2018年8月18日土曜日

2012 国家破産で起きる36の出来事  浅井隆

ハッキリ言ってこれは悪本です、このブログで悪本が登場するのは稀ですね、だいたい古典かゲーム、マンガしか扱わないので、現代の一般書が出てくることはまずない。

 別にこの本に限らず現代のいわゆる新書だの一般書ってのはほぼすべて悪本です、一部の科学の専門向けの本以外は、愚にもつかないことと、虚言、誇大広告が書いてあるだけです。


 と、ディスりつつも、事実としてはまともなことも書いてあります、悪本な理由は・・・については次作で書くことにする・・・に対する解決法はもう一つの本を買ってくれ・・・
 みたいな殆どが自分のCMと売り込みばかり書いてあるのです、ひどい本だ。
だいたいのダイエット本やら健康本、もまぁ同じようなものですけどね。金を払って買ったのにさらに広告ばかりという詐欺です。電車に乗ってても思うのですよね、なんで金払って乗ってんのに広告ベタベタ貼ってあるんだ?って。広告見せるならタダにしろよって。

 ともかく国家破産はまぁどういう形であれ起こるでしょうってことです、これもワタシも絶対そう思う。しかしこの本は2012年で、あと5年で危機的状況になる・・・・と断言してますので、めちゃくちゃ嘘だったということになりましたね。


 アベノミクス・・・、は微妙に延命効果を発揮しています。経常収支は黒字ですし、インフレも今のところじわじわと進めていけている、このままじわじわインフレ、を続けていくことができれば、年5%であっても、10年後には162%になるわけで、借金は実質半分になるという次第・・・そんなにうまくいくわけないけど、いきなりの破滅、大混乱を避けられる、の、かも、ね。年金も半分だけどにゃ。でも絶対インフレが起きることは間違いない。

 まぁインフレってのは実質増税と同じなのですが、ポピュリズムでは増税は出来ず、インフレとなるわけですな。

あと庶民はどうあがいても海外移住なども出来ないし、リスク分散などもたかがしれている、諦めろということです。金持ち、まぁ5000万くらい持ってる人だけが、リスク分散、海外移住を準備したほうがよろしいのでしょうね。


ちょっと気になるのはアマゾンなどで探すとここ数年この国家破産について、みたいな本が全然出版されてないのです・・・裏で言論統制が敷かれているか、さらに悪いことですけど、国家破産のリスクが無くなったという油断が生まれているのかも。


 

結局戦争ってのは経済戦争で、人種だの宗教だのもやっぱり経済闘争だってのがワタシの今のところの考え。