なぜかクソゲー扱いされてしまったゲーム。
制作はあのトライエース。
このゲーム最大の特徴は、リアルタイムに時間が流れていて、177人。ものキャラクターが時間に従って行動していて、こいつらを仲間にすることが出来る。っていうゲームです。
トライエース版幻想水滸伝といったところでしょうか。
さて、このゲーム最大の欠点は
リアルタイムでイベントが発生するゲームなのに時間を進める方法が無い
というところだと思います。これはまじでなんで制作陣の一人も気づかなかったのか謎。ムジュラの仮面でも時間は進められるのになんでこの時期のゲームでそれが出来ないのか。
このゲームの根幹に関わるシステムなのに・・・。つまり時間限定イベントを発生させるにはひたすらゲーム放置で待つしかない。これはクソゲー扱いされてもしょうがない部分・・唯一の時間スキップは寝ることだけで、必ず朝の7時になる、夜まで寝るとかも選べない。スーファミのドラクエでも出来たことが出来ないだと?・・・
登場キャラを半分にしても、このシステムだけは導入しないといけない。
他にもルーラできない、リレミトできない、敵多いのに回避手段がない、などプレイアビリティはお世辞にもいいと言えない。まじでこういうプレイしやすさ、を重視しないのは一体なぜなんですかね??
もうひとつは良い点でもあり、悪い点でもある。
人大杉。
誰がどう考えても177キャラ、すべてちゃんと掘り下げることなど不可能。データ的にも、キャラの性能を差別化したり、特徴を与えるのも難しいでしょう。
結果、色違いみたいなキャラと、使えないキャラが150人くらいいて、使える必須キャラは10人くらいから選ぶということになる。
格ゲーでも50キャラとかいても、実際に対戦で使えるのは4キャラくらいで、道着キャラみたいなマイナーチェンジが10人くらいいることになる。
ほいで実際操作出来るのは、主人公一人だけ。まじかよ。
仲間は命令は出せるがAI行動。
でも仕方ないと言えます177人分の行動プログラム作るのはいかつすぎる。
選択肢を無限に増やすと、その分自由度が増す、と思いこみそうですが、実は、選択肢がある一定より増えると、逆に選択肢が狭まることになりがちです。
これはゲームバランス、ってのを考える上で非常に難解な部分。
マジックセブンっていうように、7、というのが人がバラエティ豊富と感じる最適な数。
味方7人、敵7人、合計14。これがだいたいの人間が覚えていられる最大数だと思われます。これ以上選択肢を増やすと、名前すら覚えられなくなる。
ポケモンだって151匹いましたが、実際、使われる、のはせいぜい20。これはポケモンが1000匹になっても、使われる、のはせいぜい30。
確かにボリュームはトライエースとしてはやや少なめかも、やりこみ要素みたいなのもあまりないし、たぶんクリアまでゆっくりやって30時間、サブイベとか飛ばすと20時間で終わる。
まぁ妖精編と人間編の周回前提って考えるとそこそこのボリュームなのですが、やっぱり170キャラのプログラミングにリソースのほとんどを使い切ってしまってる感は非常に否めない。
クリアするには別に必須な仲間などいない。アイテムゴリ押しで勝てる。このゲーム回復は基本アイテムだより。
ヒロインは終盤離脱するので強化いらない、ガンツは弱いくせにラストバトル参加してきて邪魔です。
実質主人公と、アタッカーの二人いれば十分。妖精編ならギル、人間ならノクターンさえいればOK。主人公はアイテム投げ、アタッカーが攻撃って感じですね。
ラスボスはそこそこ強いけど、タフなだけとも言える。
トライエースらしく、クリア後ダンジョンのお楽しみもあります。
ですがこのゲーム強化要素が、レベル上げと金集めてのドーピングとかしかないので、かなりきちーです。仲間のAIは基本アホだし・・・。
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プロット
子供向けで童話っぽいグラなので、ファンタジーに溢れた明るい作品かと思いきや、中盤からかなり空気が一変。
クソネタバレですが、このゲームは、人間と妖精達の戦争ということで、主人公は、ヒロイン属する妖精側か、もしくは人間サイド、どっちで戦うかを選ぶことが出来ます。
物語の流れはもちろんヒロインがいる妖精サイドで戦うほうがこのゲームの趣旨なのですが、人間で虐殺するのもあり。ぶっちゃけ人間のほうが強いし。
妖精サイドにつくと、それまで戦ってきた仲間はほぼ全部入れ替えることになるので、えっ!!じゃあ今まで育ててきたのはなんだったん!?ってなるんですが・・・
最初のほうは結構おスベり散らかしていて、このゲーム面白いのか・・と不安になりますが、なかなかいい話だとワタシは、思いました。こういう、どっちサイドか選べる、ってのワタシは好きです。メガテンスタイルですわね。
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総評
結論としては、全然クソゲーではない。これが結論、確かに良ゲーと呼ぶには、いろんな欠点があります。一番はやっぱそのプレイのやりにくさですね。
野望がでかすぎた作品というべきか。
しかし170人以上のキャラが行動ルーチンを持って街を動くというのは、それだけですごいし面白い。こういうリアルタイムで人が動くゲーム、FF13-3とかもそんな感じですが、その手のゲームで最高峰だと思う。キャラクターの一日をずっと追いかけてみても楽しいでしょう。朝は出勤ー挨拶ートイレ掃除・・・とちゃんとしたルーティンを持っていて面白い。
ただそれにゲームのキャパシティのほとんどを注いでしまってる。
あと主人公の声がナルトなので、ナルトすぎるってきらいもある。悟空もルフィもコナンも、スネークも、ちょっと声に色がつきすぎていてなかなか起用は難しいですね。そもそも仕事にも金にも困ってないでせう。大作の主人公の声優になるってことはそういう業を背負うことにもなる。大きな力には、大きな責任と誓約・・・