2020年4月30日木曜日

自粛期間 オススメ ラジオ番組 まとめ

 みなさん暇だと思うのでラジオマイスターのワタシが、暇な時にはこれを聞け!ラジオ番組を特集してみたいと思います。


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 絶対オススメ&音源手に入り安い番組

松本人志の放送室  
 伝説の番組、というコトバはよく聞くけれど、これこそまさにそれ。ラジオの「ごっつえぇ感じ」、これはもう必修教科書、聞いたことないやつはアホ。CDが出てます。


オトメドメイン  
 現在やってるラジオ番組で一番おもしろい番組、なんとエロゲーの宣伝番組です。声優系ラジオの革命児、杏花がパーソナリティ。現代、を感じたい人はこちら。DJCDが発売中。
 他にも杏花のラジオ、レオラジ、NTRジ、もちょらじ、などすべてオススメですが、エロゲ業界にまったく知識が無いとちょっと意味がわからないかも。

絶望放送
 これは過去のレジェンド番組。アニメ系のラジオ、いわゆるアニラジ、のなかで群を抜いて秀逸。こちらもDJCDが出てます。アニラジへの入門にはピッタリ。

アルコアンドピースのANN0、一部、0、DCガレージ

  いわゆるお笑い芸人系のラジオで、ここ5,6年のハガキ職人はほとんどこのアルピーのラジオから出てきたって人が多い気がします(ほにゃららTUBEで探せば聞けるかもよ)。ニッポン放送からTBSに引き抜きっていう構図は伊集院の再来。

ダイアンのよなよな 
 関西のお笑いラジオ。3時間もあるので聴き応え抜群、ただ関西の事情に詳しくない人にはご当地ネタが多いので聞きづらいかも。ギャロップ林のネタが7割w


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 次点  面白かった、音源が入手不能、その他まぁまぁオススメなど

雨上がり決死隊のべしゃりぶりん

 おそらく音源がまったく手に入らないし、昨今の事情でさらにレア音源化、しかしながらかつてJUNK、が最高に面白かったころのエース番組でした。コンスタントに面白かったしけっこう長期でやってたとおもふ。

深夜の馬鹿力  

 伊集院光はラジオの帝王ですが、昔、スペシャルウィークにめっちゃ斬新なことをしてたころはすごい面白かったですが、ここ10年くらいはいまいち、ハガキ職人も離れてます。90年代?がピークでしたね。

99のANN

 こちらもいまは無くなってしまいました、面白い時期のブレが大きくて、ものすごい面白いコーナーがあったりなかったり、ジャネット、反町っす、などの名コーナーがあった時は抜群に面白かった

くりぃむしちゅーのANN

 これもめちゃくちゃ人気があったのに終わってしまった番組。なんで終わってしまったのか未だに不満。ニッポン放送はこの頃から頭おかしくなった。

ハライチのターン

 まぁまぁ面白い、が、ネタコーナーがあんまりないので、フリートークの出来次第、澤部のフリートークはめちゃくちゃつまんないのでスキップ。

オードリーのANN

 昔、は面白かった、土屋?がハガキ職人として頑張ってた頃はすごい面白かったですが、急激につまんなくまりました、理由はわかりません。なんか悪い噂を聞く・・・。

ケンドーコバヤシのてめおこ

こちらも面白かったのにすぐに終わってしまった番組・・下ネタが多すぎた?ケンコバ面白いのに、なんか面白い番組には出てない、もったいないことこの上ない。

サンドリ

 有吉がパーソナリティのFM、ラジオ番組。しかも東京ではやってない。ネタのほとんど90%が風俗に行った話と悪口と下ネタなので、人を選ぶ。替え歌のコーナーがあったときは鉄板でしたが、著作権の関係で替え歌禁止になりパワーダウン。

・ポンツカ

バンプの宣伝番組。BOCが好きな人には面白いはず、しかしファンじゃない人にはわからん。

・いたずら黒うさぎ

 こちらはゆかりんの宣伝番組、これもファンには面白い、ファンじゃない人は知らん。

・霜降り明星のANNR  ネタは面白い、けど平場はイマイチ。最近の若手芸人にありがつ。松本人志いわく、ネタが面白いのは当たり前。そっからが大事。

サマーウイカのANNR まだまだ始まったばっかりですが、始まった瞬間コロナ騒ぎで大変、これから期待できそうな気がする。


 とりあえずこんなとこで。放送室を聞くだけでも一ヶ月は潰れますよ。








2020年4月28日火曜日

2015 Inside Out インサイド・ヘッド

 ピクサー映画を見ようのコーナー。

 インサイド・ヘッド、つまるところ感情、の擬人化映画です、JOY、ANGER? FEAR、喜怒哀楽がキャラクターとなって大活躍!!

