2019年4月30日火曜日

2009 宇多田ヒカル 点 線

 宇多田ヒカルの自伝?みたいなもの。デビューから一度活動休止をするまで、の間のインタヴュー、描き下ろし、写真などで構成されております。ほぼ半分は写真集なので実はヴォリュームはそこまでない。


 宇多田ヒカルというと、ワタシの中では数少ない、はいこのヒト天才ー・・・って天才ハンコをぽんと押せる人物、ワタシは非常に辛口なんでこういうヒトは歴史上の偉人、カエサル、ソクラテス、プラトン、シェイクスピア、ドストエフスキーみたいな本当のレジェンドを除くと相当わずかしかいません。 
 宇多田ヒカル、藤原基央、宮崎駿、鳥山明、黒澤明、冨樫義博、トム・ヨーク、ジョニー・グリーンウッド、ノエル・ギャラガー、ジョン・レノン、太宰、芥川、漱石・・・いや結構いたわw

 特に絵、と音楽、ってのは、天才、ってのがわかりやすいのかも。絵は一瞬で見ればわかるし、音楽も数十秒でわかる。逆に文章ってこいつ天才かよ!っていうヒトは少ない。特に昨今では本当に見ない。天才的な文章を書くヒト。今生きてるヒトでは一人もいないかも。


 上にだらだら列挙したのでわかったかもしれませんが、女、で天才、って思える人間は、今の所宇多田ヒカル一人なのかも。

 前にもなんかで書きましたけど、このヒトはだいたいこうだろうな・・・ってワタシが思って、その範囲、から飛び出す人間ってほぼいない、あぁやっぱりな、これだよね、っていう。天才ってのはそこから飛び出すヒト。宇多田ヒカルってのはすごい読みづらいヒトですよね。こういうことなの!?って驚かされる。


 この本を読むとわかりますが、UHはほんとに特殊な生い立ちですね。親も音楽家、母は歌手、父はプロデューサー。英才教育なんてものではない、スーパーエリートですね。15才でデビューして超億万長者になったらおかしくなる、って思いますけど、そうじゃないんですよね、生まれた瞬間から金持ちだしスーパーエリートなんですもの、15才で億万長者になったのではなくて、生まれた時から億万長者で、選ばれた人間。NY生まれ。10億が1000億になったって別に生活は何も変わりません。
 宇多田ヒカルは生意気!みたいなこと言うけど、だってヒトに媚びる必要ないんだもん。生まれた時からずっと。

 ワタシはそうはいっても経済的環境がその人間を作ると思ってます。お金が無いと、ヒトに媚びないといけない、ペコペコしたり嘘をついたり、騙したり、騙されたり、競争したり、誰かを蹴落としたり、努力したり勉強したり、誰かを殺したり、見殺しにしたり、裏切ったり・・・

 良し悪しですよね、そうやってカネのために誰かを殺したりすることで物語、ってのは生まれていくし。それが戦争ってものですし、戦争について語ることが物語なのですし。

 金持ちに生まれるってことは、そういう文脈から外れているってことです。何もやる必要は本当はない。誰も殺さなくてもいいし、努力だってしなくていいし。ペコペコ誰かに取り入ろうとしなくていい。ありのままの自分でいられる。やりたくないことはしなくていい。
 逆に言えば、なにかをするための理由がない、モチベーションを自分で作り上げないといけない。自分で自分を動かしてモチベーションを作って、それを成し遂げないといけない。自分が手を汚して金持ちになったのと、生まれた時から金持ちなのではぜんぜん違いますね。それってセカイの物語から外れてるっていう感じ、このセカイの演劇、「戦争と詐欺」、に役を与えてもらってないという感じです。
 自分で台本書いて自分で演る、誰も見ていないのに。それってバカみたいだ。

 そういうわけで宇多田ヒカルの言ってることや行動ってのが、全部、セカイの物語とはズレてるという気がします。その辺のJKとかが言うこととまったく異なる物語のコトバをしゃべってる。もちろん初恋だのなんだのって思春期の恋愛みたいなのは貧乏でも金持ちでも同じところもありますけど、それでもやっぱ前提が違ってますな。
 大人の恋愛ならさらに違う。
「お金なんて関係ない」
なんてのはお金持ちしか言わないやつ
「学歴なんて関係ない」
と同じですね、学歴があるやつだけが言えるやつ。


 これはあれですね、貴族と平民の文化の違いみたいなもの。宇多田ヒカルは貴族、平民の言うことは理解できないし、まったく別のセカイに住んでる。

 じゃあ貴族なのになんで音楽なんて作ってんの?って話です。何の理由も無い。必要がない。それがUHの謎、ですわね。
 
 なんでこのヒト音楽なんかやってんだろう?

