2024年10月27日日曜日

1997 Onepiece チョッパー編まで

  さてさて、どんどん読んでおります。


前も書いたとおり、アーロン編はちょっとワタシは無理があると思った。

 次がグランドライン突入編ですが、ワタシこのあたりが好きですね。なんだかすごい勢いが感じられた。

 他のところに書いてあるのですが、100話でグランドラインに突入したかったらしくて、このあたりはゆっくりやりつもりが急いでまとめたということ。それがなんか逆に良いですね、話のテンポが急展開で面白い。


 ほいでクジラは、うわっこんな話あったわ・・・、って感じですね。この辺からなんかワンピースは泣きマンガへとシフトしていった希ガス。

 

 次、からアラバスタ編の長~~~~大な前フリに突入、バロックワークスとの戦いが始まるわけ、これって、信じられないくらい長い話ですわね、今までこんな規模の物語マンガでやったやつおるってくらい。

 終わるまでに何年かかってるのか・・・普通のマンガなら、このアラバスタ編だけで完結でいいくらいです。


 まずはなんかバロックワークスの下っ端との戦いでビビが加入、巨人族の島・・・これも相当長い、そして回り道?でチョッパー編へと突入、このチョッパー編もまた長いんだこれが。


 チョッパーの話が一番好きってヒトが結構おる気がする。ワタシもなんかこのあたりで、ワンピースがジャンプの看板。少年漫画の覇者になったっていう気がしましたね。みーーーんなワンピース一色。

 決まり文句みたいに「チョッパーカワイー」っていうのを聞いた気がします。


ほいで天邪鬼なワタシはワンピース見るの止めたって気がする。もうメジャーになりすぎて、逆にダサいって気がして。


 グランドライン入る前に樽をおいて、そこで1人ずつ目標を言うっていうシーンがなぜかワタシは一番覚えてる、このあたりがワタシの中でワンピ熱が高かったですね。

2024年10月25日金曜日

2000 ブレスオブファイア 4 うつろわざるもの

  カプコンのRPGシリーズの四作目。

 

うつろわざるもの・・・?


 というなんだか語感も悪いし意味もはっきりしないサブタイトルがついてます。

裁かれざるモノ、みたいに意味が通らないコトバですね・・・


 主人公は龍、でヒロインはフェアリー、で毎回同じキャラ、というのがブレワイのおなじみ。キャラを使い回すという人間喜劇システムですわね。


 オーソドックスなターン制RPG、グラフィックの感じはゼノブレにすごい似てる。戦闘システムはまったく似てないけれど。

 めっちゃシンプルなゲームです。とにかく主人公がドラゴンに変身してボコす。だいたいいつもこれ。

 ブレワイの龍はいわゆるドラゴンじゃなくて、妙な生き物です。龍というより、神、です。


 遅延行為的めんどくさいミニゲームが多いのも特徴、おにごっことかかくれんぼとか、非常にだるいミニゲームがあってココロが折られそうになります。ワイルドアームズみたいな謎解きではなく、とにかくめんどいゲーム。


 マップがとにかくクソ見づらいです。しかも明らかにわざと。妨害行為です。最初のほうのかくれんぼの難易度いかつい、ここで詰んだかとおもった。

 ブレワイ名物?のデカマップもあります。これもコンパス苦手な人は詰む。


戦闘システムはシンプルですが、育成は師匠につくことによって成長率が変わるので結構悩ましい

リュウ  どうせボス戦は変身するので関係なし。主人公だけバカ強いゲームなので100万%スタメン。

ニーナ 後衛にいると誰かが死ぬと回復する特性あり。魔法ブッパでザコも掃討できる。100万%魔法特化。 師匠はチェク老人一択


マスター  すぐにわかりますが魔法も使えねーし、攻撃力も低いが、装備がめっちゃ強いので100%タンク


クレイ  お気づきかと思いますが無能兄貴。アタッカーはリュウに決まってるし魔法も弱い、使い道無し。ストーリーでもほぼ何の活躍もせんw


アースラ 通常攻撃が全体で素早さもあるのでザコ掃討に活躍。ボス戦ではもちろんアタッカーはリュウにゆずるのでベンチ よって素早さ特化  師匠ンジョモ

・・・と書きましたが、サイアスのほうが優秀なのでやっぱベンチ 


サイアス 実は真のエース。瀕死になると攻撃力が跳ね上がり、防御が0になる、というピーキーな仕様ながら、ずっと瀕死のままにして先制させれば超火力を出せる。先制とれないと死ぬので素早さ特化 こいつもンジョモ師匠。


