国家破産シリーズ
結構な大著ですけれど半分くらいはデータ集とデータ索引なので実質な文字としてはそこまででもないです。
とにかくデフォルトや銀行破産などのデータを集めまくって分析してみましたという本。これまでこの手の本で無視されてきた国内債務、などが取り扱われている点などが特徴で、金融が発展してきた中世のヨーロッパからデータを集めております。
言ってることはそりゃそうだろ、ってことだと思います。無茶な借り入れをすると破産するということ、国家の財政はあらゆる国で最初はめちゃくちゃであり、あらゆる国がその歴史上、財政的破滅を味わっているということ。
最後にはお決まりの国際的な監査機関が必要だ、という結論になります。
まぁそりゃそうなんだろうけど、作者自信無理だろって思ってる解決法を書いて終わりにするのはまぁ学者の悪いクセですよね。環境問題は悪化している、国際的な協力が必要である。
そりゃそうだろうけど!それが出来たらなんの苦労もしません。あらゆる人間はブッダかキリストのような高い倫理性をそなえた人間になれば何の問題もありません。と同じことです。悪い人間がこの世からいなくなれば、きっと良くなります。っていうのと同じです。
いやそりゃそうだけど!!そうなるはずないじゃん、まずそうは出来ないからこうなっているのだ、っていう前提条件が間違ってますもの。
とにかくバブルと金融の破綻を防ぐ方法は無い、ってのが結論だと思います。現在、もイラン、トルコ、がトランプ政権の圧力などで経済が崩壊しかかっていますし、現在ナウ崩壊中、いや経済とかいう問題ではないっていう国もいくらでもあります。