 別に音楽に限らずですけど、なにかを作るのってクソしんどいです、歌手、として他のヒトが作った歌を歌うだけなら楽しいかもしれないけど、作曲、アレンジ・・こういうのは本当に時間もかかりまくるし、しんどい作業。


 UHってのは貴族の虚無、って感じがします。19世紀的なテーマですね。このヒトってすっごい空っぽです。いろいろそれらしいことを言ったり、深いことをいったりしてるのですが、まったくココロに響かない。 
 頭が悪くて脳みそ空っぽのそこらへんのJKとは違って、頭が良いのだけれど、人生が空なんですね、がらんどうだ。人間としては、ワタシは嫌いですねw 

 宇多田ヒカルがブームになっていたころ、ワタシはそもそも音楽に興味がなかったし、ぼんやり嫌いでしたね。世間のイメージ戦略が鬱陶しかったのかも。JKの天才!!みたいな。結局のとこ、なんて宇多田ヒカルが売れたかっていうと、若くてまぁまぁ美人で、女だったから、だとワタシは思うのですよね、日本人に音楽のセンスなんかないし。何を聴いてもわかりません、ただ若い女が歌ってる!っていうのが一番大きかったのではと思う。
 曲に関しても初期のほうの曲ってそこまですごいってわけでもないワタシは思います、ただ他がクズばっかりですので他とくらべればそりゃ圧倒的に良いですよ。

 でもこのヒトは天才、ですから、その空っぽ、虚無を音に変えられるというわけ。楽器は、中が空洞だから音が響く。上手く出来ておりますね。
 

 曲的に、わ~やっぱこのヒト天才だわ~とワタシが思ったのは「ULTRA BLUE」の頃からですね、このアルバムは名曲揃い、素晴らしー。

2019年4月27日土曜日

2016 Oasis Supersonic Documetary movie

 曲じゃなくて、ドキュメンタリー映画です、OASISの。こんな映画あったんだ、って感じですね。ワタシOASISに関しては相当詳しいと自負していましたが、この映画を見て初めて知ったことがめちゃありましたねー。

 まずリアムが音楽にのめり込んだのは、ある日別の学校から不良がやってきていきなりリアムの頭をハンマーでぶん殴ったらしいのです。その日から、リアムは音楽にどっぷりハマり、バンドに入ることになったとのこと。
 そんなきっかけある!?って感じですが、ワタシはすげーわかりました。ワタシも小さい頃に頭を強打して、そっから急激に性格が変わったらしいのです、ワタシ自身は全然覚えてない、というかその事故があった日より前のキヲクがほとんど無い。
 そういうわけで、頭を強打していきなり性格が変わるってのは本当にあることなんですよね。フィニアス・グレイという有名な症例があるんですが、脳を強打して、まったく別の性格になったという記録があります。

 またAll around the world 、はOASISにノエルが加入した最初期からあった曲だったようです、へぇ~~!

 あとOASISは一瞬でスターダムに上り詰めたように言われますが、デビューするまで二年ほど下積みがあったようです、伝説、とは違いますな。

 あとデビュー前からほぼ全員どっぷりマリファナ漬けだったのですね、確かにそうじゃないと出てこない音楽だと思う。ちょっと正気じゃない感じ。初期OASISにはやっぱ独特のトリップ感がありますよね。

 で、デビュー曲が映画のタイトルでもある「SUPER SONIC」 なんですけど。こんなデビュー曲を出したアーティストがいたら

  BANG!!

そりゃ大事件、ですわね。デビュー曲でこのクオリティ!? ま・ぢ・か・よ!

 best band in this planet now

 今、この惑星で最高のバンド。バンドキッズがいう定番の中2セリフですけど、嘘じゃなかったと思いますね、あの時世界最高のバンドはOASISでしたわ。

 他にもまぢか!っていう事実がたくさんある、MORNING GLORYの曲はほとんど一曲たったの一日でレコーディング完了したとか、リアムは一回曲聞いただけでボーカル入れしたりとか・・・
 そういう素早いレコーディングならではの音づくりなんです、昨今のたっぷりエフェクトとピッチ補正しまくったヴォーカルとは違います。


 それとOASIS界隈の人々の英語ですわ、彼らって何をいってるか全然わかりませんよね。マンチェスター訛りっていうのでしょう、これがゴリゴリのワーキングクラスイギリス英語ってやつですな。教科書には絶対に出てこないタイプの。 ボヘミアン・ラプソディー、みたいな感動映画はOASISには到底作れませんw ほとんど放送禁止用語しか言わないんだもの。

このドキュメンタリーはOASISの最盛期、ネブワースで25万人ライブを行ったところまでで終わります。
ノエル「あの時代、インターネットが生まれる前の時代、セレブ主導の文化になる前の時代、あの時代が特別で最高の時代だった、あの時代に、人間が集まるってことは、今よりも特別な意味があった・・・、俺たちが最後のロックスターだ」

っちゅーことを言っております、確かに。レディへやコールドプレイはいわゆる、ロックスター、ではないですものね。21世紀はロックバンド、なんてほぼいないっていう状態ですし。ワタシも本当にそう思う、今では到底ネットなしでは生きていけないけれど、ネットや携帯が席巻する前の、93~95年くらい、あの時代が、最高の時代でした。あの時代の繋がり、のほうが、今のネットがつなぐ繋がり、よりも特別なものだった。YOUTUBEで数十億回再生されてる、とか言いますが、その中でカネ出してCDを買うやつは1%もいないわけですからね。

 ノエルがはっきりまとめてますね、スキャンダルだのバンドの軋轢だの兄弟の不和だの、そういうクソみたいなことはすべて忘れられて、SONGだけが残る。
 
 it is fxxxing right man!!

