2017年7月8日土曜日

2016  Kingsglaive Final Fantasy XV

FF XVのメディアミックス的なものとして作られた映画なんですが、フル3DCG、です。


 ですが、これはもはや3DCGではないですね、キャラクターがフォトリアルすぎて、あっ、人間もCGなんじゃん、って気づくのにかなり時間がかかりました。よーーーくみないと、もはや実写と区別がつきません。

 最新のCGはすげぇ!と、いいたいところなんですが・・・・、えっ??じゃあ実写でよくね??なんの為に3DCGでフォトリアルなキャラクターをつくる必要があるわけ??とも思いますね。



 実際には、現実ではありえないようなファッションやアクションが出来たりするわけですが、ハリウッドがよくやってるモーションキャプチャーにCGを合成しまくったタイプの映画とまったく見分けがつきません。

 予算的にはどっちがかかるんでしょう?


 ともかく最新のCG技術はもうフォトリアルとしてはいきつくとこまできてるんだな、って感じです。ほんとにフォトリアルそのもの。



映画の内容は、はっきり言ってよく意味がわかりません。ゲームをやってみてちょってことなんかもしれませんが、どうも最近のFFのシナリオチームってイマイチっていうのか・・・なんか。たぶんこれって、FFはもはや世界市場で売るためのコンテンツだってことですよね、ストーリーの作り方がハリウッド映画そのものですもの、日本人向けじゃ全然ない。


 家族や国家を守るために戦う。ハリウッド映画ってのは基本全部それで、それ以外にはない。それをうぇっ、なんだこのシナリオは、っていうやつは、あんましいないわけで、最大公約数なんですよね、なるべく多くのヒトに受け入れられるもの、というと確実にそうなる。
 そしてなるべく多くの人に受け入れられるものは、マニア層からするとまったくおもしろくない。それは当たり前な話しで、マニアにもビギナーにも楽しいなんてものは存在しないしムリな話しです。老若男女に受け入れられる、といいますけど、そんなものは絶対にない。四角くて丸いモノ、みたいなものです。



 物語の構図はものすごく単純で、悪い帝国と、それと戦う国家の王家の物語みたいな奴でして小2でもわかるような物語です。 悪い帝国はとにかく悪いだけで何の深みもない。



 映像はとにかくキレイでCGもがっつり作りこんであるので、もうここまで来てるんだ、ってのを知りたい人にはオススメ。フォトリアルに作るっていうのは目標としては一番わかりやすいですよね、見本があってそれに近づけていけばいいだけですから。でもその目標はもはや達成したと思います、これ以上フォトリアルにする必要なんてあとはほんのすこしの調整だけって感じです。ではそっからどうする??っていうのは暗中模索ですよね、写実よりもリアルなもの、ってのは存在しないわけで、そこが行き止まりです。3DCGってのはもう終着点到着しちゃってんじゃんって感じがします。これ以上なにが必要なの?っていう状態。


 でもワタシはフォトリアルがいいとはちっとも思いませんね、 写実に近ければ近いほど面白いってことは無いです。どんなに高画質で美しくても、やっぱつまんないものはつまんないです。


 世間ではどっちが多いんですかね、すげー!こんなに綺麗でまるで実写みたい!素晴らしー!っていうのが多数派なのか、なにこのキャラの可愛気の無さは・・・・、リアルすぎて気持ちわりぃっ、こんなのFFじゃない!っていうヒトと、ワタシは断然後者なんですが・・・。


 ゲームのFFXVはどうなんでしょうか、面白いのかなぁ?どーもなんか手が出ないですね。PS4どころかPS3も持ってないものなぁ・・・。

 CGムービーのおまけとしてゲームがついてくるっていう最近のSQ的ゲームはやりたくないですよねー・・。