 っていうすっげぇつまんなさそうなプロットw

っていう第一印象で思うほど、つまんない映画ではありません。

 けどワタシはなんか・・・・ん?


 っていうところが多かったですね。ライリーという11才の少女が主人公なんですけど、いわゆる思春期の女の子が主人公・・・ん~~・・・・。


 思春期の女の子の気持ちってのがもちろんわかりませんけれど、ちょっと自己中すぎるっていうのか、いや、オマエが悪いよ。っていう感じがワタシはしますね、それにちょっとアホすぎる。11才ってそこまでか?8才とかならわかるけども。もっと大人びてるっていか大人ぶってて、世の中を冷めた目で見てると思うけど・・・、田舎育ちってことなのか・・・

 それと、もっと世の中は理不尽だと思う、自分が勝手にへこんでるだけでセカイはそこまで悪くない、っていうふうに描かれてるけれど、実際はもっともっと理不尽で、意味もなく攻撃されるのが現実だって気がしますけども。


なんか・・ん?・・・ん~~・・・んぅ??っていう感じのする映画でしたね、でもレビューの評価はかなり高い。一般の人は素直に共感するみたい

2020年4月24日金曜日

1980 伝説巨神イデオン

 ガンダムの次に制作されたロボットアニメ、52話の1年クール・・・のはずだったのですが、不人気により打ち切り・・・

 されたのですが、のちにアニメシリーズをすべて再編集した映画版、イデオン接触編、とアニメシリーズで打ち切りになってしまった部分を、発動篇、という2つの映画になって発表されました。だからこれから見る人は映画版の2つだけ見れば十分です。


 いったいどういうことでそうなるんだ?って話ですよね、打ち切りになったアニメを映画でやるって、そんなのむちゃくちゃです、どこをどうやって資金を引っ張り出したのやら。

 まだまだアニメ創世記だったってことですよね、アニメっていうのはこういうものっていう型、みたいなのが出来あがってなかった。アニメ映画、ってのはなにをとっても、まずヤマト、の大ヒット、さらに銀河鉄道999、この松本零士ブームにより、アニメ映画、ってものが一般化しました、その流れを汲んでようやく宮崎駿とかも、アニメで映画を作れる、チャンスが与えられたってわけです、そこへガンダム、とかもでてきてその次の作品がこのイデオン。

 内容なんですが、むちゃくちゃですw なんていったらいいのか、今風に言うとエモいですね、みんな感情的すぎる。そして露悪的、というか人間の悪い部分が非常にクローズアップされてる、いいヤツがほとんどいない。みんなけんけんいがみあっておる。リアルっちゃあリアルです。そして異様なテンション感。

 ここがダメだよ!!ってとこもたくさんあります、失敗作ってのは学ぶところが多いですね、特にこのイデオンみたいに尖りすぎて失敗してるパターンでは。
 まずデザインチームの悪さですね、肝心要の主人公であるイデオンがかっこ悪すぎる。どうみてもジムです。地味。敵のバッフ・クランのメカもかっこ悪い。メカさえかっこよければ(ヒロインさえ可愛ければ)それだけでも流行ったりするものですが、イデオンのプラモ作ってる人なんて見たことないものね。
 キャラデザもよくありません、主人公はアフロ、ヒロインも決して可愛くない。敵はデブのおっさんばかり。

プロットは野心的でなにかやってやりたい!というのは伝わってくる、その志はとても良いこと。けどもなんだか無茶苦茶です、一話ごとにキャラの性格がまったく変わっていたりする。カーシャとかアニメ版と映画版で急激に性格がまったく変わる。


 あと時代的なものなんですけどストロボを多様しすぎです。ポケモン事件以来、映像でストロボを使うのは厳禁になったのですが、イデオン後半になるとストロボの連発、目にも悪いし脳にも悪い これがイデの力なのか!?w

