WIIのキラータイトルとしてもちろん発売されたマリオシリーズのフラッグシップタイトルです。ついに宇宙、が冒険の舞台。
なんて説明すりゃいいのか、重力アクションゲームってとこでしょうか。今までにないあらたな、星スクロールアクションゲームです。酔わない、とネットのレビューなどにはありますが、酔うヒトは一発で酔う。脳みそぐりんぐりんになる感じのゲーム。
マリオチームのフロンティアスピリッツにはまいるぜ!って感じの、斬新極まりないゲーム感となっております。これはまぢでついてこれないヤツはついてこれない。スーファミのころはゲームやってたけどプレステでなんか立体になってゲームやらなくなった・・・ってヒトが結構いましたけれど、それに近いような感じ。地面があったときはゲームやってたけど、重力になってついていけなくなった・・・ってなる。
イマイチ日本で売れなかったようです。これはやっぱついてこれなかったのでしょうね、日本のゲーマーは超保守的として有名。
ただ海外ではバカ売れ
NINTENDO! WHAT A FUCK!!
っていう感じで革命的なゲームとして受け止められたようです。明らかに、このギャラクシーからマリオ、の主要なマーケットは日本ではなくて、セカイ、になりましたね。なんたってギャラクシーなんだもの。島国を飛び出すのは当然のこと。
とにかくマリオ史上一番トリッキーなマリオだと思います。もちろんそこは任天堂、実はものすごーーーーくよく作られているし、説明もちゃんとある。しかれども、とりあえず右、に進んでいればよかった時代とはまったく異なる。どういうこと・・??っていう理解不能になることもしばしば。
そしてやはり悲しいオールドゲーマーの性というのか、落ちないようにしてしまうのですねw 今回のマリオは基本、落ち、ません(昔ながらのスクエアなステージもありますけども)。ブラックホールに吸い込まれることはあっても。
しかしやればやるほど、えげつない完成度。これプログラムどうやってんの!?ってくらい、すごい出来です。特にトイ・ボックスステージ、はマリオ史に残る名ステージなんじゃないですかね。良く出来すぎていて気持ち悪くなってきますw
よく考えるとすごい、っていうのもたくさんある。重力が変わるときにふわっとしてクルっとマリオが回るのですが、このラグがあることにより、重力変化に対応出来ます。いきなり重力が変化してストン!って落ちるとプレイヤーが対応出来ない。あと、色、模様、とかでなんとなく仕掛けがわかるようにインフォメーションされている。
あとマリオがぶんぶん飛び回ってるときに、何もやることないと思いきや、リモコンを振り回してアメを回収出来ます。
あと操作感が非常に良い。動かしていて気持ちがいいです、思わずウッフィ~~~!!ってマリオのマネをしてしまう。よくほかのアクションとかだと、遅い!動きがもっさりしてる、テンポ感が悪い!ってのがありますが、マリオは抜群。
ここ最近やったゲームだと、モンハンはワタシ的には遅い、モタモタしてる、1.5倍速くらいでプレイしたい。ニーアは逆に軽すぎ、体感と合わない。昔のゲームになりますが、デビルメイクライは重すぎ、落ちるのが早い、キングダムハーツは逆に飛びすぎ。マリオはこの重さ、速さ、の感じが抜群。これはでも個人的好みかもしらん。
あとスピン、できることで微妙なホバリングが可能になっていて、これが絶妙な難易度を作りだしております。スピンなしでは即死って場面でもスピンでしのげる。ふんばりジャンプみたいなもんで、ひじょーに大事。
レビューにもある通り、水中ステージ、だけは今までと操作が変わってすげーやりにきー。今までは上キーが潜水、だったのがZが潜水、になったので、今まで、の操作をやって変な方向に動くというのをやりがち、細かい操作もむずい。キラー魚雷を水中で誘導、っていうのがめちゃくちゃやりにくいの一言。
難易度はサンシャイン、更には64よりもだいぶ簡単になっています。意味がわからん!って即死することはしばしばあるけど、あぁそういうことな!ってわかれば、難易度は高くない。サンシャイン、むずすぎてクリア出来ない!!っていうクレームが結構多かったみたいでその反動らしいです。確かにサンシャインむずいっていうか、クリアするのに時間がかかるってのがかなりありましたね。
箱庭か一本道か?
これが3Dマリオの大きなテーマみたいですね。64、サンシャインは箱庭、ギャラクシーは基本一本道。ワタシは一本道派ですね。というのは、箱庭が嫌いなのではなくて、やっぱ箱庭は64、がもはや満点、99.8点くらい出してると思うのですよね。初めての3D、という感動も大きかったし、あれを超えられる気がしない。伸びしろが無いです。一本道はまだまだいろいろおもしろいギミックを出せる気がする。そしてやっぱりシンプル、ですね。シンプル、なのが一番汎用性が高い。派生も無限に作れる。
「単純にできるものは、可能な限り単純化しなければいけない」
科学の名言、あるいはオッカムの剃刀、ですがこれはどんなものにも当てはまると思います。
マリオといえば任天堂の顔、というよりも、ビデオゲーム、の代名詞。シンプル、に勝るものなし。