2019年4月26日金曜日

2010 ドンキーコングリターンズ

かなり久々に発売されたドンキーコングシリーズのWii版。ドンキーコンガ、っていう特殊なコントローラーを使ったゲームも発売されたはずですが、特殊すぎて手を出す気には・・・

 よくある任天堂の特殊コントローラー系のゲーム。いやゲーム終わったあとの置き場!!スコープガンとかハンドル、たくさんありますが・・


 そんなことよりこのリターンズ。オーソドックスな横スクロールアクションでまさしくSDKの正当な続編であり、王道を行くゲームです。SDKの時代からグラフィックは異様に綺麗でしたが、さすがに性能が上がってまた一段グラも進化しました。
 
 注目すべきはその難易度で、昨今のアクションゲームでは珍しい、歯ごたえのある難易度。めちゃクソ死にまくって進む、という昔のアクションゲームっぽい感じ。コレコレぇ!!っていうオールドゲーマーも多いのでは?
 でもゲームオーバーしてもめっちゃ戻されるってことないので、そこはユーザーフレンドリー。

 トロッコとかロケットとかの強制スクロールでは20機くらい死ぬのが当たり前。初見殺しのオンパレード。SDKよりもライフが4になりましたが、どうせ即死するのであんまり意味なし。
 そしてなかなかシビィボス戦。久々に手汗をかくタイプのゲームです。そういやこのコントローラーのネジ穴に手汗が溜まるという感覚久々かも。
 ダークソウルでも死ぬほど死んだけどあれはもう腹が立ってしょうがないって感じでしたがw これは楽しく出来ます。

 GCCXでダークソウル挑戦して欲しいですねぇ、全然レトロゲーじゃないけど。


 やっぱ横スクロールアクションは迷わないってのが最高にイイですよね、3Dアクションってどこ行ったらいいの??って迷うことが絶対ある。どんなに難しくても横アクはやることが明確なのでストレスがありません。


 別に欠点でもないのですが、SDKの操作に慣れていると、ローリングがコントローラーのシェイクってのが慣れません、あとダッシュとジャンプのボタンの配置も慣れない。それとスーファミよりもドンキーのジャンプ力がドンキー一匹分高くびよーんって飛ぶのでそれも慣れません、あぁ!飛びすぎ!!って何回も死んだ、なんとなく滑る。あとマリオのクセで三角跳びしようとしてしまうってのもありますね。あうち!!蹴れないんだったーーー!チャラララチャラッチャー・・パン
 

 ただそれはワタシの個人的問題で、操作性は素晴らしく良いです、スムーズに動けた時の爽快感はかなりすごい、つかまりってのができるのですがそれの操作感がすごい良い。
ほんとにモンキーになったみたい、ウホホー!って思わず言ってしまうくらい、スピード感、動かしやすさはこの手のゲームでも群を抜いていいです。ドンキーが好きになりましたね、スマブラでドンキー使いたくなるぜ

 文句なしの良ゲー。


 やりこみ要素としてパズルピースとKONGマークを集めるってのもあるのですが、これは相当きちーっす、あちきは断念・・・

2019年4月23日火曜日

1965 DUNE デューン 砂の惑星 フランク・ハーバート

  ワタシはSFほとんど詳しく無いのですけれど、SF界では相当に有名な作品のようです。
オールタイムベストSF小説!みたいなのでもいつもトップ10に入るくらいな。

 でも内容はSFというか・・・SFファンタジーっていう感じですかね。魔女、とか教団、領主・・とか。むしろミライというよりは、中世チックなものばっかり登場しますし、もちろん魔術とかも登場します。
 魔女て! 宇宙時代に魔女!?


 魔女がいればもちろん魔法も存在し、主人公は未来視が出来ます。というわけで、サイエンス、の部分はかなり少なめ。ほぼ無いといってもいい。

 物語は、ぶっちゃけめちゃくちゃです。魔女はかなりの訓練を受けていて、コトバ、で相手を操ることができる、さらに人並み外れたメンタリティや観察眼を持っていて恐ろしい人間・・・みたいな説明をえんえんしていたのに、寝込みを襲われてあっさり捕まる。いやいや・・魔女特有のなんかすごい観察眼とかいうのはどうなったんじゃい・・・むちゃくそ簡単にやられてんじゃん・・・
 あるいは、毒物検査器、があるのですが、これは毒物検査器にひっかからない秘密の毒です・・・いやいや、これはその毒物検査にひっかからない毒物もわかる未来視です・・いやいやいや、これはその毒物検査にひっかからない毒物を見分ける未来視でも見分けられない秘密の毒です・・・・

 みたいな調子で小学生の喧嘩かよ、っていうようなトリック・・・。トリックでもないですよね、まぁSFだからなんでもありですので。
 SF、っていうのはやっぱりいつでもこの、じゃあなんでもありじゃん・・っていうのがワタシはつきまとってしまいます


 しかし世界観、は相当練り込まれていて、いろいろキラリと光るアイデアもたくさん出てきます。もちろんですが、環境の悪い場所という舞台設定、ソプター、なる羽ばたき飛行機械、砂漠に生息するすべてを飲み込むサンドワーム、水の蒸発を防ぐスーツ、フレメンなる砂漠の民・・・

 たぶん宮崎駿もこれを読んでたんですね、ソプターだけでなく、なんとなくナウシカっぽい、ここからアイデアが来ていたわけだ。よくFFで登場するサンドウォームの元ネタもこのデューンから取られていたんですな。
 なぜか欧米人はこのワームっていう、超巨大な線虫みたいな可愛さもかっこよさもかけらも無いモンスターが好きでよくゲームなどに登場します。だいたいはとにかく巨大、で生命力が強いという設定。


