2011年9月10日土曜日

Arthur Rimbaud

全詩集を読みました、頭がかっかして何も手につかない・・

ランボーは21才でもう道を終えてあとはボーナスステージのように生きてる、ヴェルレーヌに撃たれて死ねばもっと鮮やかだったに違いないのに。

 詩自体は出来不出来の差が極端で、つまらない古ぼけた詩、ギリシャの神様だのイエスだのははっきりいって懐メロみたいなもんで、僕らには永久にわかりっこない、日本の小説が夏だの甲子園だのセミだのいうのを西洋人はさっぱりわからんのと同じで。ジョイスのキリスト教うんぬんも結局僕にはさっぱりわからんかった、結局僕らには永遠にキリスト教が何かはわからないんだろう。せいぜいニーチェの理解の仕方を見習うくらいだ・・・

 しかし出来が良いのはこれほどハッキリに青春の破壊(自滅)衝動を表現出来た人間はいないし、これからもいないだろう、なんだか脳細胞に火をつけるように刺激的で殺してくれ!と叫びたくなる、殺せ!と叫んでいるみたいな気がするんだ、ランボーの歌って・・・