核エネルギー下調べシリーズ。
この多田将ってのは、物理学者なのに金髪で、一般向けに放射能関係の学術書をたくさん書いている人。
学者会ってのはこういう色物を結構嫌いますよね、ちっ、一般受け狙いやがって、他にもメディアに出まくっていたり、ヨウジヤマモトで全身コーデをしてたり、そういう学者は嫌われ者です。
合理的に考えるのだからリベラルでありそうなもんですが、科学者ってのはたいてい保守主義、上流階級出身のことが多いですからエリート官僚主義なとこがあります。
見た目とか階級とか地位とか賞だとか学閥だとか、くだらないことに一番こだわる。科学者というと、名前の次に どこの大学、どこの組織、〇〇賞受賞、などが表記されますし
まぁ言ってしまえば科学者も他の殆どの職種と同じでたいていはクズばっかりです。頭が良いからといって人格が優れてるってのはあまり関係がない。
明幸堂 なる謎の出版社から出版されてるのもそういうわけ。
ただ、ワタシみたいな、創作のネタ探し、みたいなのをしてる人間にとっては、別にそこまで正確である必要は無いので、こういう多少歪んでいても、素人にもわかりやすく説明してくれる人はありがたいというわけ。ミチオ・カクとかね。
この本はもともとネットに公開されていたものを本にしたもので、ところどころ、こういう大衆科学の本でも珍しいですが、世間のアホに対する憎悪みたいなのが込められております。何も知らんくせに騒ぐマスゴミ、デマばっかり流すネットニュースのカストリ記者、まぢで腹立つ。ってことみたい。
確かに核力関係の仕事をしてる人間は、世間のアホ共に格好の標的とされて迫害されているでしょうから、めっちゃムカつくんでしょうね。
昨今世間には、アホがめっちゃおる、ってことがあらゆるとこで問題になっておりますね。
まぁまぁアホはほっておけよ、では済まなくなっている。
確かに結局どんだけ対策やら安全やらを考えたとこで、アホが全部ぶっ壊してしまう可能性があるから 安全 を考えたら何も出来ない。ってことになる。
飲酒運転をするアホ、電話しながら運転するアホ、強盗をやって海賊気取りのアホ・・・・、そういうアホが核発電所にも、それの経営者にも必ずおるわけで、アホなミスをしでかし、全部オシャカにしてまう。最悪コミュニティ、国家、人類を破滅させてしまうかもしらん。
頭が良くて、優秀で勤勉、誠実、無欲な人材、が部品みたいに安定供給されないとすぐにアホの侵食を受けて組織は爆散してしまうわけですが、優秀な人材、ほど確保が難しいものはない。高いカネ出せば手に入るってものでもない。それなのに何かを設計するときに、そういう優秀な人材はいくらでも手に入るっていう前提であることが多いのです。
アホが存在する限り、 安全 は無いということ。
安全対策、などをするよりも、アホを減らせばいいのじゃあないかってことなんですが、これが当たり前ですが無理。会話にもならん。知能障害かもしらん。遺伝子障害かもしらん。精神障害かもしらん。とにかく、アホをカシコにする方法は今のところ無い。
厳重に管理されてる、安全に注意している、ぜーーーーーんぶ嘘ですものね。信頼すべき根拠が何もない。どうせ作ってるやつアホやん。
どっかでアルバイトでも少しでも働いたことがある人ならわかると思いますが、ちゃんと管理されてる、ものなんてこの世には1つもない。たいていはなぁなぁになってるか、違法行為が当然になってる。労働基準法なんてだーれもまもっとらん。
法令遵守、なる言葉がある時点でおかしいですもん、じゃあ今まで守ってなかったってことじゃん。今年のスローガンは「法律を守ろう」、って言ってるみたいなこと。
別の見方をすれば、今まで、世間にはアホばっかりだ、っていうのを意図的に見過ごしてきたフシがあります。
放射線なんかよりもアホが一番危険。という本でした。
一時期原発の無い国に住みたい!みたいなこと言ってるアホがおりましたが、ワタシはアホのいない世界に住みたい。切にそう願います。