 2章までザコはなぐっときゃ勝てるし、ボスはリュウの変身でタコ殴りなのでめっちゃヌルいのですが、3章から、ギアを1速から4速にしたみたいにバゴォンって敵が強くなります。もっとゆるやかに出来ませんかカプコンさんw

 ほいでもリュウの変身が鬼強いのでムズいってほどじゃない。そこそこです。


ただラスボスだけはやや手強い。

 アブソリュート1、という全員のHP1にする、というラスボスらしいクソみたいな技を使って来ますが、これでリュウのドラゴン変身が無力化されて、ついにドラゴン変身でゴリ押しが通用しなくなる、最後に限ってこれかよ!!w 

 自分の力で戦えということ。ほいでラスボス物理がほぼ効かない、最強の武器を持っててもたいしてダメージが通らないし、全体攻撃の火力もいかつい。ニーナのリフラルだけじゃ間に合わないし、ニーナがダメージソースなので回復するやつがいない。

 というわけで妖精の村を発展させて、連元気玉、という全体回復アイテムを持っているかが勝負です。持ってないとたぶん負け確定。よっぽどレベル高いとか、ラーニングですごいわざ持ってるとか・・・

 普通に何も考えずにここまで来るとそういうサブイベはまったく消化してないだろうから負けます。ラーニングしまくってるし、伝道師たちからシャドウウォークとかを習ってる人はまず間違いなく攻略本読んでるので苦戦はしない。

 ノーヒントだとまず死ぬ。


 連結球があれば、ニーナは魔法攻撃、他二人はひたすら連結玉。というアイテムゴリ押しで勝てる。かなり時間かかりますが・・・、それとMP回復アイテムも温存してないとまずいことになる。

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 ほいでストーリーなのですが

カプコンらしくないというかw なんだか不思議な話です。全然オーソドックスではない。悪い帝国がめちゃくちゃしやがる、っていういつもの奴・・・とは違う。

 これは一体どういう話なんだ・・?ってのがなかなか正体を表してきません。主人公?であるリュウは一言もしゃべらんが、声優はめっちゃはっきりしゃべる。

 カプコンなのに結構まぢな物語やん・・・って感じ。みなさんカプコンってスト2とかバイオみたいな馬鹿げた話っていうイメージだと思うので・・・。らしくない。雰囲気とか世界観重視の話。


 重大なコンセプト、として、この世界で、龍や、神、はヒトによって召喚されるものなのです、神がヒトを作るのではなく、ヒトが神を呼ぶ。神の力を求めて当然ヒトは龍を召喚するが・・・?って話。


 終盤はかなりえげつなくグロい話になっていきます。が、これはカプコンらしいというか・・カプコンのボスっていっつもこれだ、っていうやつですね。これは自分の目で確かめよとしか・・・

 エグい話なのに、なんだか淡々語られるってのが特徴でもある、ムービーとか演出がこのゲームめっちゃ少ない。ポポロと比べると対局にある・・。ロックマンDASHとか見ると、カプコンのロープレってだいたいこういうスタイルなんですよね。

 バイオとかだとムービーとか大好きなのに、なにかRPGっぽいものは、あっさりと演出するっていう矜持があるのかしら・・・??


 全体的にちょっとボリューム不足かなぁ・・・急げば35時間くらい、でも寄り道要素いっぱいあるし、裏ボスなども一応いるので、薄いってほどでもない。ちょい物足りないって感じですか・・・大作とは呼べない。

 けど欠点みたいなものもあんまりないし、手堅い作りではある。ストーリーがやや鬱ですけど・・まぁ暇でしたら手を出してみるのもあり。

2024年10月21日月曜日

1999 レーシングラグーン

・・・冗談じゃねぇ・・・  


 知る人ぞしる、スクウェア黄金時代のレースRPGゲーム(!?)

