2011年9月23日金曜日

ダニエル・クィン イシュマエル

最近冒険というコトバを聞かない。冒険の旅ってやつの名を聞かない。なんでかわからない、最近見てるサバイバル番組の主人公が誰かに似てるなと気になっていたけど、ビデオにとったインテルとローマの試合を見てトッティだ!と気づいた。

 このイシュマエルという本は僕が絶対に手に取らない本で、しかしたまたま図書館で見た今何を読もうみたいな本で坂本龍一がオススメしていたから読んだというわけである。
 内容はプラトンの国家みたいな対話形式小説で、人類が滅亡するから、滅亡しないように何かしましょうとゴリラに教えてもらう話である。こういってはなんだけど、国家と同じように机上の空論で、論理ゲームである。けど面白い。実際この本が出てからしばらくたっているが世界が変わってないので結果ももう出てしまってる、人類はかなり多くの種をともなって滅亡する(している)、これはもう決定的になった、それまで楽しくやろう!というのが今、この世界が出した結論である(違うと言っても、人類の行動を見ればそうだ)、人類は滅亡する!しかも数百年のうちに!
 
 こういうコトバはなんかもう聞きあきた気がする、そうだ!だからなんだ?子供たちの未来?
NO FUTUREだ!ってSEX PISTOLSみたいに叫んでやりたい。人類は滅びる、でもそれって悪い事?死ぬのは悪か?所詮あらゆる価値判断は証明不能だ、それも「コトバ」だろ?

 もうコトバはうんざりだ、コトバでは何も変わったりしない、コトバを超えよう。これが次回作のテーマになりそうです、コトバもオトも越えて、ヒカリも越えていける・・・・・・・