 このシリーズもサンドワームのようにヴォリュームがすごいあって、文庫本三分冊だったので、これがデューンっていうののいくつか出てる物語が全部入ってるのか、と思っていたのですがさにあらず。文庫本三冊でようやく、デューン第一章。っていう感じでめちゃくちゃ長い。ようするに第一章だけで普通の長編小説三冊分のヴォリュームがあるというわけ。そんな超大作を読もうとは思ってなかったので少しめげました。 
 最後に付録として設定、みたいなのが書かれているんですが、とても読めたものではない・・、でもよくここまで練り上げたものだ、と思いますね。
 原作は20年にもわかって書き続けられておって、このフランク・ハーバートなる作家のライフワークのようです。
 欧米って長い本が好きですよな、誰が読むねん!っていう巨大な本を普通に出す、ほんとに誰が読むのだ・・っていう。SFもシリーズとかですげー長いものがたくさんあります。世の中にそんなSFファンっていうのがいるのかなぁ・・、ワタシは現実でSFファンってヒトを一人も見たことがない。まず殆どのヒトが本を読まないですものね。



 後半からなんというか、60年台だな~・・・っていう感じが濃厚に出てきます。一言では説明出来ないのですけど、カウンターカルチャーの裏の部分っていうのか。ハードオカルトっていうのか。ピンチョンとか、トゥルニエとか、現代文学っていうのには必ず出てくる、大江健三郎とかにも出てきます。この手のやつ・・・本当に説明が難しいですな、ようするには、アンチ科学、みたいなやつのもっとタチの悪い陰湿な類のもの・・・
 そしてもうひとつ、宗教戦争っていうテーマがあります。多くのヒトがなるべく避けて通りたいテーマ。タブー中のタブー。この本では多少ごまかしてますけども、いや思い切り、アレだろ!アレのことだろ!っていうテーマが頻出しております、今そういうことを書くと暗殺されたりするので誰も言わなくなってきました。


 総じて・・・、確かに優れた作品ではあるのですが、かなり短くできる、三分の一くらいにできるのでは?って感じ。この作者は言いたいことを全部言ってやる!って感じの書き方で、テンポが悪いし、同じことを何度も言ってる気がします・・・今の若者には到底読み下せないだろうな・・っていう感じ。はっきり言って読みにくい。されど、とにかく作者の情熱、とこれに費やした時間、労力、みたいなのがすごい伝わってきます・・・
 でもやっぱ続編を読む気にはなれぬ・・そういう感じ。

2019年4月19日金曜日

NBA Playoff 2019

NBAプレイオフが始まりましたね。

 一回戦を一通り見て今年の傾向を分析・・・


 まぁ始めっからわかってましたが、GSWが三連覇達成はほぼ90%確実かなってとこですね。怪我さえなければ。

 けれどGSW以外は勢力図が激変してますね、一番はやっぱりヤニス・アデトクンボ。はっきり言ってやばいですね、たった一年で、少なくともNBAトップ5の選手になりました。動きもやばい、ドピーク!っていう感じ、絶好調すぎる。フィジカル、シュート力、スピード、すべてすごすぎる。ひと目でわかる全盛期っていうかんじ。

 ミルウォーキー・バックスなんてくそ田舎のチームをトップシードに持ってきてるわけですからね。でもやっぱり、たった一人では勝てない、それはマイケル・ジョーダンでもそうだったわけで、もうひとり!ヤニスを支えられる選手がいればGSを脅かす存在になったのだと思いますが、今年はやっぱ無理ぽ・・・。もう1チームGSを止められるとすればロケッツですね、ハーデンも気持ち悪いくらいポイント取ってます。去年もギリギリのところまでGSを追い詰めた雪辱戦でもある。
 でもロケッツの順位が低かったせいで、GSとは二回戦で当たるのですね。いきなり山場来るーー!まだ一回戦終わってもないのですが、このGS ロケッツ、のカードがこのPOの山場。 
 たぶん決勝はGSとバックス、ヤニスがダブルチームされてる絵がもう目に浮かぶって感じ。


 よくよく考えるとレブロンがいないプレイオフなんですなぁ。ワタシがNBAを見始めたころからずっとレブロンを見てきました。あぁついに時代変わりぬ・・って感じですね・・

2012 Men in Black 3

 何も考えないで映画を見ようのコーナー第二弾。


 ・・・


書くことが何もみつかりません!!w 

本当に無心で見ていたためですね。ウィル・スミス若っ! けっこうなおっさんのはずなのにむちゃくそ若く見える。黒人の年ってのがワタシはあまり判別出来ないってのもありますけれど、すげー美容に気を使ってるのでしょうな、カラダもムキムキですし。

 

 いや映画としてはひどい出来ですけども、別にそんなことどうでもいいって感じですね。

2019年4月15日月曜日

2005 アバタールチューナー2

 やり残していたゲームをやっております。(死ぬのか?)

