2021年3月29日月曜日

1993/7 サムライスピリッツ SAMURAI SHODOWN

  サムライスピリッツ 海外ではSAMURAI SHODOWN なんですが、なんで?サムライスピリッツ英語やないの?って思いませんか?


 でも海外ではSamurai Spiritsでは格ゲーっぽくないんじゃないのってことでShowdownになったようです。

 

 ん~~?Samurai、がすでに日本語なんだからそのニュアンスどっちにせよ何も伝わらないのでは?

 Samuraiってようするにヤクザ、マフィアだから、Mafia Duel、あるいは用心棒なので Guardman Sword とかですかね、まぁクソダサいです。


もっと単純にSamurai!! で良いのかも。海外のタイトルって短いほうがなんか良いという風潮がある。Star Wars、Terminator、Alienですよ。ストレート以外の何者でもない。


 武器を使った格闘ゲーム、というもののパイオニアです。それまでにもあったけれど、ちゃんと対戦として楽しめるようなのはこれが初めて。


 初代が一番の名作と言われてます、とにかく剣でぶった切るというアクションが斬新だったようですね。

 ゲーム性としてなんですが、ワタシの感覚では圧倒的に、「待ち」有利のゲームです、相手に先に動かせたら勝ち。確かに剣術の奥義であるかもしれませんね、動いたほうが負け。まさにそれ。

 だがゲームとしてはずるい・・・。カウンター狙いを崩す方法に乏しいです。時間切れで終わることが非常に多い。

 あとキャラの強さのバランスもガタガタ。ランス強すぎ。



 でも一番の発明はやっぱナコルルじゃないでしょうか。


不知火舞で格闘おっぱいブームを巻き起こしたSNKが、その流れを自ら破壊し、格闘ロリキャラというジャンルを創造しました。自分を超えるのは自分のみ。革命に次ぐ革命ですね。ナコルルから、格ゲーにロリキャラ枠が確立されました。


 そのキャラ設定も非常に立ってますよね、アイヌの少女で鷹が友達、アイヌ民族衣装?巫女アレンジ、って具合。その当時からして、アイヌ文化を生かしたキャラなんて非常に斬新極まりない、まさかの角度。ロリで巫女。素晴らしい。ワタシはロリコンでも巫女好きでもありませんが、このキャラデザは素晴らしいと言わざるを得ない。

 未だにアイヌのキャラといえばナコルルを超えるものは現れずですね。不動の地位。名前のナコルル、というのも舌が絡まる感じで良い。技名もなんか雰囲気があって良い。

 キャラ性能も鷹に捕まって逃げて削る、という非常にずるくて強い立ち回り。


 ナコルルというキャラを生んだだけでもこれは名作ゲームです。