 エヴァはイデオンの影響が大きいってオールドアニメファンが言いますけども、たしかに結構そういう部分はあります。エヴァーが嫌いな人が嫌う部分はすべてイデオンから来てるといってもいいかもw
 逆にエヴァーを神格化してる信者が好む部分も結構イデオンから来てるといえるのかもしれませんね。
 終盤になるといきなり完全なスピリチュアルな展開になり、いや、じゃあ今までのバトルは一体なんのためだったの???っていうところも同じ。
 ネタバレなんですが、有名なので言ってしまいますが、イデオン、最終的に一人残らず全員死ぬ、がメシア、が生まれてすべてが許されて、新たなセカイが生まれる、という、最後の審判みたいなオチです。
 たいがいの人はむちゃくちゃやーーーーーーー!!!って思うのでしょうけど、宗教とかカルトにハマる体質の人には、素晴らしい!!!っていう展開なのかも。終末論者、はこういうことを望んでるのかも。

 ワタシは納得出来ないけどね!!ワタシの考えではこの、すべて最後には神様が現れて幸せになるっていう、デウスマキナクライマックスってのは夢オチと同じぐらいひどい、というより夢オチ、というのはデウスマキナの現代版でデウスマキナが夢オチの元祖なんだと思いますけどね。
 ワタシは幽霊とタイムマシンと死後の世界は絶対に許さない派なのでこれはよくない。


 ただ繰り返しになりますが、なにか新しいものをやってやろう!っていう野心は非常に良いです、マーケティングとかいって似たりよったりのしょうもない作品よりは断然良いです。ワタシは嫌いだけど評価すべき作品ですね。

2020年4月18日土曜日

2012 the avengers アベンジャーズ

 元ネタ回収シリーズ。

 ある程度一般常識化してる作品はやっぱり見ておいたほうがいいとワタシは思いますね。パロディとかで笑えないし。

 よく面白い、面白くない、といいますけど、それは読み手、のレベルにも依存するんですよね、特にお笑いとかだと分かりやすいですけど、知らないものは笑えない、面白くない。

 非常識なことを意図的にやるには誰よりも常識、を知ってないといけないってわけです。

 まぁそんなわけでアベンジャーズ、このシリーズ、セカイで一番売れている映画シリーズなんですよ、セカイで一番人気のものなんだから一応抑えとくべしですよね。

 
 やっぱり一般受けするには、わかりやすいものがいいってことですよね、人気の作品、だいたい全部この形です。

いかにも悪いやつがいて、正義の味方達が最初は敵だったりするんですが、最後にはみんなで一致団結して悪いやつを倒す。
 
 ドラゴンボールもワンピースもナルトもワタシまだ見てないけど鬼滅の刃も、この同じパターンだと思います。もっと遡ればキン肉マンだって北斗の拳だって、同じです。ただ古いものは個人プレイ、の色合いが強くて、最近のはチームとかコミュニティみたいなのが重視されるようになってきましたね。


 敵が単純悪ってとこがポイントです、とにもかくにも悪いやつでいいとこがまったくない。これを人間同士の対決、双方に正義がある、っていう複雑なヤツにするととたんに一般の人気は離れる。だいたいそういうふうにすると女が絡んで来て、色恋があって、ドロドロの裏切り・・とか政治的な話になってくる。

 もっと単純で、シンプルで、スカっとするものが大衆の好みってわけです。


 今ワタシはイデオンも見てるんですけど、イデオンが人気が無い理由はこっちの、両方の意見があって対立する、複雑なパターンだからですね、基本ガンダムってのはそういうパターンが多い、ガンダムはヘビーユーザーが多いだけで人口、でいくと小さなグループなのだとおもふ。つっても、ガンダムでも色々ですからね、ウィングみたいに美少年で女の子受けを狙ったり、ゴッドガンダムみたいなシンプルなのもあったりで、エロい女出してみたり、人気声優で数字取りにいったり・・・

 

2012 ポケモン+ノブナガの野望

 
 ポケモンと信長の野望がまさかのコラボをしたDSのゲーム。いわゆるTBS、マス目にユニットを配置して動かす・・のアレです。それがポケモンになった次第。信長の野望要素はあんまし無い、内政みたいなことも細かくできませんし、信長・・のようにターンが経過すると敵もどんどん強くなってうまくやらないと詰む、っていうゲームではなく、そこはポケモン世代にも優しく、いくら時間をかけても敵は強くならずシコシコレベル上げすれば勝てるようになっています。

