名前は誰もが聞いたことあるシリーズ。
さすがに説明不要だと思われますが、東方見聞録ってのは勝手につけたタイトルで、「世界の記述」ってのがインターナショナルタイトルらしいですし、オリジナルは、イタリア語やラテン語ではなくて、フランス語です。La Description du Monde
なんで?って感じなのですが、まぁそうなのです。
当時からして、こんなものはでたらめの大嘘だと思われたらしいのですが、しかしところどころ正確な情報もあり、フビライ・ハーンに仕えたと書いてありますが、元王朝には一切記録がないなどのことから、真実かどうかは今もわからないらしいです。
しかしながら、どうやら、中東あたりまでは行って、そこでいろんな情報見聞きして、さらに誇張や嘘を交えて生み出されたものというのは間違いなさそうです。
マルコポーロ自身は、良い人間でもなんでもなくて、カネに汚い嘘つきという典型的ヴェネツィア人って感じなのです。これはコロンブスも同じ、まったく良い人物ではないし、もちろん名文家などでもない。
けどワタシは旅人ってこういうタイプだと思います。真面目で冷静な好人物みたいなのは旅人にはならない。ある種どっかイカれていて、胆力などはすさまじく勇敢、しかし貪欲で狡猾、嘘つき、ほいで道徳に乏しい、こういうタイプじゃないとそもそも命がけの旅に出ないですわね。
名文でもないし、嘘や妄想ばっかりなので読むのはなかなか苦労します。しかしもはや歴史、になってるものなので、やはり読んでみるのも有り。おすすめはしません。