2014年10月29日水曜日

Making 181 / NBA 2014 開幕










 急に絵面が変わりましたねw なんか新しい章に入ったという感じなので。


 一番下のハリネズミは著者近影用のイメージ。Iはハリネズミって大好きです、なんかトモダチになろうっていう気がゼンゼンないところがw 
 仲良くする気が無いってのがカラダにあらわれてますものね。


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 ワールドシリーズが終わる前にNBAが開幕しましたね。
 さて、やっぱ注目はキャブスなんですけど、えぐいくらい補強しましたねー。

 もちろんレブロン、そしてラヴ! マリオン・・・カイリー、レブロン、ラブのまたもやBIG3結成ってわけです、うわー。えぐいなー。
 しかしえぐいなーと去年騒がれたNETSは怪我人多発で失敗、今回も怪我さえなければ・・・って感じですけど、そりゃ怪我するぜ、って感じですからねー。


 そして個人的にはやっぱBULLSですね、ガソール加入!でかいなーこれは。ノアとガソールはなんか良さそうな香りがぷんぷんする、これもやっぱ怪我さえなけりゃあですね、ローズが怪我さえしなきゃ・・・、ファイナル狙えますね。


 そいで地味にMAVSもいいなって感じですね、ロケッツからパーソンズ、そしてニックスからチャンドラーを獲得して、優勝した時のメンバー並に、上手く駒が揃ってる気がする・・・。


 っちゅーわけで今年のIの予想はBULLS優勝です。何年ぶり?? ただの予想というよりは希望ですけど。キャブスもやっぱ移籍組ばっかしで初年度はさすがにチームが機能しないでしょうね、HEATでもそうでしたし、やっぱ一年じゃ無理です。

2014年10月27日月曜日

ファイナルファンタジー Ⅴ 1992   ☆9.9





ファイナルファンタジーシリーズの中でも随一の完成度といわれているⅤです、Iが勝手にそういってるだけではなくて世間的にも、Vはその完成度で群を抜いているというのが一般の意見でもあるようです。

 Iは個人的に思い入れがありすぎるソフトでして、FFの中っていうよりは、全部のゲームの中で一番好きなソフトでもあります。たぶん時間的に一番やったわけじゃないけど、時間でいうとポケモンとスマブラのほうがやったでしょうね。


 超個人的な話ですけど、このソフトをクリアしたのは実家じゃなくて、たまたま泊まりにいった田舎だったのですね、ソフトだけもって田舎にかえって、ネオエクスデスと死闘を演じてました。当時攻略本なんてねーから、あのラスボス手前のネクロフォビア?っていうボスを倒せばセーブポイント出現なんてことを知らないから、いちいち、ツインタニア、ギルガメッシュ、戦を繰り返してエクスデス、ネオエクスデスと戦ってましたね。戦い方を調べるにもこれもネットなんて存在しませんから、全部のジョブを試して、全部の攻撃を試して、銭投げこそ真なり、っていう答えを得るのに超時間かかりました。
 侍2人、白魔道士2人という超ローテクなパーティで戦ってましたねー。今のネット攻略が基本の人々は絶対それよりはマシなパーティ組むでしょう、召喚士とものまね三連発でバハムート連打とかさ、でもそんなアイデア小学生に思いつくわけないわけですし、第一ものまねしなんてジョブ回収してないし。
 べつにちゃんとやればそこまで激ムズってわけではないと思うのですが、Iのキオクの中にネオエクスデスはずっとトラウマとして残っているのです、最強のボスというとあのグロいイキモノが浮かんできます。


 超久々にもう一度やってみたのですけどやっぱキオクが間違ってるとこがありますねー。Iはすげぇ最後のバトルでラストエリクサーが三個くらいしかなくてそれをいつ撃つか、で悩んでたキオクがあるんですけど、ラストエリクサーが登場するのはⅥからなんですよね、一体何と勘違いしてたんだろー???