 が!敵のポケモンのほうがだいたい強いってのも事実。弱点の少ないポケを使ってきやがります、エルレイドとかね。自由にポケモンがつかまえられるわけじゃないし、フェアリータイプが存在しないので、ドラゴン、エスパーが有利。あと敵のほうが地の利があるいフィールドで戦うことになるのでけっこうシーキビ。弱点補正もきつい。
 普通のシュミレーションよりも、いかに弱点タイプをもっていって攻撃するかってのがポイントになるゲームです、まともに殴り合っても勝てぬ。だから主人公のもうひとり、オイチ、が固定なんですが、この二人にはたくさんのタイプを使えるようにすべき、最初のポケを使う必要はまったくない。味方も固定せずにとっかえひっかえタイプを使うことになります。

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 誰が描いてるのか知りませんが、キャラデザがものすげー良い。ワタシこのタッチものすげー好き。ポケモンよりも普通の人間の頭身ですが、さりとてリアルでもなくアニメとリアルの絶妙なバランス戦国だけど重たくも軽くもなりすぎない、良いバランス感覚です。
 オイチなんてめちゃくちゃ色んなキャラデザがありますけれど、ワタシこのオイチめっちゃ好き。
 コーエーの仕業??コーエーのタッチではないけれど・・コーエーが一体どこに絡んでるのかまったく不明、武将の設定かな?
 ポケモンのグラフィックもあるんですが、ポケモンゲーム史上一番うまく描けてる気がする。ワタシの分類では4段塗りって言われる塗り方。(1カゲ、2カゲ、ハイライト、照り返しハイライト)、すっげーかっこいい。塗りも綺麗ですが、構図もイカしてる、誰が描いてるんだろう?本家ポケモンは3D化してイラストは無くなったので、このポケノブ、が最高のイラストクオリティだと思います。
 ワタシがこんなに手放しで褒めることは滅多にないです、どちゃくそ残念なのはDSの解像度だってことです、HD版出してくれ!!アートブックとかあるんかな?
(あとなにか秀吉に恨みがあるらしいw 秀吉だけすげー雑魚扱い、ワタシは秀吉好きなんですけどね、年を取るにつれてワタシが一番好きな武将は秀吉です。秀吉だけがまじで0から成り上がった武将だからですね、信長も家康も、ほとんどの武将も、たいてい殿様の息子、おぼっちゃんです、だが秀吉にはなにもない。
 秀吉は性格がクズだったとか女遊びがひどかったとか、すぐに処刑したとか、晩年気が狂ったとか言われますけども、お前等のような凡人に秀吉の孤独がわかってたまるかって感じですね。どっかで誰一人絶対信用しないっていう覚悟と、すべて燃やしてやる、っていう刹那主義と狂気が潜んでるのですよね、ワタシはこういう狂気キャラ大好き
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 ストーリーはほとんど無いに等しいです、ノブナガが乱世統一をもくろんでいてそれと戦おうという、鬼王道ストーリー。


 やりこみ要素はメタ糞あります、ポケダンと同じで、まずポケモンの数が多いのでね、やれることは死ぬほどある。
 ただなんにも考えずに適当にやってても勝てないので、気晴らしでやるっていうのには向きません、むしろストレスがたまる、じっくりゲームやるぜ!って人にしか向きませんな、それがノブナガ、の要素でしょうね。

  結構クリアまではすぐ終わりますが、クリア後がやることがすごいたくさんある、たくさんありすぎて面倒でもある。シナリオクリアはとにかくギャラドス使え、ってことです。主人公とオイチはギャラドス決定。ギャラドス3匹をパスワードで捕まえてそれだけで勝てます。が!、最後のノブナガがゼクロムを使ってきて、ドラゴン、でんき、電気属性攻撃、という相性最悪中の最悪、HP230くらいなのに480くらいのダブルスコアワンキルされるw
 なので面倒ですが、こおりタイプだけは育てておきましょう。ギャラドスx3とこおりx2、あと面倒な敵が多いはがね対策にドテッコツのユニーク武将が便利。