 1だけやっていて、2がなかなか手に入らずにずっとプレイしていなかったゲーム。2、というよりも後編、って感じで完全に続き物のゲームなので、絶対1からプレイしないとダメなやーつです。
 ワタシはかなり1のシナリオを忘れていて最初は???の連続でしたがだんだんと思い出してきました。

 基本的にシステムなどは1と一緒なので1のほうを見ろって感じなのですが、ちょこちょこと変更されていて、一番の変更は育成システムがマガタマからヘキサマップみたいなのに変わったというところでしょうか。
 まぁ変わったといっても、実質はほぼ変わらずです。

 ただ今作、仲間の出入りがすごい激しい、1はほぼかっちり固定って感じでしたが、今回全員きちんと育てておかないと、イタターー!!っていう目に会います。主人公サーフ、だと思ってサーフだけ育てていると・・・。ネタバレなので言えませんが、とにかく主人公サーフという考えをすてて、全員が主人公だと思って、ドーピングアイテムや装備を考えていきませう。サーフにばっかりハントさせるのも厳禁。バランス良く育てるべし。
 それを補う形で、カルマリング、というのをつけることで、能力をアップできます。まぢか!!〇〇抜けるの!?ってときに、しゃあないリングで補強していこうということ。
 それにしても誰が残って誰がいなくなるかというのがわからないので、誰をどう育成していけばいいのかわかりません。よし魔法はこいつ、回復こいつ、積みステこいつ・・・って!おい!まぢかよ!!ってなる。


 難易度なんですが、これはいつものアトラス先生のやつです、突然どえらい強敵、壁モンスターが現れる。対策せずにバトル突入したらなんにも出来ずにゲームオーバーなんて日常茶飯事。
 特にヴリトラ、は壁モンスターですね。普通のゲームならめちゃくちゃ強い、といってもよい。アトラス先生としては、なかなかの強敵と言えます。全体氷で凍ったやつを集中的になぐる、といういやらしさ極まりない攻撃。さらにこっちの弱点のアギダインも連発。全体混乱、全体沈黙とバステ攻撃も尋常じゃないうざさ。
 なんじゃこいつ!ふざけんな!強すぎだろ!と思ったあなたはメガテン初心者ですね。
 今回ポイントは連携技にあって「大天使の加護」、は全員にメディア+ラクカジャの効果があります。ラクカジャどこ?って思ったら連携のところにあるというわけ、さらにデクンダも連携で発動。
 とにかく積みステ魔法を連発、相手はデカジャしてこないので、積みステ魔法で体制を整える。
 相手に手があるときは氷ブレイク、手がなくなったら弱点の電撃で一気にたたみこむしかありません。
 それでも運が悪いとあっさり全員混乱とか沈黙してあっさり死ぬ。これは運wただ凍らされるのだけは防がないとおしまいです。何回も死ぬの前提です、こいつ。


 育成方法なんですがはっきり絶対必要なのがあります。
まず自分の弱点の属性を最後まで極めると、属性レジストがとれるのでそれをつけて弱点を消すこと。
 さらにバステを最後までとって、バステストロンガをとること。これもラスボスとその前で絶対に必要。じゃないと全員魅了、フルボッコ即死。ってのが90%くらいで起こる。最悪でも魅了無効までは取らないとダメ。
 そして呪殺デストロイヤ(ストロンガ)。即死してるようではラスボスは到底倒せぬ。
 デカジャ、デクンダ。誰かが使えれば良い。ラスボスの「エターナルゼロ」というクソチート魔法はこちらにランダマイザx3 自分にすべての積みステ全部x3っていう効果。打ち消せないとほぼ間違いなく次のターンでニャンコ行き。
 弱点つぶし、バステ耐性、呪殺耐性、打ち消し。これだけは無いとクリアできません。あともちろん回復とかもいるんですが、それはまぁ別にアドバイスなくても取るでしょって話です。


 ラスボスは正直、クソかよ!っていう攻撃をしてきます。けれどこっちもバランスブレイカー的な技を持っていれば楽勝(メシアライザー、フルデスとか)、無いと普通に苦戦、っていう感じです。



 シナリオはざんざんと主要キャラでも容赦なくすげー勢いで死んでいく。シェイクスピアスタイルで、ワタシはこういうのが好きです。主要キャラは全然銃弾が当たらない、メインキャラATフィールドみたいなのは好きではない。
 
ただ終盤は、まぢか!?っていう展開、うそぉーーん!!ほいでメガテンらしい感じですかね。

 シャンティ、シャンティ・・・ 





 そうはいっても、誰が残るか、どいつを育てればいいか、というのが知りたいヒトのために


ネタバレ警報!




発令中!!






発令中!!





このくらいで。
 最終メンバーは
サーフ (中盤一度離脱、終盤に再加入)
アルジラ (中盤で離脱)
ロアルド (アルジラと同時期に離脱)
セラ  (中盤にサーフのステータスを引き継いで加入)
ゲイル  唯一最初から最後まで
シエロ (序盤終わりに加入して最後まで)

 ラスダンで全員復活して再加入。
 サーフとセラが合体してセラフに(!!?)
これがこのゲーム最大のまぢか!?ですね。主要キャラが合体する、というのは今までにないんじゃないですか?エロい意味じゃなくてですよ。

 つまりはゲイルを中心にして育てるのが吉。最終的には、セラフ、ゲイル、とあと誰か好きなの、になると思います。MP高い唯一の女であるアルジラになるかなぁ?