 ラグーンとあるようにあの、バハムートラグーンチームが作っております。


要するにロープレの戦闘の部分がレースになったRRPGという、非常に斬新なジャンルのゲーム。


 だがゲームシステムだけじゃなくてあらゆるものが斬新なゲームなのです。


巷ではクソゲーとかバカゲー扱いされています。別にバカゲー的ギャグみたいなものは無い・・いや・・・あるのか?・・・冗談じゃねぇ・・・


 一番の特徴はラグーン語といわれる得意な文体・・・それに尽きるのさ・・・フェルディナン・セリーヌのような・・・を多用したTEXTなのさ・・・冗談じゃねぇ・・・


 文体だけじゃねぇ・・・すべての文章がPOETICで名言のオンパレードなのさ・・・バハムートラグーンでもそうだった・・おなじシナリオライター・・鳥山求・・・冗談じゃねぇ・・・だが鳥山求も随分丸くなって以降こんなめちゃくちゃなシナリオは書いちゃいねえ・・・


レースゲームとしてはバスにフェラーリのエンジンつけて改造してみたり、ターボを何個も積んでみたりと、グランツーリスモ的リアリズムとはかけ離れたなんでもありのゲーム、このへんがバカゲーと言われる所以、おもしろパーツもいっぱいあるし、おもしろキャラもいる・・・人間じゃねぇ・・・


 驚くべきはそのキャラクターモデリングの稚拙さと、ぶっ飛んだファッションセンス。FF8よりもあとの作品のはずですが・・・?社内でベースモデルを共有みたいなことをしないのでしょうか?ラグーンチームがはぶられていたのか・・・モデリングはとんでもなくひどい、スクウェアのモデリングとはとても思えない、そのへんのの専門学生レベルです・・・冗談じゃねぇゼ・・・


 しかしシナリオは名言も多いし、ぶっ飛びまくってるし、異常なセンスを感じます、全盛期のスクウェアはまじで才能人が不思議と集まってくる、シンギュラポイントと化していたのです。


 そのシナリオも後半にいくにつれてとんでもねぇ超展開。まったくこの時期のスクウェアは正気を失ってるんじゃないかって思いたくなりますねw


 走り屋達の話なのでレースゲームなのに、ほとんどずっと夜。シナリオも9割夜、こんなに夜ばっかりのゲームは他にないかも、このへんも尖り散らかしてます。


 ほいで、このゲーム何よりも大事なのはその音楽だったりします。


サントラ現在の価格・・・・


20万


 にじうまん。嘘だろ・・・いかれたPRICEがついてやがる・・・ゲームを買ってプレイして聞いたほうがめちゃくちゃ安いぜ・・・

 その音楽がですね、プレミアになるのもうなづける、なんとも説明のつかない、スクウェアトランス、みたいな独自のジャンルを確立しています。スクウェアのゲームっぽい音楽としか言いようがない。
 フュージョンを取り入れたって言われてますが、フュージョンって言葉は実際には何を指してるのか不明なジャンル。マイルスがフュージョンって言われてますが、マイルスとは似てるところは一つもない。ワタシはトランスとかダンスミュージックとシティポップの融合っぽいと思う。
 スクウェア音楽チームはワタシは、実は最強の音楽集団だと思ってるのですが、けっこうこのラグーンっぽい音楽はその後も影響を残しています。完全に時代を20年は先どっていたって感じ、今聞いても、まだ新しいと感じる



 確かにゲームとしてはレースゲームとしては操作性も悪いしスピード感もなく特に面白くないのですけど、シナリオと音楽は抜群です。こういうのがあるからレトロゲームをディグるのは止められねぇ・・・小さくまとまっちまったAAAゲームにはねぇ・・・熱さ・・・特に世紀末の熱気みたいなものがこのゲームにはあるんだ・・・

 RTAJapanでもプレイされてるのでこれは見るしかねぇ・・・YOUTUBEで見れるのさ・・・



1997 OnePiece ワンピース 8巻 サンジ編まで

   さて、なんてワンピースを読み始めました。


もうすぐ終わるらしいのでちょうどいい感じで読んでいけたらと思います。


ワタシでもよく考えたらワンピースってちゃんとよく読んだことなかったのかも。もちろんアニメも見たし、ちょこちょこマンガも読んではいる。けどちゃんと通して読んでなかったのかも。

