ガンダムのOVA。OVA黎明期の作品ですね、OVAって回収出来るんだろーか?って不安になりますけども、割とダイジョブなんじゃないか、って自体のヤツです。アニメって実は実写よりも安上がりなんでしょうね、どこを削られてるかというとアニメーターの給料は惨憺たる自体で、今では海外に外注する始末なんですけど。実写の俳優は事務所の圧もありそこまで削りきれないのでしょうね。
キャラデザインはヒジョーにダサいですw ワタシの趣味かもしんないけど、80年台アニメには謎のダサさがありますよねー、あれってなんなんだろ?やぼったい・・・。それより前のもっとシンプルな作画は、まぁシンプルやなーって感じなんですが、二段塗りとかそういうのが出来る余裕が出てくるとなんか、ださいっていうか・・、イタい女の子が描く絵っぽい感じなんですよねー。これで伝わるだろふか・・・。けどZガンダムはかなりいい作画だったのになんで悪くなるの?って感じです。
ただメカデザインには出渕氏が入っていて、このヒトが入ってるか入ってないかで雲泥の違い、プラモデルっぽいガンダムから、嘘くささはあれ、なんとなくリアルで、なんとなく理屈はあるぞって感じのガンダムになります。ガンダムってのは大きいんだぞっていうスケール感を重視したって感じですね。 スパロボでいっつも出てくる使えないパイロットのバーニィとクリスが何者か初めてわかりました。
鳥山明が1990年前頃に出てきて、そのダサい80年台の風潮から、スタイルを持った洗練された感じになります、鳥山明スタイル。オタクっぽい感じを、POPでスタイリッシュ、ややアメコミっぽいテイストにがらっと変えた。マンガやアニメってのがサブカルから、もはやメイン、に変わったのもこの頃だと思います。今でもナルトやワンピのジャンプ長期連載にそのスタイルは引き継がれてますものね。
そんなことはいいとして、このOVAは6話なんですが、別に章立てする必要はなくてただ映画を6分割しただけって感じですね。
シナリオはひじょーにベタです。ベタ中のベタ。戦争に憧れる少年が、戦争の悲しみを知るのだ。っていうやつ、こすられまくってるけど、まだまだこすり足りないっ!ってヤツです。少年が軍隊の逃走兵とか傷を負った兵士と仲良くなり・・・・、みたいなん。スピリットオブビーハイブとか、マシンガンナー、タルコフスキーにもそんなんありました。
戦争と子供、っていうネタもこすられまくってるけど、まだまだこすりきってないって感じみたいです。
ベタってのはある程度型が決まってるので、総崩れ、超展開ってことにはなりません。水戸黄門で宇宙人が攻めてくることはありません、忠臣蔵がボロボロになるなんてこともない。
ただOVAなんてコアなメディアなんだからもっと攻めたのでも良かったんちゃうとも思いますけどね。
ただサブタイトル、これはサイアクですねーw 何この面白くなさそうな感じ。