さてマイナーな出版社からでも出てる通り、真面目な本ではありませぬ。
魔法、魔具、魔術、召喚・・・
いや扱うトピックが多すぎるだろ!こんな小さな本に!
ってわけで、広くあさーくざーーーっとトピックを紹介するための本でして、これで気になったものをおのおのディグしてくれよなって感じですね・。
扱うトピックはなかなか広くて、古今東西、扱っています。
こうやってみるとこすられすぎてもうダサくなってしまったものと、あんまり手がつけられてないものがわかりますね。
ダサいものの筆頭は日本の戦国、これはもう第二次大戦とならんで死ぬほどこすられたのでもう語るべきことは何もないでしょう。あと三国志。
戦国と絡めて忍者、ですね、真田幸村とその仲間たち、もう聞き飽きた、やめてくれー!ってなる。
それともちろんキリスト教ですか、もう聖書の話もやめてくれって感じ。
案外手がついてないのが、陰陽道です。いや安倍晴明とかいろいろあるやんと思いますが、実際陰陽道ってなんなん?って言われるとめちゃくちゃぼやーっとしている。
安倍晴明のライヴァル、蘆屋道満も。道満ってどういうビジュアル?って言われてあんまり道満のルックスが思いつくヒトはいないと思います。FGOの道満くらい、もちろん史実とはあまりにもかけ離れまくっている。何一つ道満とは関係ないと言っていい。
それと「カレワラ」、これはフィンランドの神話ですが、日本では知名度めっちゃ低い。
さらにモンゴルの神話、これも誰も手をつけてない。モンゴルに神話があるということすらあまり知られてない。
ケルト神話も、これというバイブルみたいなのがないおかげで、全容がちっともわからない。クー・フーリンという英雄がいた、くらいしかわからぬ。
まぁこれは、ものづくりがするヒトがネタ探しに読む本でして、一般の人にはあんまり興味ないものかもしれませんね。