 それとやっぱ当時はガキですから、セリフなんて一切読んでないってことに気づきますね、そうだったんだ!って思わされることがめっちゃありました、神竜ってのはオメガを倒す為に未来かどっかからやってきたんですってね、じゃあラグナロクを守ってないでオメガを倒しにいけよ。

 
 もちろんゲームとしての完成度はこれも抜群なんですけれど。アビリティシステムのおかげで自分の好きなジョブを最後まで使えますし、どれもなかなか強く出来る、薬師とか、踊り子とか、使い道なーー、って思えるようなジョブでも実はものすごい能力があったり。
 
 それよりなによりもIはこのゲームの始まり方が大好きなんです


 風が止まった・・・

 風が止まって空気がよどみ、水の力が弱まり、火の力は衰え、世界は少しずつ滅びていくだろう。


なんかこの、風が止まる・・・、っていう感じ、世界が少しずつ滅びを迎える感じ、これがものすごーーーい当時の時代とマッチしてたっていうか、シンクロしたんですよね、風が止まったんだ!えらいこっちゃやで!って。
 その終末感、だけど一気にそれが訪れるのじゃなくて、少しずつ世界が蝕まれていく、その感じ、すげー良い。第三世界のワールドマップもそういうわけで、世界が滅びていってますのでしっとりとした物悲しい音楽なんですが、その曲が本当に好きです。Ⅴは音楽の完成度も随一だと思いますね~・・・。
 少しずつ終わりゆく世界のうら寂しさってのはこの文明に生きるIたちそのものだって気がしますものね。



 エンディングもネタバレですけど、ものすごい凝った作りなんですね、ものすごい長いしw 30分くらいエンディングがあるんですよね、交響曲を全部聞くことになる。Ⅳはもっとあっさりしてたけれど。その演出も良いです、クルルが手紙を書いてその後の世界についてのことを書き綴るっていうことで・・・


 このゲームはしかも最後のパーティが、男1人と女三人、っていうハーレム状態になるのも珍しいですよね、ほとんど女じゃん、っていうのは、他にないですよねそんなゲーム。1人は旅人、王女、行方不明になった王女だけれど、男装趣味の女の子、そして死んだ王の孫娘。Iはなんかひねくれたフェミニズムみたいなとこがあって、実はこういうのが好きなんですねー。
 特にファリス、は実は女だったんかい、っていうキャラのハシリだった気がしますねー、わーじゃあ戦士にしなきゃよかったー、召喚士にすればよかったー!ガラフ死ぬんかい!もぉ!召喚士三人になっちまったじゃんか!ってなる。



 これも超個人的話ですが、FFⅤというとIの中でクーラーってのもあります、当時クーラーが家庭に一般的になった時代でFFⅤを買った頃とクーラーを買ったのが同じだったので、クーラーの効いた部屋で初めてプレイしたゲームでもあるわけですな。でもほんとやっぱ、あれってⅤじゃなかったっけ?ってのがものすごいあるなー・・・トンベリってⅤじゃなかったんだ・・・。

2014年10月18日土曜日

1995 カービィのブロックボール  GB

ゲームボーイ。
 
 ゲームボーイって違和感無く聞こえますけど、ゲームボーイってゲーム少年ってことですよね、ゲームママとかゲームパパはどこにいるわけ?しかも超少女を差別してますよね、ゲーム・キッズにすりゃいいのに、何か版権に引っかかったのか?


 ともかくGBのカービィのスピンオフの1つでして、ブロックボールとはブロック崩しです。超古典的なゲームであるブロック崩しとカービィの世界観とシステムを混ぜてみましたってわけですが、任天堂ってやっぱ天才集団ですよね。そういうふうに、規制の古典的なシステムにキャラクター世界をかぶしていけば、新しいものになる、コンポジション(構成)こそがクリエイションなんだっていうことです。やっぱソニーとかは電気メーカーだから技術屋集団、任天堂ってやつは、アイデアで勝負するクリエイターなんですよね、それとカネをかければいいもんじゃない、安くていいものこそ良しっていう関西のノリがでかいのかもしれません。


 ただゲームはすぐ終わります。それはまぁROMの要領的な問題です。それにしたってゲームが携帯出来るってのが、世界がグラグラしちゃう衝撃ですよね。やっぱしポケモンがゲームの主戦場をモバイルに変えたんでしょうなー。いちいちでかいハードのゲームをやるのが面倒臭いですものね。
 母親にアダプターを捨てられるってこともなくなりましたし。

2014年10月16日木曜日

1990 ファイナルファンタジーIII SQUARE ☆9.5

  ファイナルファンタジーⅢは実はIはファミコンの中ではたぶん一番好きです。ジョブシステムというファイナルファンタジーといえば、みたいなシステムが搭載されたⅢ。

 特にその終盤っつーかラストダンジョンが、悪名高くノーセーブポイント地獄、そして地獄のボス5連戦、しかもあんこくのくもがいや~な強さなんですよね。いやラスボスがまぁまぁ強いのはいいとして、ノーセーブがやりすぎってくらいながーーーーく続くので、気軽にラストダンジョンに突入すると必ず徹夜ってことになります。どんなにサクサク進めても、クリスタルタワー、エウレカ、闇の世界、と3つのダンジョンをノーセーブでクリアするのには8時間くらいかかるんですよね。
 今そんなゲームがあったら、こんな明らかに目を悪くするようなゲームはダメだって事になるのですけどね。
 
