2019年4月27日土曜日

2016 Oasis Supersonic Documetary movie

 曲じゃなくて、ドキュメンタリー映画です、OASISの。こんな映画あったんだ、って感じですね。ワタシOASISに関しては相当詳しいと自負していましたが、この映画を見て初めて知ったことがめちゃありましたねー。

 まずリアムが音楽にのめり込んだのは、ある日別の学校から不良がやってきていきなりリアムの頭をハンマーでぶん殴ったらしいのです。その日から、リアムは音楽にどっぷりハマり、バンドに入ることになったとのこと。
 そんなきっかけある!?って感じですが、ワタシはすげーわかりました。ワタシも小さい頃に頭を強打して、そっから急激に性格が変わったらしいのです、ワタシ自身は全然覚えてない、というかその事故があった日より前のキヲクがほとんど無い。
 そういうわけで、頭を強打していきなり性格が変わるってのは本当にあることなんですよね。フィニアス・グレイという有名な症例があるんですが、脳を強打して、まったく別の性格になったという記録があります。

 またAll around the world 、はOASISにノエルが加入した最初期からあった曲だったようです、へぇ~~!

 あとOASISは一瞬でスターダムに上り詰めたように言われますが、デビューするまで二年ほど下積みがあったようです、伝説、とは違いますな。

 あとデビュー前からほぼ全員どっぷりマリファナ漬けだったのですね、確かにそうじゃないと出てこない音楽だと思う。ちょっと正気じゃない感じ。初期OASISにはやっぱ独特のトリップ感がありますよね。

 で、デビュー曲が映画のタイトルでもある「SUPER SONIC」 なんですけど。こんなデビュー曲を出したアーティストがいたら

  BANG!!

そりゃ大事件、ですわね。デビュー曲でこのクオリティ!? ま・ぢ・か・よ!

 best band in this planet now

 今、この惑星で最高のバンド。バンドキッズがいう定番の中2セリフですけど、嘘じゃなかったと思いますね、あの時世界最高のバンドはOASISでしたわ。

 他にもまぢか!っていう事実がたくさんある、MORNING GLORYの曲はほとんど一曲たったの一日でレコーディング完了したとか、リアムは一回曲聞いただけでボーカル入れしたりとか・・・
 そういう素早いレコーディングならではの音づくりなんです、昨今のたっぷりエフェクトとピッチ補正しまくったヴォーカルとは違います。


 それとOASIS界隈の人々の英語ですわ、彼らって何をいってるか全然わかりませんよね。マンチェスター訛りっていうのでしょう、これがゴリゴリのワーキングクラスイギリス英語ってやつですな。教科書には絶対に出てこないタイプの。 ボヘミアン・ラプソディー、みたいな感動映画はOASISには到底作れませんw ほとんど放送禁止用語しか言わないんだもの。

このドキュメンタリーはOASISの最盛期、ネブワースで25万人ライブを行ったところまでで終わります。
ノエル「あの時代、インターネットが生まれる前の時代、セレブ主導の文化になる前の時代、あの時代が特別で最高の時代だった、あの時代に、人間が集まるってことは、今よりも特別な意味があった・・・、俺たちが最後のロックスターだ」

っちゅーことを言っております、確かに。レディへやコールドプレイはいわゆる、ロックスター、ではないですものね。21世紀はロックバンド、なんてほぼいないっていう状態ですし。ワタシも本当にそう思う、今では到底ネットなしでは生きていけないけれど、ネットや携帯が席巻する前の、93~95年くらい、あの時代が、最高の時代でした。あの時代の繋がり、のほうが、今のネットがつなぐ繋がり、よりも特別なものだった。YOUTUBEで数十億回再生されてる、とか言いますが、その中でカネ出してCDを買うやつは1%もいないわけですからね。

 ノエルがはっきりまとめてますね、スキャンダルだのバンドの軋轢だの兄弟の不和だの、そういうクソみたいなことはすべて忘れられて、SONGだけが残る。
 
 it is fxxxing right man!!