2015年2月28日土曜日

テイルズ レジェンディア 2005 ☆6.5

 この前やったFF12がベタベタの設定ばっかしだったとすると、レジェンディアはベタをかなり外しにいってます、回復キャラが序盤は筋骨隆々のハンマーを持ったおっさんという、まじか?という設定です、まず筋肉もりもりのハンマーを持ったキャラが物理攻撃はほとんどしない魔法担当ってのがすげー裏をかいてます。でもやっぱなんとなくヤダw 普通にカワイイ魔女っ子みたいなヤツが回復にしたほうがいいですね。ベタの裏を掻けばいいというわけでもないんだなーと思います。

 それに主人公の武器が素手で、剣を使うのが女剣士ってのもベタを外して来てるのですけど、どうも素手のリーチの狭さがひどすぎて主人公使うきにならないのですよね、かといって剣士も攻撃力がえら低くてなんかこれだ!っていう操作性のキャラがいませぬ。結局Iはモーゼスで遠距離攻撃だけで攻略してまいましたけど、どうも闘ってる感じがしない。




 しかれども、ずっとヒロインが名目上の妹で、お兄ちゃんお兄ちゃん助けて!みたいなお兄ちゃんをゴリ押ししてくるし、最初はその姉のほうが好きだったのに姉のほうが死んじゃう、けど妹もほんとは好きみたいな、安い同人みたいなヲタク設定でして、ナムコ気が狂っとるんか!って感じでもありますw そいで序盤は若い女の子が次々と死んでいくという欝展開ですので注意ですね。


 ゲームのシステムとしてレジェンディアはシンプルに、がモットーとなってるようでして、横スクロールの3Dキャラのアクション戦闘なんですが・・・・ん~、それって一番最初以下に戻ってるんじゃないか?って気がしてしょうがないですね、2Dキャラのほうがやっぱ手が混んでるような気がするし。シンプルに、というのと手抜きっていうのは違うんですけどねー。
 けどこの時期ゲーム離れっていうかゲームがフクザツになりすぎてて、ビギナーにはよくわからんってのが言われてた時代だったような気がします。で、アクションが苦手なヒトにでも楽しめるってわけで、たいがいそういう触れ込みのゲームはヌルゲーなんですけど、これもレジェンディアもご多分にもれずかなりのヌルゲーではあります、けど序盤のオーガみたいなボスだけはやたら強い。テイルズシリーズっていうとだいたいは後半の雑魚キャラの全体魔法が死ぬほどダメージで、ラスボスは即死攻撃ばっかりで結局主人公1人の肉弾戦って感じですけど、今回あまり全体攻撃ってのが存在しないで、遠距離から攻撃すればノーダメージで叩けるので、魔神拳がかなり重要な技になってくるっていうシリーズ初の展開です。

 ラスボスもまぁまぁ弱いです、で、裏面的なところがすごい長いんですが、というか裏面からのボリュームがゲームの40%くらいあります。・・・・ん~、やっぱテイルズシリーズはデスティニー以降は迷走してるって感じがしますね、個人的にはデスティニーのPs2リメイクが一番出来が良かった気がします。今のところ。キャラが立ってた。

 
 個人的に一番しっくりこなかったのはヒロインのシャーリィっていうキャラのデザインが気に食わなかったのがかなりあるのかも・・・、結局はこのゲームはシャーリィが主人公のセネルにフラれたのにキレて世界を海に沈めようとするっていう嘘みたいなストーリーです。しかも実は自分たちが他の星からやってきた宇宙人だったという、19世紀のSFみたいなオチですし・・・。