2019年4月9日火曜日

2015 枕魚  panpanya

 出版年はごちゃごちゃになってますけれど、これが最も初期の作品群なのではないでしょうか。


 何度も紹介してるので今回は目線を変えて。


 最近昔のマンガの続き・・・みたいなのがよくありますね。
ドラゴンボール、MIX(タッチの続編的なの)、キン肉マン(ずっとやってるけどね)、そしてキャプテンまでも!

 
 そんな死体に鞭打つようなまねするなよ。と思うのですが、簡単に文句をいうよりも、なんでそうなってるのか?ってのが大事ですよね。

つまりは、マンガを読む人々の高齢化。あるいはガキが少ない、ガキ市場が少ないってことにつきますね。子供相手だけでは、数が少なすぎる。


 何度も書いてますけど 〇〇向け。っていつからこういうことになってしまったんだろう、F1、F2、とかテレビ局の言い方もありますけど、前は、それほど、〇〇向け。っていうことを考えないでものを作ってたと思うのです。でも今はすぐに、誰向け?ってことを聞かれる。

 マンガは子供向け、劇画は青年向け。ガロは大人向け。深夜アニメはヲタク向け。


 誰かに向けて作ると、その範囲内から出られなくなってしまいます。自分で自分の首絞めてんですよね。マーケティングとかいって賢くなったように思っているけれど、本当は、保護主義は必ず自殺主義です。

 これは歴史的に自明で、殻にこもったものは必ずいつか滅びるのです。ダムを作ったら水は腐るんです。


 作るときに別に誰向けって限定してもいいけど、少なくとも、これは〇〇向け、ってのをオープンするべきではないと思います。
 といって、どの年代のヒトでも楽しめる、このキャッチコピーも大嫌いですね。そんなわけないし、オマエがそれを決めるなって思う。楽しめるかどうかは、あなたが判断してください、それだけでいいのに。


 例えばルパン三世、これって誰向けなのか?全然限定されてません。だから広い層に届くというわけ。このpanpanyaのマンガも、誰向け?というのが全然明らかにされてないし、どこかに媚びてもいない、それが良いですよね。