2020年4月13日月曜日

magic the gathering IKORIA: LAIR OF BEHEMOTHS  イコリア:巨獣の棲処

 MTGの新ブースターがもうすぐ発売ですね。カードリストが公開になっております。

https://mtg-jp.com/ikoria/

 現在のスタンダード環境でははっきりいって赤単が強すぎ問題が発生しております。トープラン、舞台照らし、アナレックス、巨人、宝剣、蒸気族、だいたいみんなおんなじデッキ、もう見飽きたぜ。

 いつの時代も赤速攻強すぎってのがありましたけどね、鎖回し、いつの環境でもそこそこ戦えるのが赤速。

 でも強すぎるのはすごい問題、速攻に勝てるデッキがほぼ存在しないので、ガチガチに赤にメタを張ったデッキ(緑速攻か白速攻、緑白速攻くらい)以外は存在出来ず、デッキを作る楽しさがありません。これも・・駄目だ、遅い。これも・・駄目、遅い。
 
 正直6マナ以上のカードに出番がない。4ターン目にトープランでキルなので先攻でも6ターン目が来ない。アナレックスで全体除去も効かない、打つ手なし。

 だからなんかイコリアで、赤弱体化のキーになるようなカードが出てほしいと思ってたのですが(赤プロテクションの壁みたいな)、ふーむ・・・、ぱっと見る限りまだまだ赤の覇権時代は続きそうですね。なんかおもしろいカードがたくさんあって、3色土地の登場により、多色時代が到来か、って感じですが、いかんせんやっぱ遅い!! 速攻に対応できん!!

 ただ瞬足デッキが強化されてる予感・・瞬足カウンターは赤速に対応できるかもしれません・・。

 赤速をさらに強化するカードが無かったのは幸いでしたけどね。これ以上強くなったらまじでバランス崩壊。舞台照らしは禁止カードにするべきなんじゃないの・・・。

 巨獣の住処ってことで緑のクリーチャーにとんでもないのが入ってくるのかな?(ラノエル復活?)と思いましたがそんなことなかったようです。多色カード、しかも三色カードがたくさん来たなぁって感じ。面白デッキはたくさん作れそう、でも強くはないだろうな・・・。

2020年4月12日日曜日

1990 ドラゴンクエストIV 導かれし者たち

 滝の洞窟ではぐめたの剣探し


 国民的RPG、ドラクエの第4作ですが、なんとなくワタシのイメージでは、ドラクエの中では影が薄い作品かも。名作、社会現象といえばドラクエ3、そして日本のロープレの完成形、と言えばドラクエ5、その間というわけで、少しだけ、影が薄い。一番好きなドラクエは?と聞かれれば、だいたい3か5、ってレトロゲーマーは答えて、最近の人だと、オンライン、って答えるでしょう。

 ファミコン、なんですよねドラクエ4、FF4はスーファミ、もちろんドラクエ5もスーファミ、だからファミコンの限界ってのが見えてる頃の作品ですね。ゴリゴリに、詰め込めるだけ詰め込んでもファミコンの容量ではこれが限界。
 ドラクエ5が子供から大人、結婚、息子が勇者、一大叙事詩、爆裂ヴォリュームってのと比べてしまうのでやっぱり薄い、感じがする。

 ドラクエ4のコンセプトは、わかりやすさ、であり、2,3にあった誰がわかんねん!!っていう激ムズオーブ探し、超複雑なダンジョン、みたいなのはありません、それでも今の感覚では不親切ですけど、当時としては、ちゃんとユーザーにヒントを与えないとだめだよ、っていう慣例もなかった頃なんで、相当歩み寄ってます。

 あとキャラ立ち、ってのがあるドラクエでもありますね。勇者の仲間、達の物語から始まり、最後に勇者の章が始まり仲間を集めていくっていう非常に珍しいプロットの展開をします、ドラクエ4以外で見たこと無い。これは初めてやった人はいきなり無骨なおっさんが主人公で始まるので・・まぢか・・これが主人公?って面食らうことでしょう。

 みなさんご存知と思いますがキャラごとのバランスはぶっ壊れ祭り。最低のやくたたずトルネコw ディフェンス0の糞ジジィブライ、劣化版クリフトのいんちき占い師ミネアw 誰も使わないであろうキャラが3人もいます。(実はブライはバイキルト要員として使えるのですがいかんせん紙ディフェンスすぎる)
 まず勇者は装備が専用なので絶対レギュラー、その次に勇者が天空シリーズの装備をするので実質ほとんどの装備はこいつのために存在するマッチョマンライアン、回復なのでこれも絶対レギュラーのクリフト、あと一人、ぶんなぐり担当のアリーナかお色気担当のマーニャなんですが、まぁ90%キラーピアスで無双になるアリーナがレギュラー確定。なぜかキラピははぐめたの剣より強い。アリーナの素のステータスが異様に高いのかも。

