわかったようにさせてくれる感じの本。


 核、は良い悪いではなくて、純粋な力、わからないからって恐怖したり、エキサイトしたりヒステリーを起こすな、ということを伝えたいという本です。核に関係してるまともな人間は誰もがそう思ってるでしょう。

 知らないやつが適当な事言うな、これです。


 今電気代がバカ高いってみんなぶぅぶぅ言ってますけども、原発をヒステリーを起こして停止させた報いがここに来てる、ドイツだって原発をやめたおかげで、ロシアがウクライナと戦争してても、ロシアにエネルギー依存してるおかげで何もできん。そういう環境だの未来だの、って後先考えずに綺麗事を言う連中を エコロジスト と言うようです。

 

 原発をやめよう!っていう綺麗事のおかげでこういうしっぺ返しが来たというわけです、原発は危険だっていう主張はわかる、じゃあ代わりはどうすんの?っていうことをエコロジストは何も考えちゃいない、感情に訴えかける情実主義ですから。

 化石燃料は安全性、安定性とはまったくかけ離れとる。


 安全なエネルギーなんて無い、っていいますが、エネルギーにかぎらず、安全で安定したもので有用なものなんて無い、と言っておきましょう、安全で安定してるもの、は使い物にならないということです。

 有用なものは取り合いになるので絶対に不安定になる。


 それにしたって、福島原発事故は、ここ最近の歴史の流れでまじで最悪の方向に向かわせちまった事件だと思いますね。現在の状況の遠因が結構こっから来てる。


 原発には、何重にもセーフティがかかっていて、安全対策はしっかりしている、とこの本に書いてあるのですが、福島原発ではまったく作動せず。


 なんでセーフティが機能しなかったのか??


停電したからです。


 いや、アホすぎるだろ。停電したら全部アジャパーになってしまう設計で、セーフティを作ってたんですって。でも原発っていろんな査察が入って、日本だけで作ってるわけじゃあないはずなんです。その誰も、これ停電したらダメじゃね?って言わなかったというわけ。


 査察の奴らも全員アホしかいなかったのです、どうせ接待と賄賂ばっかで査察なんかしてないんでしょう。

 これで核エネルギーに関する信頼度は0、何を言っても全部ウソにしか聞こえません。彼らは最悪のミスをおかしたってわけです。自分たちのミスだけじゃなくて、人類全体へ非常に悪い影響を及ぼした。

 他の国々で原発を作るのを推し進めてた人々は、何シてくれてんXXXがよぉ!って激おこだったでしょう。

 そして、感情主義が加速して、反知性主義みたいな流れがこの10年、進歩と逆向しています、もう頭いぃぶったやつらには騙されないぞ!あいつら嘘ばっかりだ!ってこと。実際その通りだからどうしようもない


 チェルノブイリも原因は結局ヒューマンエラー、ポカしたってことです。核エネルギー自体は悪いことは何もないのに、人間がアホすぎて使えない。悲しいことです。


 今原発についてなんかいっても、誰一人信用しないでしょう。どうせバカがまたミスするだけじゃんって話。

 正直何をどう頑張っても、最後にはアホな人間がいる、ということで全部行き止まりになってしまう、まさにデッドエンドです、政治には関わらないに限るってことですね。


 ちなみに、兵器関連では、核、民生利用では、原子力、という別のコトバを使って印象操作しなきゃいけないらしいです。英語では当然同じ Nuclear、です。


 この本は当然のことフランスの核政策は充実してるぞ、という宣伝なのですが、あながち嘘でもない、まぁまぁの核軍備、原発の技術、国民の理解などを得ています。第二次大戦ではこてんぱんに負けたってことが、やっぱフランス人の中に危機感として残ってるのだと思います。もう二度と侵攻されるのはごめんだ、他の国にエネルギーを頼るのも、キレイゴトじゃなくて、武器を持て、ってことなんでしょう。そして一応戦勝国として、優位な立場にもあります。

 なんだかんでいって、未だに、枢軸国と、連合の亀裂は続いておるというわけですね。


 ワタシはハッキリいって核軍備をしっかり持ってる国に住みたい。


世界の国々は当然、日本をこれから核軍備をしかねない国の筆頭として考えております、そりゃそうだよね。