 ワタシの記憶と全く違う。


 サンジってかなりあとになって仲間になるっていうイメージだったのですが、アーロンよりも先にサンジが出てくるんですね。5巻でもうサンジ出てきてる。


 このアーロン編ってのがめちゃめちゃ長かった記憶だけはあるんです。ほいでワタシはアーロン編が好きじゃなかった。それでアニメ見るのも止めたんですわ。


 このサンジ編まで爽快な冒険活劇だったのに、アーロン編はなんかネチネチしてるんですわね、ワタシの記憶では。

 ナミはアーロンと約束して村を解放するために盗人をして一億貯める・・・いや、アーロンが約束なんて守るわけねぇってどんなアホでもわかりそうなもんですけどね・・・ナミは頭が切れるというキャラなのに・・・、ちょっとこれは無理がありましたね・・・




 ほいでこのあたりでもう、有名な名言みたいなのは出てきてたのですね。

「もう負けねぇから」とか「クソありがとう」とか・・。


 ワンピース、で連載開始された当初は、別にそれほど大人気ってわけでもなかった記憶。絵面が入ってこないって言ってた人もいた。むしろNarutoのほうが人気だったような・・・

 

 どっから人気が爆発したのかわからぬ。でもアニメになったってことは人気があったってわけですが・・・


 このサンジ編、から他のマンガとは一線を画して来ます、ナミがいなくなり、ゾロはホークに負け、ルフィはサンジを仲間にし・・・、っていうふうに同時にたくさんの物語が進み出して物語に厚みが出てくる。簡単に言えば群像劇なんですが、だいたいの群像劇ってのは特にマンガは、主人公がめっちゃ強くなって一人の物語になりがち。


 この8巻ですでにジンベエ、ってのがいるっていうフリを入れてるのですが、そのジンベエが実際出てくるまで何十年経ってるんだって話。こんな壮大な前フリふつーじゃないですわ。


 あと多少変わってはいますけども、絵面がほぼ変わらないってのもすごいとこですわ。もう6巻くらいで、作画スタイルは完成されてる。それを何十年も続けるのがすごい、普通飽きて変えてしまうもの・・・。とにかくいつもいいますが、我慢がきく、忍耐力みたいなのがすげーですねぇ。

2024年10月19日土曜日

-500 孫子  孫武

 兵は詭道なり


  説明不要の古典。戦争に関する本の古典中の古典でして、そしてこれを超えるものは今もないと言われてます。


 めっちゃ簡潔で短い。しかし内容は非常に濃い。無駄な部分がほとんどありません。

 

 言いたいことも単純明快。兵は詭道なり、つまり相手を騙して勝て。これに尽きます。

 そしてもうひとつが情報戦の重視で、兵士のなかで一番優秀で、一番褒章を与えるのはスパイだ、スパイが戦争の要だ、としています。


 つまり嘘とスパイ、が戦争で勝つための手段だということ。


他の思想とはまったく逆の真実を、孫武は主張する。


 一体私達はじゃあどうすりゃえぇねん。戦争で勝たなければ生き残れない、勝つためには嘘と裏切りしかない。だがそれは人の道として正しくない。


 現代においてもまったく同じ、嘘をついて誰かを騙して、裏切らないと金も儲からないし、成功もできん。けれど人の道を外したくはない、正しくありたい。この真反対の問題に引き裂かれているのです。


 いわば孫氏と老子、この2つの思想が根本的思想の2つです。でも実は、この2つは最終的には同じような境地に至るのではないか?と言われてたりもする。


 兵の究極は無形、形を持たないことであり、道、の到達点も無為です。正反対を歩いていって無に行き着くというのはおもろいですなぁ。


 