導かれし勇者の仲間たち、なんですがほぼ95% 勇者、アリーナ、ライアン、クリフト、しか使わないんですね。
 弱くてもルックスが良ければ使いたくなりますけど、ジジィとデブは誰が使うねん!って話です。見た目も悪いし能力も悪いって!どういうこっちゃ!もちっとみんなにそれぞれ出番があるようなバランスにするべきだったでしょうね。

 なんでゲームの主人公は10代の美男美女ばっかなんだ、といいますが、じっさいそれ以外、を本当に作ってみてもやっぱり誰も使わないってわけです。ギリギリ渋いおっさんとエロいお姉さんが許される程度、ロリもありますけれどさすがに10才以下はひく。


 あと4の女性勇者はひどく不人気・・髪型が変だし、やっぱり緑髪は受けないっていう慣例があるのですよね。二次創作でもめったに見かけない。反対にアリーナ、マーニャは人気ありますね。男勇者はなんかパッケージで見るとこいつが悪いやつなの?って感じに見える。
 実際4のボス、デスピサロはロザリーという恋人を守る為ならセカイを滅ぼす、っていう典型的な溺愛セカイ系イケメン悪党。女ってのはこういうのが好きですよね・・・。タチの悪い悪党です。
 純粋に悪いやつでなくて人間を恨む正当な理由が一応あるので、勇者はちょっと悪いヤツでもあるということに・・。

 


 ゲーム全体の完成度でいくと、全然名作、大名作と呼べる完成度なんですが、2つの歴史的名作に挟まれる形となって不遇を受けている形ですね。



 エンディングは、いわくつきでして、えっ・・・・・??どういう意味!?って当時からずっと言われて来ましたが、まぁこれは自分の目で確かめよ!としか言えませんね。

2020年4月6日月曜日

2016 インデペンデンス・デイ: リサージェンス Independence Day: Resurgence

 大ヒットした、インデペンデンス・デイの20年ぶりの続編。

 という時点で、いかにも面白くなさそうですがw まさにそのとおり。

が!なんで面白くないのかわからない、ってとこが大事ですね。CGはもちろんスーパーパワーアップしてるし、映像もものすごい綺麗、メカだってすごいぞ!エイリアンみたいなのも登場するぞ!モンスターだって出るぞ!!


 なんか面白そうなことを一通りぶちこんでいるし、たぶん相当カネも使っています。だが不思議と何も残らない!


 別にここが悪い!ってとこもそんなに無い、あまりシナリオってものがありませんから、ほとんどアクションだし。確かに展開はむちゃくちゃです。しかしアクション映画なんてそんなもの。


 あまりにも良く出来てるってのが問題なのかもしれません、もうめちゃくちゃCGじゃん!っていうCGなので、現実感が全然ない。現実離れしすぎてんですわね。

 これって実は重要な問題で、もっとCGを精密にして、もっとすごい映像にしても、果たして面白くならないんじゃないの?っていうことなんです。どうすれば面白いものって作れるだっけ?っていう根本的な問題に直面してるんですよね、頑張ってさらに綺麗に、さらに精緻に、しても結果が出ない、努力しても良くならない。
 じゃあどうすりゃえぇねん!!っていう壁にぶち当たっているんです、これは映画に限らずメディア系のエンタメがすべて直面してる問題だと思います。ゲームもそう、もっと綺麗でもっとでかくてオープンワールドで・・・ってやっていったのに、不思議と全然おもしろくない。
 3D、4D映画、はっきり言って完全に廃れた、VRゲーム、ぶっちゃけ目が疲れるだけ・・・
 
 努力の仕方がわからない、面白いものってどうすれば作れるの!?っていう。正直スランプですよね、エンタメ業界全体がスランプに陥ってる。何を作ればいいかわかんない・・っていう状態に陥ってる人がめっちゃいると思う。なにかとんでもないブレイクスルーが現れるのか、それとも、本当の終わりなのか・・わからないでいます。

