またもや、スクウェア作品。いや1999年にスクウェアどんだけゲーム出してるねん!しかもほとんど良作ばっかり、誰にも止められないぜ!
フロントミッションシリーズのナンバリング3つ目、わかりやすい。
よーーーやく、フロントミッションというゲームのシステムが完成したという感じになってます。初代はマシンガン強すぎ、2は戦闘のテンポ悪すぎ、カスタマイズ複雑すぎ。3、やっとバランスが取れたって感じです。
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システム
基本的には過去作と同じですが、かなり改良されました
戦闘中にヴァンツァーから降りたり乗ったりできる(敵機体にも)
敵の機体の鹵獲が出来る
武器を買い替えるだけじゃなくて、改造、もできる
改造すると、そこにAPを振り分けて強化できる
パーツごとに覚えるスキルが設定されている
重量制限システムにより、出力、重量、などのバランスが大字
出力が余っていると格闘武器の能力向上・・・・
ようするに、すべて、腐りにくい、ようにされてると言えます。
パイロットの適正だよりだった2、と違いスキル習得はパーツ、に依存するので、どんなタイプにも育てられる。使えないパーツなども、スキルがあるので習得用に使うし、されに改造して強くすることもできるので使い道がある。
またシュミレーターでバトルができ、経験値、カネが稼げるので詰みになることはなくなりました。そういうわけでは、難易度は劇下がり、めちゃクセ強だった2と比べて、時間かければ誰でもクリア可能。
後半に加わったキャラ、弱すぎて活躍機会ナシってこともない、使いたかったら育てられる(まぁ使わないのだが)
ただライフルは正直使い道ない、マシンガンはかなりナーフされてる印象、シールドがかなり重要だけど、両手武器で攻撃も捨てがたい・・・ミサイル部隊ももちろん必要なので、難しい、つまりバランスが良好だということですね。
あと今回1シナリオごとのバトルが短くなりました。
こっちは4体くらいしか出せず、敵も7体くらいしかいません。1バトル15分くらいで終わる。これまでは10体くらいだして、1戦闘一時間かかることもありましたが、サクサクになった。その分、一体でも落とされると急激に劣勢になる。
わたしのおすすめは 黒ひげ危機一発編成
格闘 イジェクトパンチx6
マシンガン 連射x6
マシンガン 連射x6
ミサイル Arm ブレイク
格闘で相手のパイロットを黒ひげのように飛び出させ、マシンガンでパイロットをヤリます。これで敵のVTがどんどん鹵獲できてカネが貯まる。Bodyブレイクという隠し武器のスキルを抜かせば、イジェクトパンチ最強。 格闘2機でもOK。
ただボスはイジェクトできないので、雑魚狩り用といえます。ボス戦ではタックル!
ミサイルはミサイルじゃないと攻撃出来ない敵がいるので必ず必要。だが単発なので火力がイマイチ。終盤に入ってレベルが上がってArmブレイクができるようになると一変。両手武器の敵なんて数えるほどしかいないので、Armブレイクはほぼ即死と同等の効果。
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グラフィック
なぜかFMはメインイラストレーターが毎回変わるという謎なのですが、今回は・・・うーむ。やっぱり1の天野喜孝、2の末弥純のほうが良かったですね。
めっちゃ悪いってことないのですけど、1.2がキャラデザはかっこよかった。特に2のベンガル人、というレアなキャラはイカしてましたので。3は基本日本人などです。
ロボットなどは、まぁ当時としてはすごいと言えますが、特にロボットって3Dでは一番簡単なので、そこまでどのゲームも大差無いですね。3Dはカクカクしたものが基本得意なので。
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ストーリー
重厚なストーリーがFMの持ち味。FM3はリアルっつーか、その情報いる???ってくらい設定がパンパンにされています。自分でゲーム内をディグしてみるといろんな情報が転がっている・・・
舞台は2100年頃の沖縄。平和ぼけした日本を舞台にドンパチがはじまーる・・・。沖縄に人工島が作られるのですが、それを作った会社、大学、ほいでその大学のミスコンの情報まである・・・。政府や企業、大学のHPがゲーム内にあるのですが、どれもとびっきり胡散臭いw この胡散臭い政府PR系の文体、研究されてます・・・・
情報のほとんどはゲーム内のインターネットをかけめぐってハッキングして集めることになるんですが、情報がまじで膨大にある。この情報集めをまじでやってたら10時間くらいかかってしまう・・恐ろしい。
処理しきれないくらいの情報の海、っていうインターネット時代を表したかったんでしょうね。
おっきな流れとしては、日本軍がアメリカの核に変わる汚染のない秘密兵器を盗み出したらしく、それを取り返す為に、日本の青年パイロットがアメリカ軍と協力して頑張るって話。なかなかややこしい話。
ほいで舞台はほとんど中国で、中国の革命軍みたいなのに傭兵として参加することになります。ゲームで中国が舞台のものってめちゃくちゃレア。タブーなんだと思ってた。(もちろん三国志とかはありますけども、でも舞台である中国の地理、がちゃんと再現されてるものを見たことない)
常に舞台にした国からクレームが入るFMですが、今回はどうだったのであろ?
シナリオは・・・、まぁまぁといったところでしょうか。もうちょっとひねりが欲しかったですね、まぁそうでしょうね、っていう終わり方をする。こういう転、がない起承結、ってのはよくありますが、わかりやすくはあるけどサプライズはない。無難、ってとこですね。
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総評
このゲームボリュームがすっごいあって、まぁ正編とも言えるエマ篇だけで50時間、もうひとつの物語であるアリサも30時間くらいかかる、すげーボリュームです。
ミッション数も70!もある。
ワタシはボリュームあればあるほど良い勢なんですが、そんなワタシでも、これはもうちょいカット出来たのでは??とおもいました。まじでどうでもいい戦闘も多くて、なかなか物語が進みません。
クリアするには一苦労、別に難易度はそれほど高くない。FM2のほうが圧倒的にむずかったです。