2020年4月6日月曜日

2016 インデペンデンス・デイ: リサージェンス Independence Day: Resurgence

 大ヒットした、インデペンデンス・デイの20年ぶりの続編。

 という時点で、いかにも面白くなさそうですがw まさにそのとおり。

が!なんで面白くないのかわからない、ってとこが大事ですね。CGはもちろんスーパーパワーアップしてるし、映像もものすごい綺麗、メカだってすごいぞ!エイリアンみたいなのも登場するぞ!モンスターだって出るぞ!!


 なんか面白そうなことを一通りぶちこんでいるし、たぶん相当カネも使っています。だが不思議と何も残らない!


 別にここが悪い!ってとこもそんなに無い、あまりシナリオってものがありませんから、ほとんどアクションだし。確かに展開はむちゃくちゃです。しかしアクション映画なんてそんなもの。


 あまりにも良く出来てるってのが問題なのかもしれません、もうめちゃくちゃCGじゃん!っていうCGなので、現実感が全然ない。現実離れしすぎてんですわね。

 これって実は重要な問題で、もっとCGを精密にして、もっとすごい映像にしても、果たして面白くならないんじゃないの?っていうことなんです。どうすれば面白いものって作れるだっけ?っていう根本的な問題に直面してるんですよね、頑張ってさらに綺麗に、さらに精緻に、しても結果が出ない、努力しても良くならない。
 じゃあどうすりゃえぇねん!!っていう壁にぶち当たっているんです、これは映画に限らずメディア系のエンタメがすべて直面してる問題だと思います。ゲームもそう、もっと綺麗でもっとでかくてオープンワールドで・・・ってやっていったのに、不思議と全然おもしろくない。
 3D、4D映画、はっきり言って完全に廃れた、VRゲーム、ぶっちゃけ目が疲れるだけ・・・
 
 努力の仕方がわからない、面白いものってどうすれば作れるの!?っていう。正直スランプですよね、エンタメ業界全体がスランプに陥ってる。何を作ればいいかわかんない・・っていう状態に陥ってる人がめっちゃいると思う。なにかとんでもないブレイクスルーが現れるのか、それとも、本当の終わりなのか・・わからないでいます。