2000 ポポロクロイス物語II

  ポポロの2ですが、実は三作目。


 PS1末期のゲームであり、ほとんど最後のドット絵のRPGであります。時代は完全にポリゴン時代、PS2と発売時期がほぼ同じ。


 ドットの芸の細かさはずば抜けていて、こんなにアニメーションが多いドット絵はたぶんないですね。ドット絵ゲームの最終形態なのかもしらん。めっちゃ凝ってる。

 ちなみにゲーム内のアニメーションもめっちゃクオリティ高い。リアル系じゃなくてほんわか系の作風ながら、すごいちゃんとしていあmす。


 戦闘システムは攻撃の範囲、が明確になって、敵の攻撃も範囲攻撃になって位置取りが大事になった。遠距離攻撃も範囲があって、これがなかなか面倒。

 戦闘バランスは相変わらず敵の火力が高くて、すぐに落ちる。これはポポロの仕様。世界観はファンシーだが、敵の火力だけはガチ。こっちの火力も高いので、いわゆる先行絶対ゲーム。

 後半になると高火力が止まらなくなり、ジルバが無双を始める。はっきりいってゲームバランスは悪い。ガバガバです。

 ジルバ無双しだすとボスはザコだし、ザコ敵も何もせずに開幕全体攻撃で消えるのでそれしか使わない。

 まぁヌルゲーです。まぁそれも仕方ないことかも。この絵面でバチバチのムズゲーってわけにもいかんでしょう。



 なぜかルーラ的なファストトラベルがない、前作はあったのに・・?ホワイ?終盤になるとやって出てくるけど遅ない??


キャラの出入りがめっちゃ激しいし、結局最後に誰が残るのかもわからんために育成難しいです。

 

 プレステのRPGにしてはめずらしいほぼ全セリフボイスあり。おかげで容量喰いまくって3枚組。何度もいいますが、ちょうどPS2と発売時期が被っているので過渡期の作品。この何枚組、ってのもPS1ならではの時代を感じますね。DVDで数枚組ってあったのだろうか??


 そして街のマップがバカ広い。デザインも似通っていて死ぬほどわかりにくい。街の中で迷子になる。特にジルバのいる城、気が狂ったのかというほどでかい。本当に王宮です。


 でもやっぱ明らかにボリューム不足だと思いますね。最後仲間が揃ってからすぐに次がラストダンジョン、正直後半加入キャラ活躍するチャンス全くない。

 別にそれほどいそがなくても20時間くらいで終わってしまう。

RPGは50時間が最低ラインだとワタシは思ってるのでこれはちょっと短いですね。演出にデータ割きすぎました。

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 さて問題の物語なんですが・・・

この物語こそこのゲームの売りで、実際に評価も高い。


ピエトロとナルシアは青年に成長して、基本二人の恋愛ものになってます。

 色気づきやがって・・・。なんだか可愛げがなくなっていやだ・・って感じがワタシはしましたねw

 ワタシが恋愛もの嫌いだからなんですが。まぁ物語はよく出来ているとは思います。

敵もマイラという、自分だけがが美しくなければ嫌だからすべての者に呪をかけて醜くさせたいという、非常にねちっこくて陰湿な女がボス。非常に女、らしいボスだといえる。これシナリオ書いたの女の人なのかしら??

 ただ自分が美しくなりたいために世界を滅ぼす。なかなかトチ狂ってます・・・


 恋愛モノの何が嫌いというに、恋愛、という「型」にハマるから嫌なんですね。恋愛という物語の型、がもう完全に確立されてるために、全部その型にハマってしまう、それでそこそこ形になってしまうから、型、から抜けられない。

 水戸黄門、忠臣蔵ってことです。


 やっぱりオチも恋愛ものってこういうオチだよね、っていうベタなやつになっている。このベタがやっぱ好きな人もおるのですが、やっぱワタシは、物語って驚き、だと思うので好きじゃないですね。

2024年10月10日木曜日

1999 スーパーロボット大戦64

  スパロボって名前のつけかたが意味わからんのでこれが何作目の作品なのかわからん。


たぶん 第三次、第4次、F、そして64だと思うので、実質6か7くらいになるのでせうか。

 参戦作品は基本イツメン、ガンダムとゲッター、マジンガー、が中心ですが、ガンダムWが参戦してるのが新しいのだと思う。1999年ですから。

 あとオーラ、ダンクーガ、コンVなどもイツメンでいます。


 64の強みはやっぱりローディングが短いこと。サクサク進むのが非常に大事。でも戦闘ムービースキップは無い。

   