  まぁそんなことはいっても、このゲーム、メガテンシリーズのお約束でラスダンがゲームの3分の1くらいのボリュームあるので、とにかくラスダンでお気に入りをガシガシ育てればいいかも。

 確かにRPGってつまるところは、街とラスダンとラスボス、で構成されてるんですよね。ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズっていうTRPGがすべてRPGの始祖と言われてますけども、ダンジョンとドラゴン、このネーミング、まさに、だな、コレ以外にないっていう秀逸なタイトルだと思いますね。ラスダンがすげー長いってのは、こうでなくっちゃ!ってやつですよね。

2019年4月13日土曜日

2010 トイストーリー3

 「映画は何も考えないで見れるのがいい」

って昔誰かが言ってたときに、何を言っとんのじゃクソが、いろいろ考えさせてくれる映画のほうがいいだろ、って思ってましたが、最近はまさにそのとおりだなぁと思いますね。

 メッセージ性が強すぎるとうるせーハゲ!ってなってくる。あとなんか疲れてるときに何もしたくないから映画を見るわけで、それでなんか胸糞悪い気分になりたくないですわね。


 だからといってつまんない映画はつまんないわけでそれも避けないといけません。

 そういうわけではPIXARはほんとさすがだと思いますね、細部に抜かりがない。物語的にも、構成にスキがない。あれなんやってん・・ってのはひとつもない、すべてのコマに意味がある、芥川龍之介みたいですね。無駄がない。


 おもちゃを主役にするってのは、昔の3DCGは技術的に関節の動きが不自然だったので(今でもそうですけどね)その不自然さが気にならない、もともと関節が不自然なおもちゃ、を主役にするという逆転の発想だったわけです。


 この映画ってのはアクション映画なわけですけど、アクション映画はコンテが命。文字コンテでは表せないところにアクションの面白さはあるわけで、PIXARには優秀なコンテ師がいるなぁ、まぁたぶん一人じゃなくてチームで、それぞれ持ち寄って、いいところを採用するっていうスタイルなんでしょうけど。優秀ですねぇPIXARコンテチームは。日本にはもうこれだけのコンテを書けるひとはいないんじゃないですかね。萌えアニメは美少女の可愛さ重視で、動き、はあんま重視されないですから。


 何も考えずに見れて面白い映画としては、ほぼ100点に近いと思います。これはプロの仕事やで。

 

2019年4月11日木曜日

Drake God's plan  和訳 解読 


さっそく和訳から、かなり意訳。

[Intro]
And they wishin' and wishin' and wishin' and wishin'
They wishin' on me, yuh
 あいつらはずっとずっとずっとずっとずっとMEに願ってることはよ・・・


[Verse 1]
I been movin' calm, don't start no trouble with me
Tryna keep it peaceful is a struggle for me
 落ち着いて行動しようと思ってる、だからMEともめないでくれよ、平和的に処理しようってのはめちゃ鬱陶しいことなんだぜ
Don't pull up at 6 AM to cuddle with me
You know how I like it when you lovin' on me
 朝の6時にMEを起こしていちゃいちゃしようとすんのはやめてくれ、UはIがどんな気持ちかわかるだろ?
I don't wanna die for them to miss me
Yes, I see the things that they wishin' on me
 今死んで、あいつらに、死んでみたらいいやつだった、みたいなふうにさせたくない。そうだ、わかってる、やつらがMEに本当は何を望んでるかってことは
Hope I got some brothers that outlive me
They gon' tell the story, shit was different with me
 誰かブラザーがオレよりも生き残ってくれて、クソみたいなフェイクとは違う本当の話をしてくれるのを願うばかりだ

[Chorus]
God's plan, God's plan
I hold back, sometimes I won't, yuh
I feel good, sometimes I don't, ayy, don't
 カミサマの思し召し、カミサマの・・・、我慢しようとするけど、キレる時もある、いい気分の時もあれば、そうじゃないときだってあるんだ、誰だってそうだろ?
I finessed down Weston Road, ayy, 'nessed
Might go down a G.O.D., yeah, wait
I go hard on Southside G, yuh, wait
I make sure that north-side eat
(ここは非常に難しいです、そのまま和訳しても意味がまったくわからん、なにかに対するあてこすりなんでしょうけど)
 Weston Roadでなんとか生き残った、うまくやった、カミサマみたいに死んじまってもいいかもな、だけどちょっとまて、Southside G のやつらには、厳しく当たるかもしんねぇ、北国のやつらにも食わせてやらねぇといけねぇから。
 WESTON ROADというのはDRAKEが生まれた地名です、だからたぶん、地元では大人気になった、カミサマ扱い、このまま死んでカミサマになるのもいいかも、けどサウスサイド、つまりカナダの南のアメリカでは抗争というか、嫉妬や憎悪ばっかり、NORTH、北国、カナダのやつも頑張れるってことを証明しないと・・っていうことなのでせう。
 アメリカではNORTH。北、だけでカナダという意味になります、日本で、北、が北朝鮮を意味するように。
 この曲全体として、Drakeに対して、みんなが思ってる本心は、あいつは死ねばいいのにってことだろ??っていう歌なのでたぶん、こういう意味でせう。

[Post-Chorus]
And still, bad things
It's a lot of bad things
 そうだ、未だに、ひでぇこと、クソみたいなことをみんな
That they wishin' and wishin' and wishin' and wishin'
They wishin' on me
ずっとずっとずっとずっとずっとオレに願ってるんだろ?
Bad things
It's a lot of bad things
That they wishin' and wishin' and wishin' and wishin'
They wishin' on me
Yuh, ayy, ayy
 (繰り返し)

[Verse 2]
She say, "Do you love me?" I tell her, "Only partly
I only love my bed and my mama, I'm sorry"
 彼女はオレに、ワタシのこと愛してるって聴くから、部分的にはね、ってオレは答える。本当に心底愛せるのは、ベッドで寝てる時とお母さんだけだね
Fifty Dub, I even got it tatted on me
81, they'll bring the crashers to the party
And you know me
Turn the O2 into the O3, dog
Without 40, Oli, there'd be no me
'Magine if I never met the broskies
 (ここからは背景知識が無いとまったく意味不明)
Fifty Dub Uのことはタトゥーにして自分に彫ってるくらいだもんな、81奴らはパーティクラッシャーを連れてくる、Uだけは本当のIをわかってくれる。O2からO3に入れ替えて、dogと40、Oli、こいつらがいなかったMEは存在しちゃいない、このサイコーなやつらと出会わなかったら、想像するのも恐ろしいぜ

