ロバート・ロドリゲスが売れたきっかけとなった超低予算映画。
マリアッチとして流れのミュージシャンをしていた男が、ギターケースに武器を仕込んでいるマフィアと勘違いされて・・・
っていういわゆる、取り違え物っていうむっちゃくちゃ昔からあるやつですね。シェイクスピアでもおなじみ。
でもシェイクスピアならあと3つくらいは同時にプロットを絡ませますね、さらに男と女を間違えて、実は好き同士の男と女なのに二人はその正体がわからないで・・さらに、妖精が現れて・・・ってな具合。
やっぱし冷静に分析するとシェイクスピアってむちゃすげーやんって思いますなぁ。もちろんこれは映画ですから、プロットの複雑さよりも、アクションが大事なっていますし、さらにロバート・ロドリゲス風のコメディタッチもふんだんにあります。
いわゆるマフィアもの、のパロディでもあるわけです。90年代ってのはマフィア物のパロディの時代だったわけですね。タランティーノなどもそう。
90年代の監督ってのは要するにはゴッド・ファーザー世代ですから。それにちょっとコメディ、笑える要素も入ってる、ってのがあの時代のもの。
マフィアもの、ギャングもの、ってのは死ぬほど数がありますね。というかほぼ、ヒーローかギャングか、あとはゾンビってな感じですわね。