 しかも超しょうもないほのおのまじんX3にバックアタックをきめられて何もしないで負けるっていうのでまたはじめからやり直しみたいなこともありまして、ひりつく緊張感を味合わされます。また当時のファミコンってのはスーパーデリケートマシンですので、ちょっとの地震、振動、停電、ペットの暴挙、猫パンチ、兄弟の妨害、などでまたサラ地に戻されたりするわけです。FFVのボスも強いですけどみんなセーブするし、しかもスーファミ版にはコテージとか回復アイテム豊富なんでいいのですが、Ⅲってやつはエリクサーもフェニックスの尾も必要最低限しか与えられておりませんので、全然回復が出来ないのですよね。あのひりつく緊張感が今のゲーマーにはぜっっっったいわからないでしょうね。そんな理不尽なゲームないもの。


 別にラストダンジョン前でじっくりねっとりレベル上げすりゃ普通にクリアできるんですけど、そんなしょうもないクリアの仕方イヤですものね。


 でもやっぱしもっとここをこうすりゃよかったのになーーってっとこは色々ありますね。まず特定のジョブじゃないと攻略不可ってとこが多すぎる、序盤の白魔道士、ガルーダの竜騎士、あんこくの洞窟の魔剣士、みたいに、実はジョブはプレイヤーが選べるっていうけれど、ほとんどこのジョブじゃねぇとだめじゃんってのが決まっていて、自由と見せかけた独裁によるマゾゲーです。
 そいで最後のほうは結局のとこ、みんな忍者2人賢者2人、しかほとんどありえないのでここもなんかなーーーって感じです。もっとどのジョブを選んでも育てれば強くて公平に選べるっていうふうにすりゃよかったと思います。特にまったく使わないジョブが多すぎです、バイキング、狩人、学者、モンク、空手家(!?)とか、グラフィックの確認もしないで終わってしまいます。個人的に導師と魔神のデザインが好きなんですけど、賢者がすぐに手に入るので、実質20分くらいしか登場しません。召喚術も普通にプレイしてたら一切使わないで終わる。
 導師というのは猫耳のコスプレにしか見えないふざけたキャラクターです。

 それとこれはFFシリーズって全部そうだって思いますけど、結局最後の方、魔法キャラはケアルガ連発と前衛2人でタコ殴りってことになって黒魔法の存在意義が途中から全然ねぇのですよね、それはシリーズ通して全部そうだと思います。フレア、ホーリー、メテオ、みたいなのは一切使わないで終わる、Ⅳはメテオはなんか魔法というよりはイベントみたいな感じですけど、けど結局リディアも最後はすぐに死んで倒れてるだけだしな・・・


 あとちょっと弱いのは主人公たちが固有名を持たない全員同じ素材のクローンみたいなキャラなので、感情移入が一切不能ってことですね。全員同じです、性別すらもわからない。それなのにサラ姫というのが好意を持ってくれるのですけど、いや4人全員同じやつのどれが一体好きになったのかわからん。って感じになります、導師とかのジョブは女の子っぽいのに、いかちー暗黒剣士にもなれたりして、性転換が気軽に出来るのもいかがって感じ。

 それがなんとなく、泣けないっつーか、いやだから誰のコトを言ってるの?みたいになりますね。リメイク版ではそれは完全に改められましたけどね。(今みたいに同人受けを狙って美少女キャラを絶対1人はいれなきゃいけないっていうルールが当時は無かったのですね)


 けどやっぱしすげー思い入れがあるソフトです、FFVの原形でもありますし。レトロゲー、といいますけど最近はDSとかケータイとかでリメイクされてますので、古いゲームの話しってわけでもないみたいですね。けどやっぱそれじゃああのファミコンでラストダンジョンを戦うヒリヒリした感じは味わえませんな、ゲーム外の敵が多すぎるのだもの。いつまでゲームやってんだ!って親にアダプターを投げられたキオクなんて今のガキには無いであろう。
 まず第一、音楽とかのクオリティが高いのにひいてしまいますね、全然ちゃう・・・こんなんFFⅢじゃない!って。



