三部作の第2作。
今現在(2020年秋)、完結編になっている第三部が公開中。
よってネタバレはなかなかできないんですけど
とにかく暗い、ってことですねw
でもエロ鬱ゲーの王道を言ってるって感じですね、当時、こういうのが多かった。好きな女の子が、とんでもない運命を背負っていて、ズタボロになっていくっていうお話。エヴァのアスカ的なポジションです。
やったこと無いんですけど、たぶんクラナド?とかKey、作品も全部そんな調子だったはず。ヒロインがぐちゃぐちゃに壊れていく、ボクは何もできにゃい、うわーん、っていうやつ。
なんでそんな鬱話が流行っていたのかというにやっぱ景気が良かったのでしょうね。バブル崩壊したあとに、なぜかアニメバブルがやってきました。
太宰治が言うに、物書きっていうのは
絶望しているときには、生の喜びを書き綴り、幸福な時には破滅的で救いの無い物語を描くもの。
まさにそのとおり、太宰は戦前、戦中には仕事してたのに、戦争がやっと終わったら自決してしまいました。とにかく時代の真逆、を作るべしということ。
バブルでみんな浮かれていたときに、宮崎駿はナウシカっていうディストピア映画を作り、アニメバブルからはエヴァーが生まれたっちゅーわけ。そして同時多発テロとかバブル崩壊のあとには、何も考えないで見られる現実逃避萌えアニメ、さらに現実逃避の異世界もの、っていう流れなのです。
だからいまのこのコロナ騒動でめっちゃ沈んでるときに、こんな鬱映画を見るのはまったく向いてませんwこれ以上暗くなってどうすんねん。 でも原作があのアニメバブルの時代のものだから、現代、とは乖離してしまってるのです。
今の時代的には、底なしに明るい「雨に唄えば」的な作品が流行ると思いまする。あれも世界恐慌の時代の作品。
ただそもそも、映画を見に行けませんからね、密中の密、自殺行為です、映画なんて。第三部見に行きたいけどちと状況的に無理だろって感じ。
京アニの新作もこのタイミングで公開・・つくずく運が無いぞどうなってんねん・・・。