 謎のことば、Fifty、とかO2とか40、Oli、っていうのはたぶん全員名前。Drakeのクリエイター集団のことで、こいつらに出会わなかったら今のオレはなかった、感謝!っていう自分のトモダチに対する感謝ってことでしょう。それを知らないと全く何を言ってるのかわからん。
 



[Chorus]
God's plan, God's plan
I can't do this on my own, ayy, no, ayy
Someone watchin' this shit close, yep, close
I've been me since Scarlett Road, ayy, road, ayy
Might go down as G.O.D., yeah, wait
I go hard on Southside G, ayy, wait
I make sure that north-side eat, yuh

[Post-Chorus]
And still, bad things
It's a lot of bad things
That they wishin' and wishin' and wishin' and wishin'
They wishin' on me, yeah, yeah
Bad things
It's a lot of bad things
That they wishin' and wishin' and wishin' and wishin'
They wishin' on me, yeah
 *繰り返し




 というわけで超久々の和訳コーナーでした。
たまたま聞いたこの曲、ワタシDrakeのファンでもなんでもないのですが、妙に耳にへばりついた。別にノリがいいとかそういうわけでもないんですけど、とにかく耳に、ビタっと張り付いて気になる曲、そういう曲を作れるってことは、やっぱDrakeって才能あるんでしょうね。何がいいのかわからないけれど、とにかく、入ってくる、曲ってのがあります。
 歌詞の内容、ってのもそんなこと言う!?っていうあけすけな内容。


 みんなオレが死ねばいい、死ねばいい!って思ってるだろ?わかってる、そして死んだとたんに掌返し、あいつは神!みたいに好き勝手なこといいやがる。クソが、オレは死んでカミになんかならねぇぞ、アメリカの閉鎖的なクソども。っていう歌です。

 Drakeがやっぱカナダ生まれ、っちゅーわけで、アメリカ音楽界に疎外感を感じてるっていうことなんでしょう、それだけじゃなくて、昨今のアメリカはとにかくトランプに代表される排他主義、アメリカにとどまらず、世界的に移民排斥、民族独立、BREXIT、と保護主義、純血主義みたいな大きな流れがあります。



 そしてこのMVもすごくて、MVの予算がおよそ1億だったのですが、それを全部あげちゃったっていうMV。今ここで買い物してるヒト、全部タダにします!って言ったり、障害者に札束をあげたり、学校かなにかに寄付したり、スマホをタダで配ったり・・、とにかく制作予算をそのままあげちゃった。っていうMV。

 MVの予算で社会に貢献っていう善意のようにもとれるし、結局それが一番うれしいだろ?っていうすげー皮肉ともとれる。


 誰かを幸せにしたい、誰かの役に立ちたい、っていうことを言うやつはめちゃくちゃいます。けどそいつらが街頭に立ってオカネを配ってるのを見たことがない。誰かを笑顔にしたいなら、オカネあげればいいのに。それが一番。

 たしかにそれが一番だわ。


  ワタシもそう思う、寄付とかを集めてるやつを見ると、いや、オマエが働いてそのカネを寄付すればいいのに、なんで他人から小銭を集めようとするの?そんなやつ信用できない、どうせ寄付するとかいって、自分のカネにしてるんだろ、って疑ってしまいますね。



 本心、は誰かの役に立ちたいとは思ってるけれど、自腹はきりたくないし、カネもほしい。つまりそれって誰かのためになにかしたいなんておもってねぇってことだろ。


 そんなわけで、なんか胸糞悪いというか、非常にえげつない皮肉みたいなMVです。オカネをもらったときに本当に嬉しそうな顔するよなーっていう。

2019年4月9日火曜日

2015 枕魚  panpanya

 出版年はごちゃごちゃになってますけれど、これが最も初期の作品群なのではないでしょうか。


 何度も紹介してるので今回は目線を変えて。


 最近昔のマンガの続き・・・みたいなのがよくありますね。
ドラゴンボール、MIX(タッチの続編的なの)、キン肉マン(ずっとやってるけどね)、そしてキャプテンまでも!

 
 そんな死体に鞭打つようなまねするなよ。と思うのですが、簡単に文句をいうよりも、なんでそうなってるのか?ってのが大事ですよね。

つまりは、マンガを読む人々の高齢化。あるいはガキが少ない、ガキ市場が少ないってことにつきますね。子供相手だけでは、数が少なすぎる。


 何度も書いてますけど 〇〇向け。っていつからこういうことになってしまったんだろう、F1、F2、とかテレビ局の言い方もありますけど、前は、それほど、〇〇向け。っていうことを考えないでものを作ってたと思うのです。でも今はすぐに、誰向け?ってことを聞かれる。

 マンガは子供向け、劇画は青年向け。ガロは大人向け。深夜アニメはヲタク向け。


 誰かに向けて作ると、その範囲内から出られなくなってしまいます。自分で自分の首絞めてんですよね。マーケティングとかいって賢くなったように思っているけれど、本当は、保護主義は必ず自殺主義です。