 それとやっぱ思うのは自分のキヲクが何かを特別にするんでしょうね、ゲームの良し悪しはゲームのソフトの中のことだけじゃない。今まで自分の生きてきたキヲクが、それと重なって感動する、キヲクがゲームを感動に変える。おっさんが昔のことが良かったというのはやっぱ当然で、生きてきた歴史があるんだもの、そりゃそうだって思う。感動の源泉ってのは生きてきた歴史で、それが無いヤツは感動なんて出来ないのでしょうね。

2014年10月15日水曜日

Led zeppelin fool in the rain 1979 in through out the door 和訳 解説




 はじめに言っときますけどこれは長い記事になるぜw 難しい曲・・・


 とりあえず歌詞の和訳から始めましょう

[Verse 1]
Well there's a light in your eye that keeps shining
Like a star that can't wait for the night
 ん~、Uの瞳の中にはずっと光が輝いている
まるで夜が待てない星みたいにずっと
I hate to think I've been blinded baby
Why can't I see you tonight?
 Iは盲目になってしまったんじゃないかって思うよ
どうして今夜会えないってわけだ

[Verse 2]
And the warmth of your smile starts a-burning
 Uのスマイルがくれる温かさが炎のように燃えて
And the thrill of your touch gives me fright
 Uのタッチがくれる戦慄に恐怖する
And I'm shaking so much, really yearning
Why don't you show up, make it all right?
Yeah, it's all right
 Iはガタガタ震えて、ものすごい禁断症状、どうして来てくれないんだ、それですべてを良かったってことにしてくれないのか

[Verse 3]
And if you promised you'd love so completely
And you said you would always be true
You swore that you would never leave me, baby
What ever happened to you?
 もしUがこの愛は完全なものだって約束してくれるなら
いつもいってるように真実を貫いてくれるっていうなら
絶対にIを捨てないって言ってたじゃないか
一体全体何が起こったっていうんだよ

[Verse 4]
And you thought it was only in movies
As you wish all your dreams would come true
 それはUは映画の中だけの話しだっていうんだろ、すべての夢が叶うなんていうこともさ
It isn't the first time believe me, baby
I'm standing here feeling blue
Yeah I'm blue
 Iを信じてくれるのはこれが初めてじゃないだろ、ここにIは立ち尽くしてるんだ、まったくヒドイ気分、ひどいブルー・・

[Verse 5]
Now I will stand in the rain on the corner
I'll watch the people go shuffling downtown
街角でずぶ濡れになって立ち尽くしている
 ダウンタウンへドブネズミみたいになって人々が行くのを見てる
Another ten minutes no longer
And then I'm turning around
 もう10分もしないうちに
Iもどっかに立ち去ることにしよう

[Verse 6]
The clock on the wall's moving slower
My heart it sinks to the ground
 壁掛け時計の動きはのろのろ遅く
Iの気分は地べたを這う
And the storm that I thought would blow over
Clouds the light of the love that I found
 嵐はIが見つけたものをふっ飛ばし、雲はやっと見つけた愛っていう光を曇らせ

[Verse 7]
Now my body is starting to quiver
And the palms of my hands getting wet
 カラダはガタガタ震えだし、手のひらはびしょびしょになってる
I've got no reason to doubt you baby
It's all a terrible mess
 Uのことを疑うような理由は何もない
全部何かとんでもない間違いなんだろ

[Verse 8]
I'll run in the rain till I'm breathless
When I'm breathless I'll run till I drop, hey
 雨の中に息が切れるまでかけだした、息が切れたらもっと走って意識を飛ばしてしまう
The thoughts of a fool's kind of careless
I'm just a fool waiting on the wrong block, oh yeah
 バカの考え休むに似たり、Iってやつは違うブロックで待ち合わせを間違えたんだな
Light of the love that I found
 愛の光をまた見つけた




 FOOLがただたんに雨の中で待ち合わせの場所を間違えていて、最後に恋人を見つけた、と、普通には受け取れますが。なんだろ~、まともじゃない感じもする。
 なんかいもしない恋人がいるって信じきってるヤヴァいヤツみたいなようにも聞こえますよね、
 light of love i found
 なんてセリフはちょっとキショイですもの。



 さぁリリック的にはそんなに難しく無いのですけどこの曲の構成はメチャクチャ入り組んでるっていうかぱっと聞いても全然わかんないですよね、相当なリズム感の持ち主です、ただ聞いただけでこの曲がわかったら。