 近年のスパロボに比して、たぶんややむずい。ザコの敵でも二発被弾したら沈むし、ニュータイプでも30%くらいで当たる。スーパー系はつまり100当たるということ。敵の火力が高め。後半敵のファンネルも全部即死です。結構命中も高い。まぁ小学生じゃないかぎり閃きや鉄壁維持して、ほぼ無傷で倒せるけども・・・小学生が脳直で突っ込ませるとガンガン沈められることになります。

 もちろん、ザコにもスーパーの攻撃は当たらぬ。あとこっちの攻撃力も、特にリアルガンダム系は弱い。

 ガンダムW系だけは異様に強い。たぶん当時人気だったからバイアスがかかってるんでしょう。さらにフルカスタムでボーナスもあるので、特に強い。

 ガンダムWカスタムをフルチューンしてしまうとマップ兵器ですべてを消し飛ばしてしまうのでゲームバランス崩壊します。そんだけヒイロは当時人気だったのだ。


 オーラ系は弱体化。オーラ切りがエネルギー食うようになってしまったので、単騎特攻オーラ無双出来なくなった。

 それでもまだまだ強い。運動性を上げてヘイト集め役にはやっぱりダンバインしかいない。

 まったくダンバインのアニメ見たことないけど、スパロボで強いから知ってるって人多いのでは。

 知らない人に説明すると、ダンバインはもとから運動性が高くて弾が当たりにくいのですし、さらにパイロットが優秀、またさらに妖精が乗ってるために能力ボーナス、さらにさらに、パイロットの聖戦士という特殊技能、さらにさらにさらに、分身、切り払い、オーラバリアとただでさえ当たらないのに回避技能も三段構え、さらにさらにさらにさらに!サイズがめちゃくちゃ小さいのでサイズ補正によって回避性能がボーナスが入る。

 正直相手が終盤ボスとか、必中持ちじゃない限り、敵命中率は0%になるというインチキユニット。明らかにバランスブレイカーなのですが、ダンバインってのがそういうストーリーだから仕方ないというわけですね。

 前の作品とかではそこにさらに、オーラ斬りはエネルギー消費無しで打ち放題だったので、一人で敵軍を殲滅させることが出来ました。

 ダンバインのデザインも蟲っぽくてワタシは結構好きです。デザイン結構凝ってる。


 説明が全然ないってのもこのゲームの特徴。マジンガーZ、カイザーOrゲッターは合体攻撃などあり。

 一応隠しですが、銀嶺、が乗ってる銀嶺Typeは気力で変身可能になる&銀嶺は超能力、という能力があって、回避、命中が非常に高くなる。スパロボですがニュータイプです。実はめっちゃ強い。

 同じように、超能力持ちのゴッドマーズ、そして見逃しがちですが、マリアフリード、もスパロボですが、超能力により、リアル系に劣らない命中回避をえられます。

 よってマジンガー系の最強パイロットはどう考えてもマリアフリードなので、マジンガー使うならマリアを乗せましょう。


シャイガンも強いのですが、立ち上がりが遅すぎる・・、気力下げられるとあとはでくのぼう・・。活躍せずに終わるケースが多い。

 ゲッターは相変わらずエース・・・、だが他にもエースはいっぱいいるので、三次の時みたいにゲッター神にすべて頼る必要はない。


 というわけでそこそこ難易度もありつつ(といっても普通のシュミレーションとすればヌルゲー)、いいバランスの良いスパロボとされています。

 単騎特攻、一人で殲滅は出来ない・・・と思う。スパロボは基本はぬるい、お祭りゲーですし仕方ない。


 序盤、中盤と地上ステージが多いのが結構きつい。飛べない地上タイプはまじで機動力終わってる。ミノフスキークラフト必須。

 アムロ、カミーユ、ジュドー、とガンダム主人公は弐回行動レベルが30代前半で優秀なのですが、ガンダムの強い機体がなかなか手に入らないので困る。ジュドーにいたってはずっと乗る機体が無い。

 ジュドーと一緒に仲間になる、ビーチャ、という誰やねん、っていうやつが数少ない奇跡持ち。(たぶん妖精、フォウ、ビーチャの三人だけ)なのでジュドーよりも実は強いがまず見逃すでしょうね。フォウも乗る機体がない!!なんてこったい。フォウは隠しキャラで加入条件もややこしいので、たぶんガンダム系では一番強い。

