2019年4月3日水曜日

2014  蟹に誘われて  panpanya

 ようやく手に入れました、フィジカルじゃなくて電子書籍なんですけどね。

 フィジカルではどっかで売ってるんだろう?


 ギャグマンガ作家、がどんどん死んでおる、いなくなってるって話をしましたが、ワタシはこのpanpanyaが絶対、次のさくらももこポジションだと思うのですけどね。

 なかなかアニメ化みたいな話も聞きませんが。


 話変わりますがポプテピのスペシャルがありましたね。アニメのテレビスペシャルってなんか懐かしい響き。最近は全然聞かないけれど。あの変なキャラクタークトゥルフっていうのかw だから信仰しろ!って言ってたんですねw

 pan・・ワタシずっとパンパンヤ、だと思ってたのですが、もしかしたらパンパニャ、って読むのかも。そしてギャグ、ではないのかも。

 ポプテピもそうなんですけど、今時代的にストーリー漫画よりも、軽くて明るいものが流行るんだろうっていう空気ですよね。太宰が言うに

「絶望のときに喜びを書いて、喜びのときに絶望を書く」

 だいたい時代の雰囲気の逆、がエンタメとして流行るものです。本当に疲れているときに、さらに絶望的な雰囲気のものに手を出さない。世紀末にセカイの終わりて的な物語が流行ったけれど、そうはいっても世紀末って景気が良かったってことの現れです。



 現在株価は上がってきてますけど、聞き飽きた言葉ですが格差社会、一握りの金持ち。あとはいくら働いてもはした金。明るいモノ、が流行るのは当然。だとしたらこれからはもっともっと、明るくてノウテンキな傾向になっていくんでせうか。


 このマンガはそこまで明るくもない。ただノスタルジックではありますね。デジタル作画全盛の時代ですが明らかにアナログ、しかもほぼペンのみ。なぜかキャラクターは鉛筆。
 パソコンの性能はあがってるけど、いつまでたっても、アナログの書き味、とは程遠いですね。ただアナログはカネと時間がかかるのですよなぁ~・・。しかしアナログには尽きせぬ魅力があるのも事実。

 ようするにこれは携帯電話の無いセカイ、なんですよね。変な機械はたくさんでてくるけど、携帯とネットがない。そこに無限の可能性がある。自分の足で情報を稼がないといけないから。スチームパンクじゃないけれど、この携帯以前の時代。アフターウォー、プレIC、もはや一つのジャンル、となってるのかもしれませんね。