2011年9月24日土曜日

森銑三 宮本武蔵の生涯

まず、もり じゅうぞう じゃなくてもり せんぞう だというのを初めて知った。つぶれていて良く読めないのだもの・・・江戸時代について、こぉ・・・ただの戦争の勝利者の羅列でなくて、普通の生活から調べた最初の人のようです。

 宮本武蔵は次の作品でのテーマではないけど。重要な関連を持つ人間になりそうなので今はインプットに集中しています。
 
 いろんなものを読んだけれど、森の絵描く武蔵は一番タイトでストイックです、吉川や井上の武蔵は弱さを意図的にもたせている、武蔵は異性を求めなかった、これが史実らしい。でも本当にその段階まで達していたならもう人間としては描けなくて、イエスやブッダの話みたいな神話になってしまうでしょう。武蔵が五輪の書の最後に、空について書いていて、知は有、道は有、心は空なり。と書いてます。ということは求道者であった武蔵は、道すらも超越してしまったと宣言してるのです。そこまで武蔵が達していたら僕には手に負えない事になる・・・・

 心は空なり・・・・そこはどんな気分なのだろう?そこにたどり着いたら・・・