 ファンネル持ちが加入するのはずっと終盤・・・やっぱオーラに頼るしかねぇか。

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 ワタシ初めてちゃんとストーリーを読みました、いつもガンスキップしてたのですが。お祭りゲーにストーリー求めるやつなんていない。

 でもこの64は割と独自のストーリーで出来がいいとの噂でしたので。


 中盤の後半くらいまで、ずっとふらふらと俺達は何をすればいいんだ・・・?っていうモラトリアムがあるのがシナリオの特徴だと思います、最終的にはシャアが裏切って逆シャアのシナリオへと帰着します。そのあとに一応オリジナルボスもあるんですがこいつはザコ。シャアたちはダミーが大量があって攻撃が全然通らずにかなり鬱陶しいです。ほぼ全員ファンネル持ちだし。


 途中で大きな分岐が中盤のはじめくらいにあって。OZルートとそれ以外、まったく別の話になります。

 だから両方埋めるとものすごい時間かかる。さらに細かい分岐も色々あるので。シュミレーションゲームってのは時間食べ蟲ですね。ボリュームは花丸、めっちゃ遊べる。


 でもやっぱり戦闘スキップできないのですげー時間かかるのでタイパ重視の現代人にはおすすめできないかも・・・。据置機だし。携帯機で暇つぶしするには非常に良いですね。いつでも止められるし。

 

-470 老子

 国家が何かを禁止すると、人民はますます貧しくなり

文明の利器が現れると国家はますます混乱し

法律が増えると、盗賊がますます増える

 統治者が無為無欲になればそれだけで、人民は正しく治まる


 人間の罪で最悪のものは欲望を持ち続け、満ち足りることを知らないことだ 

すべての争いは人間の欲望が原因である



読めばすぐわかると思いますが、老子ってのはどうやら実在の人物じゃないし、この本も一人の人間によって書かれたものじゃないってわかります。

 文体も内容も一貫性がない。どうやらモデルになった人物はいたようですが・・・中国では老子は神様とか仙人という扱いっぽい。


 「老子」がのちに、道教、タオイズムという哲学になっていきまして、儒教と道教が中国の哲学、みたいに言われますが、ワタシが思うには儒教は哲学ではなくて、ただの教訓、教えです。ほかの百家争鳴、の人々もそう。実践的教え、であって、哲学、ではない。

 哲学といえるのは道教のみ。

 

 哲学ってのは、どうやって生きるか、あるいは死ぬか?というのを考える学問。


 儒教には、どうやって宇宙が始まったか?みたいな説明はないです。道教にはそれがあって、正しいと思うかどうかは別として、宇宙の誕生から、人間はいかに生きるべきか?というのを教える、まさしく哲学、です。

 なぜ生きるのか?を考えるには、当然、そもそもなんで生まれたのか?を答えないといけないからそういうわけです。


 その主張は仏教に近くもあり、違うところもある。

 無為。仁義礼智、このような劣った美徳はいずれも否定する。ただ無為自然、万物の根源である、道、さえあればよい。ほかはすべて捨てろ。という非常にラディカルな主張。


 仏教は色欲は否定しますがたぶん学問を否定してないですが、老子はそれすらも不要。学ぶことも智慧もいらないといいます。何にも出来ないでくのぼうこそが、道、へ近づく。


 樸  そぼくの「ボク」、何もせずにそのままの状態。これが良いとします。


 仁義礼智の批判は明らかに儒教批判なので、これは時代が下って書き足されたものなのでせう。礼なんてものは虚飾にすぎないと一刀両断しておる。



 全部逆張りして適当なこと言ってんじゃねぇジジィ、と言いたいような部分もたくさんある。けど、道、というだけあって、道の境地、にたどりつける、みたいななんていうのでしょう、解脱思想みたいなものある。

 

 ただこの時代において、反文明、反進歩主義、ってのは非常に鋭いです。文明が発達しすぎれば滅びる。便利さや生産性の肥大化は混乱を生むだけだと見抜いたところはやはりこれは古典ですね。