 まず始まりからうぇっ!?って感じのリズムですよね。


実はこれはメロディラインは2ビート(ハーフタイムのリズム)、のリズムBPM が4分音符で190くらい。でリズム隊は12/8の三拍子、っていうかもっと詳しくいうと、6拍子のちょっともたついた感じのシャッフルを叩いているのです、そのしかもシャッフルってのが、ジョン・ボーナムっていう稀代の天才ドラマーが叩くと、ものすごい独特のリズムです。
 つまり2 / 6 のポリリズムで曲が始まるので、不思議なノリなんですね。


 で、それだけで終わらず、2:30 くらいからはサンバのブレークが入ります。これは上の2ビートに下のリズムが合わせて、完全にサンバになる、BPM、は236くらいでめちゃ早い、+パーカッションラインは、アゴゴ、ティンパニがべつどり、カウベルのアドリブ、ボーナム氏のバイテン、ってわけで複雑なリズム、そっからまた2ー6のポリリズムです。


 ちなみにジミーペイジのソロの、16ビートの感じはMXR Blue Box、っていうファズのエフェクターを使っております、けどそれだけではこんな感じの音にはなりませんでしょうな・・・。


コーラスのギターは12弦ギターですけど、12弦ギターは下手なヒトが弾くとスゲー音が綺麗に出ないものです、当たりまえですけどJPはギターが上手い。


 こんなに凝ったような曲を作るのはZEPしかいませんでしょうな。最近の曲でここまで一曲の中に詰め込みまくった曲ってのはほんと聞けない。一曲の中にここまでいろんな要素を含んでませんものね、ほとんどワンテーマで曲を作ってます、一ヶ月か二週間で作ってるもの、この曲はどうやっても3ヶ月がかかりそうな感じです。ZEPっていうのは、基本がしっかりしてるバンドだって思います。ZEPはロックから一番遠いところにいるのかもしれませんね、音楽学校の超優秀なエリートたちが作った、みたいな曲。

 ジミーペイジってヒトはもともと凄腕のスタジオ・ミュージシャンで、彼が腕利きの人材をスカウトすることでZEPってのが出来てますから、もちろん技量だけで選ばれているだけにものすごいテクニクシャン集団です。(ジミーペイジはプロデューサーも掛け持ちですし) けどロックキッズにとっては、そんななんだろー、超エリートみたいな音楽は、確かに曲の完成度はものすごいですけど、ちょっと自分たちとかけ離れているのですよね。ロックはハートだろ、魂だろ、みたいなことを言いたがるヒトは多い、自分たちに技術が無いからそう言わざるを得ないんですけど、リスナーたちにとってもそれは同じで、あまりにもかけ離れている上手さは親近感がわかないですよね、ちょっとギターを手にして練習してもジミーペイジにはなれないし、学園祭でボーナムのギターは叩け無い。この曲は特にやろうとしたらボロッボロになります。まず曲のカウントからして入り方がわかんない。それは素人がパガニーニのヴァイオリンが弾けないのと一緒、ヴァルトゥオーソすぎるんですよね。



 というわけでこの時代ってのはキッズたちはパンクだったわけです、ピストルズやクラッシュのほうにキッズ達は向かっていてZEP=おさーん、の音楽っていう構図だったのです、それは今でも変わらないと思います、ギター雑誌とかでもおっさんは今でもZEPこそ良し、っていう態度を崩さない。OASISの曲ってのは、基本的にはピストルズです、キッズに人気のグリーン・デイやらオフスプリング、みたいな曲も、原形はパンクのピストルズ、また日本のバンド、ってのの曲も基本的にはピストルズです、BUMPの初期のアルエみたいな感じ。あぁいう曲調はやっぱしキッズには一番わかりやすくて一番響く、ただテンポがどんどん速くなっていったくらいなもので、ずーーーーっとそのスタイルってのは基本的には今でも一緒。まずだいたいにおいてキッズはシャッフルのリズムを聞かない。IはPUNKってのはやっぱスゲー発明だったと思いますね、ロックの後に起きた本当のムーブメントってのは実はたった1つでパンクだけだって気がします。だってパンクってのは練習が必要無いのですもの。音楽は技術ではない、ってのは今では普通に聞こえるけど、言ってることはムチャクチャです、音楽の歴史をひっくり返す無茶苦茶さです。


ともかくZEPはもう落ち目なんじゃないのか?ってころに発売されたのが in through out the door、っていうアルバムです。
 アルバムタイトルも英語がわからないヒトには文法的にイミフですね。IN なのかTHROUGHなのかOUTなのか、ドアのどこにいるのかわかりませんな。
 たぶん  