 これは歴史的に自明で、殻にこもったものは必ずいつか滅びるのです。ダムを作ったら水は腐るんです。


 作るときに別に誰向けって限定してもいいけど、少なくとも、これは〇〇向け、ってのをオープンするべきではないと思います。
 といって、どの年代のヒトでも楽しめる、このキャッチコピーも大嫌いですね。そんなわけないし、オマエがそれを決めるなって思う。楽しめるかどうかは、あなたが判断してください、それだけでいいのに。


 例えばルパン三世、これって誰向けなのか?全然限定されてません。だから広い層に届くというわけ。このpanpanyaのマンガも、誰向け?というのが全然明らかにされてないし、どこかに媚びてもいない、それが良いですよね。

2019年4月3日水曜日

2014  蟹に誘われて  panpanya

 ようやく手に入れました、フィジカルじゃなくて電子書籍なんですけどね。

 フィジカルではどっかで売ってるんだろう?


 ギャグマンガ作家、がどんどん死んでおる、いなくなってるって話をしましたが、ワタシはこのpanpanyaが絶対、次のさくらももこポジションだと思うのですけどね。

 なかなかアニメ化みたいな話も聞きませんが。


 話変わりますがポプテピのスペシャルがありましたね。アニメのテレビスペシャルってなんか懐かしい響き。最近は全然聞かないけれど。あの変なキャラクタークトゥルフっていうのかw だから信仰しろ!って言ってたんですねw

 pan・・ワタシずっとパンパンヤ、だと思ってたのですが、もしかしたらパンパニャ、って読むのかも。そしてギャグ、ではないのかも。

 ポプテピもそうなんですけど、今時代的にストーリー漫画よりも、軽くて明るいものが流行るんだろうっていう空気ですよね。太宰が言うに

「絶望のときに喜びを書いて、喜びのときに絶望を書く」

 だいたい時代の雰囲気の逆、がエンタメとして流行るものです。本当に疲れているときに、さらに絶望的な雰囲気のものに手を出さない。世紀末にセカイの終わりて的な物語が流行ったけれど、そうはいっても世紀末って景気が良かったってことの現れです。



 現在株価は上がってきてますけど、聞き飽きた言葉ですが格差社会、一握りの金持ち。あとはいくら働いてもはした金。明るいモノ、が流行るのは当然。だとしたらこれからはもっともっと、明るくてノウテンキな傾向になっていくんでせうか。


 このマンガはそこまで明るくもない。ただノスタルジックではありますね。デジタル作画全盛の時代ですが明らかにアナログ、しかもほぼペンのみ。なぜかキャラクターは鉛筆。
 パソコンの性能はあがってるけど、いつまでたっても、アナログの書き味、とは程遠いですね。ただアナログはカネと時間がかかるのですよなぁ~・・。しかしアナログには尽きせぬ魅力があるのも事実。

 ようするにこれは携帯電話の無いセカイ、なんですよね。変な機械はたくさんでてくるけど、携帯とネットがない。そこに無限の可能性がある。自分の足で情報を稼がないといけないから。スチームパンクじゃないけれど、この携帯以前の時代。アフターウォー、プレIC、もはや一つのジャンル、となってるのかもしれませんね。


2019年4月1日月曜日

2019 センバツ その3

 前回広陵、って書きましたけど、広陵じゃなくて明石商業の間違いでしたね。広陵はガリガリでしたわ。
 明商は体つきが違う。


 で、そのワタシの予想である智弁と明石の対決になってしまいました。ここが事実上決勝では??


 今大会一の好ゲームでしたね。泥仕合で接戦なのではなくて、終始緊迫感がある大接戦でした。最後の幕切れもドラマチック。

 しかしやっぱ顔ってあるよなぁって思いますねぇ。来田選手、なんか打ちそうな顔してるもん。イケメンでしかも才能ある。
 能力もあって顔も良い、だいたいそういうものなんですなぁ。神なんていない!wってやつですね。恵まれてるやつは、すべてにおいて恵まれておる。智弁のピッチャーなんて小学生みたいな顔してますもの、こりゃ頼りないぜぇ!

 でもこの試合の決定的な場面はサヨナラホームランじゃなくてその前でしたね、智弁の5番?を敬遠したのがハマってダブルプレーを取りました。

 その5番。こいつは確かになんか、胡散臭そうなw なんかクセモノっぽい顔つきをしてた。明石商業の監督を褒めるべきですね。ピッチャーも結局最後まで交代させず。絶対交代だろ!って場面でもしつこく使い続けました。

 明石商業のピッチャー、中村?かな。これはなんか化けそうな素材ですね。まだ二年生で未完成ですけど、顔も、素朴っぽい感じで、まだまだ伸びるって感じがしました。
 ワタシの勝手な感覚ですが、ピッチャーは無表情っぽい、薄い系の顔のほうが良いんですよね、感情が出ないタイプ。バッターは逆にイケメンが良い、あるいは、なんかスケベっぽい顔のやつが良いですね。

 ただ、明石はここでちょっとピッチャー酷使しすぎましたので、次でスコーンって負ける可能性大って感じ。スラダンじゃないですけど強敵のあとにあっさり負けるってのはよくある話。明石優勝は逆に薄くなったですね。



 ちょっと話変わりますけど、一回振っただけで、あっこいつ絶対打たない、っていうバッターがいるのがやっぱ高校野球ですね。クソボールを振ってみたり、かかりすぎてたり、ガチガチになってたり。すぐに、はいこいつダメーってわかります。