2020年4月4日土曜日

2009 up カールじいさんの空飛ぶ家

 ピクサー映画。

 なんかタイトルとポスターからすると面白くなさそうなので見てませんでしたが、こういう映画なんだろうな、という予想とは全く違う映画でした

 どういう映画なのか?っていうとものすごい説明しずらい映画、映画を見ていても、この映画、一体どういうふうにするつもり??ってのがなかなか見えてこない映画となっています。


 ようするには、老人が主人公のアクション映画なんですが、なんか展開はすごい予想外、は?とか・・・え?・・それありなの?みたいな、世界観がグラグラしてる映画でもあります。

家が飛んだり、犬がしゃべりだしたり・・、犬しゃべるんかい!?これまでのリアルな描写は何だったの?急にファンタジー・・・さらに急に暴力的になったり・・・グラグラしっぱなし


 しかしもちろんそこはピクサーですのでアクションの出来はやはりピカイチ、色々なギミックもひじょーーーーに手が込んでいる。良作なのは間違いない。


が!、なんかどのシーンも、アレ・・見たことある・・・ん?これ、あの映画のあれじゃん・・・これはアレ・・アレはこれ・・・、ぜーんぶデジャブ。
 これはわざとなんでしょうか?すべてのシーンが全部どっかで見たことある、っていうシーンばっかりなのです、今まで見たことあるシーンをコピペして一つの映画にしたみたいに・・・、びみょーにパクってるとかではなくて、明らかに、あれのアレじゃんっていう作りにしています。
 なんでそういうふうにしたのかもわからんし、最後まで、頭の片隅に???っていうのが残る謎映画です。わかりませんが、実はものすごい隠された意味があるのかも?不思議なアニメーションですね・・・

2020年4月2日木曜日

1977 007 私を愛したスパイ The Spy Who Loved Me

敵のボスが

「この世界は堕落している、だから新たな創造のために破壊しないといけない。ワタシはカネなど欲しくはない」

っていう、ただ世界を滅ぼしたい。世界を支配したいのではなくて、世界を滅ぼしたい。っていうキャラです。こういうタイプの悪役っていつ頃から登場したのかな?って思ってましたがこのあたりが初登場なのではないでしょうか。
 ようするにこの虚無主義タイプってのは、デタントの産物、あとヴェトナム戦争の産物なんですね。ソ連、っていうわかりやすい敵がいなくなってしまった、さらにアメリカが敗北する、という、正義、の喪失、敵、がいなくなったことによるイデオロギーの喪失、それがこの虚無主義的悪役のルーツのようです。
 そしてこの正義とイデオロギーの喪失、が生んだもうひとりのモンスターが、マネー万能主義、結局世の中カネだ、カネさえあればなんでも出来るっていうタイプ。これが虚無主義タイプの双子として生まれ80、90、00、年代のバブルを繰り返し生み出して行く。

 虚無主義タイプは純粋悪ではないってとこがポイントですよね、だいたいこの虚無主義タイプはやられそうになると現代文明がいかに腐っているかっていうことを説明します、お前等はオレを人殺しというけれど、貴様らの文明はカネのためにどれだけの人を犠牲にしているんだ!どれだけ環境を破壊してミライの生き物を殺しているのだ!っていう調子。そうするとどうやら相手の言い分にも一理ある・・ってことになる。
 
これに対する解答、ってのが未だに答えが出てないと思いますね。
例としては
 1だからって人を殺していいってことにはならない、オマエもその腐った現代文明の支配者と同じだ!神様にでもなったつもりか?人には人を裁くことは出来ない
 っていう論点をずらして人格攻撃にすり替える方法
2そうかもしれない、けれどワタシは人間を信じる!ワタシタチが頑張ってミライを変えてみせる!
 っていう希望的観測とキレイゴトを吐く方法。
3 オマエの言う通りだ、けれど綺麗にすべてを一瞬で終わらせることなんて許さない、傷つけあって奪い合いながら、それでも生きていくさ
 っていう相手の言うことを認める、っていう方法。こういった感じのことを宮崎駿がもののけ姫の頃に言ってました。


 どれもよーーーく考えると、うまくぼやかしているだけでなんの解決にもなってない、だから未だに、この虚無主義的悪役とマネー万能主義という双子の悪魔が登場しますね。