 

2024年10月8日火曜日

1912 失われた世界  The Lost World ロストワールド  ドイル

  作者はもちろん皆さんおなじみコナン・ドイル。


 ドイルはホームズを生み出して、探偵小説というジャンルを決定的にしたうえに、さらにこのロストワールドで、恐竜モノのSFというジャンルを確立します。

 こんな2つもジャンルを開拓する、なんてのを成し遂げたのは、作家の中でも非常に稀ですね。


 先達としてはやっぱしジュール・ヴェルヌ、ということになります。ヴェルヌはそもそも、大衆向けの娯楽小説、というメディア全体、を生み出したという功績がるあるとおもいます。

 というかエンタメ、ってものの創設者なのかもしらん。芸術、アート、ではなくてエンタメ。


 アートとエンタメ、どっちが上ということはないとワタシは思う。どっちも大事。よく言いますけども、まさに寿司とカレーもしくはラーメン。どっちも好きだしどっちも食べたいであろ?


 ドイルって人は、やっぱ人の心を掴むのが上手いというのか、非常に読みやすいし、こうだったらいいのにな、っていう読者に期待を持たせてそれを満足させるってのが上手い。

 冒頭主人公は、グラディスっていう女性がかぐや姫みたいに、偉大な冒険をしたら結婚してあげると言われて、冒険に出ることになります。

 平凡な作家なら、大冒険を終えてハッピーエンドってことになる。でもこの小説では、グラディスは、実は厄介払いをしただけで、冒険から返ってくるとくだらない男と結婚してる。

 すごくそれがなんかカタルシスというか、スカっとしますね。


 滅んだと思われたいた恐竜がもし生きていたら??


 というアイデアだけでもうこの小説は勝ったも同然なのですが、ひとひねりの加え方が上手ですね。

 もちろんこの小説からロスト・ワールド、ジュラシック・ワールドは影響受けてます、著作権払ってるのかどうかは知らん。


 ただやっぱ小説の限界も感じる作品でもある、恐竜の名前を言われてもビジュアルが全然浮かんで来ない。マンガだったらなぁ・・・と感じますね。


 実は毒ガス帯、という続編が存在していて、その続編も有名な作品・・・というわけで毒ガス帯に続く・・・

2024年10月1日火曜日

2016 ONE PIECE FILM GOLD

 ワンピースの映画13作目らしいです。


 13!やってますねぇ。


ポケモン、コナン、ワンピース、ドラえもん?しんちゃん?だいたいこの恒例アニメ映画を作るのに日本のアニメーターの半分くらいの能力が使われておりますね。別にまぁ悪いわけではないけど・・・

 

 評判もよく、確かにこれまでの映画で一番出来が良かったと思います。尾田氏本人が参加されてるってわけで、やっぱ原作者が入るとこうも違うかねって感じですね。


 できるなら最初っから本気出して勝てばいいのでは??っていうツッコミは無粋というもの、毎年お決まりの忠臣蔵みたいな話なのですから。


 その忠臣蔵みたいなのを、いかに自分流にこなすかっていうのが一番実力の出るやり方でもある。同じマシンで走るみたいなもので。


 でもやや長い、120分くらいある、アニメ映画としてはかなりしんどい。


 作画も、だんだん、やり方がわかって来た。これまでの蓄積から、こういうのがいいよねっていう積み重ねがあって完成されてるって感じですね。



 でも気になるのは、やっぱゲスト声優、普段声優じゃない芸能人が声優やってんですが、これがまぁひどい。これが映画のクオリティをガクっと下げてますね。それもちょい役とかおもしろキャラ枠で使うならまだしも結構大事な役にそういう芸能人使ってるのはまぢでダサい、一気に萎える。

 

 そんな芸能人が出てるから映画見に行こうなんてやついるぅ?? マイナーな映画で少しでも客寄せしたいってのはわかるけど、ワンピースの映画だぜ??一体なにを考えとるんや。


 やっぱ声優の発声ってのは独特なもんで、舞台とか映画とかとはまったく違うもの、っていうかまだ舞台俳優のほうがいい。テレビ俳優はまじで音圧が全然ないからてんでダメ。この悪しき風習はほんとやめてほしいですね。