攻殻機動隊、いろんな派生やら、なんちゃらかんちゃら、分散して存在しておってよくわからないことになってますが、この映画がだいたい攻殻機動隊が好きっていう人が立脚してるポイントだと思います。
もちろん原作はマンガなんで、原作のマンガ、ひじょーに癖強で、えっなっなにこれ!?って感じなのです。デザインとかもまっったくちゃう。
ほいでこの映画の続編が、イノセンス、っていう映画なのですが、これもずーーーーっっとおしゃべりばっかりのアニメで、なんじゃあこりゃあっていう作品なのですな。
この作品はまだまだわかりやすくて、まぁまぁスッキリまとまっておるという感じです。
CG黎明期ですが、その黎明期の荒っぽいCGをひじょーーーに上手に、荒いCGとしてまとめています、これはあっぱれ。これは未来の話なんだからこんなめちゃくちゃ荒いCGなわけはないのだが、レトロサイバーパンク、みたいな謎のテイストを生んでいます。
9割近くサイボーグ化した、キャラクターたちが、完全にサイボーグや電脳存在になる直前って感じの世界観。よく考えたら変だな・・・?みたいなことがたくさんあるのだけど、まぁそこはどうでいいじゃないということです。そんなにサイボーグが進化してるのに、なんで生身の人間を送り込むわけ?全部無人機に戦わせればよくない?とかは野暮な考えというわけです。
この手の作品、の大本とされるものが「ニューロマンサー」っていう小説なんですが、これがクソわけわからんSFの筆頭。まじで1行も理解出来ません。
ほいでも、ニューロマンサーのフォロワーはとてつもなく多く、サイバーパンクのバイブルみたいになっている。この映画もめっちゃニューロマンサーっぽい。
なんにせよ、この時期の作画、めちゃくちゃレベル高い。日本のアニメーターのレベルが一番高かったですねこの頃が。現在はどんどん3DCGやモーションキャプチャーなどに侵食されておって、確かにそれはデッサンや動き、として正しいけども、まぁようするにトレースしてるだけなので、アニメーターの技量は下がりっぱなし。いろんなことに手をだしてたら、そりゃ手書きで書く、という技量は下がるに決まってる、この当時の、手書きだけに100%極ぶりしてる奴らには敵わないですね。
そのレベルの高い作画能力を見るだけで、このアニメは非常に価値があります。
映画として面白いのか?というと・・・・、ふむ、よくわからない、ですね。好きな人は好き・・だよね?っていういつもの結論しか出ませぬ。
でもこの時代が一番こういうSF熱が高い時代でしたね、現在、AIみたいな夢の技術が現実のものとなってるのに、有名人にエロい水着を着させる程度のことしか使われてなかったり・・・
何でも実際手に入ってしまうとがっかりするものです、理想を現実が追い越すってのはなかなかないことで。
この手の映画でありがちな、神経を電脳ネットワークに接続、っていうのは、人体実験が一応禁止されてる限りまだあと100年は無理ぽな気がするし、実際やってみたら、たぶんがっかりするんじゃないかなとも思いけり・・・