2020年9月24日木曜日

2017  Fate/stay night Ⅰ.presage flower

  っていうわけでFATEシリーズをひきつづいて見ておりますよ。時系列的にはかなり違いますが、この Heavens Feel 三部作の映画は、初代のゲームのシナリオの桜ルートを元に映画したもののようですよ。


 でもたぶん本当のゲームのシナリオとはかなり変わっていると思います。原作をやってないのでわかりませんが、かなり設定が足されてる感じを受ける。



 アニメの作画としては、これはもうグイグイおカネをかけた感じになっていて、まぁ納得のクオリティだと思われます。FATEの作画スタイルも完成したって感じで。キャラデザを複雑にすると当然動きが悪くなるわけですが、アクションシーンはかなり3D作画になっていまする。あと背景美術もう相当やってるっていう、昨今の背景美術、ロケハンをきっちりやっていて写真を元にしてるってのがすぐわかる。新海誠イズムっていうのか、あの描き方が業界に完全に浸透しました。

 でもワタシは写真を元にした作画ってのは嫌いですね。そしてアクションシーンの3D化も嫌いです。


 これは単にワタシの趣味の問題。キャラをシンプルにしてアクションシーンこそ手書きにすべき、それが、アニメーション、本来の面白さであって、会話シーンこそ3Dモデルでも良いと思っています。あと背景は写実よりも、絵、っぽい背景のほうが好きです。絵、としてスティライズされてるほうが良き。写真を元に描くのは時間をかければ誰でも出来る。そして何より描いていてつまらん。


 さて、プロットなんですが、三部作なので、この第一部はフリばっかしでよくわからん。ただ桜ルートはいわゆる悲劇のヒロイン、もので、昔のエロゲっぽい。王道のストーリーです。全体的に暗くて、夜ばっかり。これも最近の漫画映画で多い、画面が暗い。ちょっとかっこつけすぎ感がありますね。