2024年10月25日金曜日

2000 ブレスオブファイア 4 うつろわざるもの

  カプコンのRPGシリーズの四作目。

 

うつろわざるもの・・・?


 というなんだか語感も悪いし意味もはっきりしないサブタイトルがついてます。

裁かれざるモノ、みたいに意味が通らないコトバですね・・・


 主人公は龍、でヒロインはフェアリー、で毎回同じキャラ、というのがブレワイのおなじみ。キャラを使い回すという人間喜劇システムですわね。


 オーソドックスなターン制RPG、グラフィックの感じはゼノブレにすごい似てる。戦闘システムはまったく似てないけれど。

 めっちゃシンプルなゲームです。とにかく主人公がドラゴンに変身してボコす。だいたいいつもこれ。

 ブレワイの龍はいわゆるドラゴンじゃなくて、妙な生き物です。龍というより、神、です。


 遅延行為的めんどくさいミニゲームが多いのも特徴、おにごっことかかくれんぼとか、非常にだるいミニゲームがあってココロが折られそうになります。ワイルドアームズみたいな謎解きではなく、とにかくめんどいゲーム。


 マップがとにかくクソ見づらいです。しかも明らかにわざと。妨害行為です。最初のほうのかくれんぼの難易度いかつい、ここで詰んだかとおもった。

 ブレワイ名物?のデカマップもあります。これもコンパス苦手な人は詰む。


戦闘システムはシンプルですが、育成は師匠につくことによって成長率が変わるので結構悩ましい

リュウ  どうせボス戦は変身するので関係なし。主人公だけバカ強いゲームなので100万%スタメン。

ニーナ 後衛にいると誰かが死ぬと回復する特性あり。魔法ブッパでザコも掃討できる。100万%魔法特化。 師匠はチェク老人一択


マスター  すぐにわかりますが魔法も使えねーし、攻撃力も低いが、装備がめっちゃ強いので100%タンク


クレイ  お気づきかと思いますが無能兄貴。アタッカーはリュウに決まってるし魔法も弱い、使い道無し。ストーリーでもほぼ何の活躍もせんw


アースラ 通常攻撃が全体で素早さもあるのでザコ掃討に活躍。ボス戦ではもちろんアタッカーはリュウにゆずるのでベンチ よって素早さ特化  師匠ンジョモ

・・・と書きましたが、サイアスのほうが優秀なのでやっぱベンチ 


サイアス 実は真のエース。瀕死になると攻撃力が跳ね上がり、防御が0になる、というピーキーな仕様ながら、ずっと瀕死のままにして先制させれば超火力を出せる。先制とれないと死ぬので素早さ特化 こいつもンジョモ師匠。


 2章までザコはなぐっときゃ勝てるし、ボスはリュウの変身でタコ殴りなのでめっちゃヌルいのですが、3章から、ギアを1速から4速にしたみたいにバゴォンって敵が強くなります。もっとゆるやかに出来ませんかカプコンさんw

 ほいでもリュウの変身が鬼強いのでムズいってほどじゃない。そこそこです。


ただラスボスだけはやや手強い。

 アブソリュート1、という全員のHP1にする、というラスボスらしいクソみたいな技を使って来ますが、これでリュウのドラゴン変身が無力化されて、ついにドラゴン変身でゴリ押しが通用しなくなる、最後に限ってこれかよ!!w 

 自分の力で戦えということ。ほいでラスボス物理がほぼ効かない、最強の武器を持っててもたいしてダメージが通らないし、全体攻撃の火力もいかつい。ニーナのリフラルだけじゃ間に合わないし、ニーナがダメージソースなので回復するやつがいない。

 というわけで妖精の村を発展させて、連元気玉、という全体回復アイテムを持っているかが勝負です。持ってないとたぶん負け確定。よっぽどレベル高いとか、ラーニングですごいわざ持ってるとか・・・

 普通に何も考えずにここまで来るとそういうサブイベはまったく消化してないだろうから負けます。ラーニングしまくってるし、伝道師たちからシャドウウォークとかを習ってる人はまず間違いなく攻略本読んでるので苦戦はしない。

 ノーヒントだとまず死ぬ。


 連結球があれば、ニーナは魔法攻撃、他二人はひたすら連結玉。というアイテムゴリ押しで勝てる。かなり時間かかりますが・・・、それとMP回復アイテムも温存してないとまずいことになる。

///////////

 ほいでストーリーなのですが

カプコンらしくないというかw なんだか不思議な話です。全然オーソドックスではない。悪い帝国がめちゃくちゃしやがる、っていういつもの奴・・・とは違う。

 これは一体どういう話なんだ・・?ってのがなかなか正体を表してきません。主人公?であるリュウは一言もしゃべらんが、声優はめっちゃはっきりしゃべる。

 カプコンなのに結構まぢな物語やん・・・って感じ。みなさんカプコンってスト2とかバイオみたいな馬鹿げた話っていうイメージだと思うので・・・。らしくない。雰囲気とか世界観重視の話。


 重大なコンセプト、として、この世界で、龍や、神、はヒトによって召喚されるものなのです、神がヒトを作るのではなく、ヒトが神を呼ぶ。神の力を求めて当然ヒトは龍を召喚するが・・・?って話。


 終盤はかなりえげつなくグロい話になっていきます。が、これはカプコンらしいというか・・カプコンのボスっていっつもこれだ、っていうやつですね。これは自分の目で確かめよとしか・・・

 エグい話なのに、なんだか淡々語られるってのが特徴でもある、ムービーとか演出がこのゲームめっちゃ少ない。ポポロと比べると対局にある・・。ロックマンDASHとか見ると、カプコンのロープレってだいたいこういうスタイルなんですよね。

 バイオとかだとムービーとか大好きなのに、なにかRPGっぽいものは、あっさりと演出するっていう矜持があるのかしら・・・??


 全体的にちょっとボリューム不足かなぁ・・・急げば35時間くらい、でも寄り道要素いっぱいあるし、裏ボスなども一応いるので、薄いってほどでもない。ちょい物足りないって感じですか・・・大作とは呼べない。

 けど欠点みたいなものもあんまりないし、手堅い作りではある。ストーリーがやや鬱ですけど・・まぁ暇でしたら手を出してみるのもあり。