2015年4月12日日曜日

2007 star ocean first departure スターオーシャン ファーストディパーチャー

 誰も1をやったことが無いゲームとして有名なスターオーシャンの1をプレイするチャンスをやっと得たって感じだったのですよね、このPSP版。といっても移植じゃなくてほぼフルリメイク、しかも開発をトライエースから買い取りで違う会社が作るっていう、ほぼ別のゲームといってもいいようなものであります。
 でもこれでやっと、元ネタがわかるっていうか、2,3で何なのそれ?っていう感じだったものが納得いきますね。

 
 古いゲームのリメイクばっかしで新しいものがなんにもない、っていう批判はよくありますけれど、ゲームに関しては、Iはやっぱスーファミの頃のゲームが、ゲーム、っていうものとして丁度のなんかコンパクト感っていうか、ニンゲンらしさみたいなものがあって、一番良かったんだと思うヒトなので、それが今の携帯ゲームくらいであるってわけで、結局このくらいのボリューム感が一番ゲームとしてまとまるんじゃないかって思いますね。たまたまPS4のバットマンのゲームのCMを見ましたけれど、なんか映像ばっか綺麗なのはいいけれどゲーム性が全然ねぇなって感じがするのですよね、綺麗な3Dアクションゲームに限ってボタン連打で終わってしまうってことがありすぎる・・・。
 ニンゲンはニンゲンのカラダっていうハードを乗り換えることが出来ないから、ゲームのハードだけ進歩しても限界があります。クルマにしたって、みんな300Kmで走ればいいのにカラダがついていかないのですわね。クルマだけ進歩して500Km出るようになったとして、ニンゲンはついていけない。性能を追い求めたって意味ねぇってわけです。


 さてそんな話はいいとして1はあれですねー、攻略本ありきゲーです。さすがスーファミって感じ。ちゃんと手順を踏まないと仲間が入らないってことが多すぎる・・・隠しイベントも死ぬほど多いし、たぶん普通にやってたら奥義をどうやったら覚えるのかちっともわからんしね。アイテムクリエイションも攻略本なしでは絶対にいいものなんか出きっこない。

 そして一番批判されとるのは魔法のエフェクトが長すぎるってことです、初めはいいとしてショートカットにするかリアルタイムにするかしないとゲームのほぼ半分、ただぼーっと魔法のエフェクトを見るだけになります。敵のにしろこっちのにしろ魔法がエグ強い、これもスーファミの悪いとこですけど、ラスボス以外は魔法連打で勝てるので全然アクション感がありません。

 その中でも個人的に一番辛いのは必殺技が2つしかつけられないってことですね、嘘ぉん、って感じですがLとRの2つしか技を使えないって、ひどすぎるぜ。


 ストーリーは毎度のことですけど後半めっちゃ崩壊してますね。最初は宇宙船に乗ったらもう二度と自分の星には戻ってこれないのだ!と言ってたくせに普通に行き来出来るようになるし、挙句の果てにちょっと手を貸してよ、みたいな感じで普通に宇宙船が乗り付けてきますからね。じゃあ最初の

もう二度と帰ってこれないぞ! 
それでもIは行く!トモダチを救うために


 みたいなシーンはなんやってん!って感じです。それもタイムゲートで過去とかにもひょいひょい行きだしますから・・じゃあもっと過去に戻って悪いやつが生まれる前に倒せばいいじゃん・・・・・。



 まぁそんな問題点は多いにあるけれど、暇な時間に携帯ゲームでやるには面白すぎるゲームなんでやって損はなしでやんすね。
 これは非常に個人的な話しなんですけどプロダクションI,Gの、仕事ですから。っていうのが丸出しの、何の遊び心も無い、ただクレームは絶対来ないであろうクオリティのアニメが嫌いですね~w個性のカケラも無いっつーか、中国に外注しすぎだろっていうか・・・・。ビジネスビジネスって感じのアニメやな~・・・確かにこういうビジネスビジネスっていう手書きアニメなら、3Dアニメにしちゃったほうがマシです、だって同じですもん。
 あと音楽もどっかのイケメンバンドがプロデューサーの力頼みで作った感じで釈然としない。AVEXとかSONYのニオイがする・・・。総じてカネのニオイがするのですね。

これはトライエースは俺たちの開発ではない!!って強めに言いたいのもわかる。トライエースはデバッグはしないけれど遊び心はある人達ですから。