2023年3月27日月曜日

1986 信長の野望 全国版

   有名なシミュゲーですね。

もともとはPc88? なるパソコンゲームとして発売されたもの。


 ワタシがやったのはスーファミ版ですが、信長の野望シリーズ死ぬほど移植とかが多くてなんやらかんやら全然わからん。ナンバリングも、なんとかの巻!風雲の巻!みたいなつきかたなのでどれがなにやらさっぱわからん。


 これは全国版とあるように、初代、をさらにアップグレードさせて全国対応になった、いあわば信長の野望2です。


 難易度が高い・・・、というより、ムリゲーというか運ゲーというか。

クリアする方法はあります、寿命が長くてはしっこの国からスタートすること、これが唯一の攻略法ですね。


 このゲームは守るほうが圧倒的有利で兵力が2倍ないと攻めて勝つのは難しい。ということは兵力が2倍あると戦争仕掛けられるのかというとそうでもない。自国に兵を残しておかないとすぐに本拠地を攻めて奪い取られてしまいます。だから兵力は残して置かないといけない、つまり3倍の兵力が無いと戦争は出来ない。

 しかしはじっこの国で一国しか接していない場合は2倍の兵を残さないでいいので全軍突撃できる。

 つまり(接している国)+2倍、の兵力が常に統一には必要ということ。


ほいでこのゲームだいたいどのプレイヤーも勢力は同じなのです。武将の能力とかほぼ関係ない。だいたい同じ力の相手に対して、3倍の兵力を持つってことはほぼ無理なわけ。2カ国以上の国に囲まれているスイスみたいな国は絶対に勢力を伸ばせない。信長も地政学的には非常にむずいところにいる

 つまり端っこの国でしかほぼ攻略不可能というわけなのです。

 ゲームはプレイヤーの大名が死ぬまで続く、ということは寿命が長いのが圧倒的有利。


 ある意味これは非常にリアルでして、歴史でも戦国時代、みたいなのはどこの国家にもあるのですが、だいたい統一を果たすのははじっこの国です、中国の秦、イングランド、信長みたいに真ん中から勢力を広げるのは例外中の例外。

 信長みたいに、天運、が味方して圧倒的に少数兵なのに、北条氏がアホで奇襲が成功するってことがなけりゃどうにもならん。

 このゲームには、休憩して休んでる相手の武将に奇襲をしかけるってことは出来ずに、兵力の数だけが勝負なので端の国以外では攻略は激ムズ、非常に運に左右されます。


 ある意味すげーリアルなゲームでして、リアルであればあるほど、全国統一ってむじーってことに気が付きますね。

 戦争を遂行するうえで、結局カネがすべてであり、共産主義(税率100%、すべて共有)ってのは理論上最強ってことに気づくのですが、税率を上げると民衆が怒って一揆したり離反したり裏切ったりします。


 非常にムズゲー


 たぶん新しくなるにつれて、どんどん勝ちやすくなってるんでしょうけど、このゲームはリアルそのもので、純粋な数の勝負なので、ある意味これ以上ないリアルなシミュゲーと言えます。

 マニア以外にはとにかくムズすぎるゲーム。