    ドアを開けて外に出ていこうとする、という状態にいる。

 って意味ですね。というのはこの時期のZEPはその時代的に時代遅れなものになってたってのも1つ、またヴォーカルのプラントの息子が夭折してツアーもキャンセル、また税金逃れをしていて英国での営業禁止、ドラマーのボーナムはアル中、他はまぁドラッグにどっぷりってことですね。マンガみたいな最悪の状況、そっから抜け出す、という状態、にいるのだ。ってことです、BREAKING FREE、っていうふうにたった二言で片付けてしまうQUEENとは違うんですね。

 ちなみに1980年にボーナムが死んでZEPは空中分解しました。だからこれが実質最後のアルバムになったってわけです、ボーナムがいないZEPなんて、ペイジのオナニーバンドになってしまいますからね、ZEPといえばボーナム、なんです、QUEENといえばフレディってくらいボンズのドラムが聞きたいだけでZEPを聞いてましたからね。

 この後に発売されたCODAは未発表音源のリマスターですから。


 けどやっぱりZEPの存在は大きかったですよね、パンクの仮想敵ってのはZEPしかいませんでしたもの、敵がいないパンクは何に反抗すりゃいいかわからなくなってしまって、どんどん自傷行為みたいな調子になってしまいましたからね。ZEPなんて大っ嫌いだ、っていう人もいるし、ZEPこそがビートルの後の音楽のすべてだっていう人もおる。それがやっぱ大事で、あんなバンド大っ嫌いだ!っていう存在ってのは大事ですよね、それは実はリスペクトもあるわけですし。今みたいに、音楽自体に特に興味無いってのは一番悪い。

 これもちなみに1980年というとジョンレノンが死んだ年です、80年代ってのはほんと音楽の迷走時代でして、そしてアイドルの全盛期です。ピストルズがロックは死んだって言って、ほんとに死んだって感じだったわけですね。

 

 

2014年10月14日火曜日

Making 180













 やぁ、仕事してるなぁw ウソです。貯まってただけ。


 台風接近中、めっちゃ暑くなってきた・・・、もぉ天気めちゃくちゃ・・・、朝はかなりの寒さやったのに、今はもう25度近いのだものなー・・・、なんやねん!ですね。

2014年10月10日金曜日

1984 丸尾正広 少女椿



よくコアなマンガ屋の、そのなかでもコアな本棚に、コアな本が売ってるものです、エロ本とはまたひと味違う、コアなファン向けのコアな本です。

 ガロのバックナンバーを扱ってるようなディープな本屋ですよ。


 そのコアな本棚の常連がこの丸尾正広だって思います、絵をみたら、あっ!これか!こんなん誰が買うねん、けど中身がちょっと知りたい、みたいな。


 絵面は月岡芳年と大正ロマンの組み合わせみたいな感じです、100%ガキ向けではありません。エログロ怪奇漫画みたいなものですが、楳図かずおみたいな、作者はそれでもまともなんだろうなというのがありません、あー、作者もヤヴァいヤツか。って感じ、何一つ勧善懲悪ではない。しかしそれがスカッとしてて良い気もする。見世物小屋のフリークショーっていう一応の場面設定はあるけれども、基本的には、少女のみどり、がいろんなキチガイにファックされまくるってお話です、でも絵面はかなり凝っていて、あー、こぉいう作画ってのもあるよねーって感じ。何よりマイナス方向にしろエネルギーはこもってます、ともかく熱量はあるってのがすぐわかります。


 不思議の国のアリス、もっと古くは赤ずきんから、少女をいじめるだけの小説、サディスティックな変態作者による、少女嬲りものってのは、根強い人気があります。少女をムチャクチャにしてやりたいってのは誰にもある黒い欲望ですから。ナウシカだって、EVAだっていってみればこの少女嬲りものに属するわけです、結末として幸福になったり不幸になったりの違いがあるだけで。別にそれは男だけにあるってわけでもなく、意外とこういうジャンルは女にもファンがいたりします。というか女のそれのほうが止めどがないと言われまする。呂布人という有名な中国の悪女は、恋敵の女の四肢切断し、目玉を潰して肥溜めの中に入れて、うんこを食べさせたというお話がありまする。中国黒歴史w 
 この伝説を上回る嫌な話しってのをあまり聞きませんね、魔女狩りにしたって、そこまではしたという話しは・・・・まぁ拷問ってのは突き詰めていくと限り無し。バタイユみたいなことですね。


 けどそんなエログロの歴史みたいなことが言いたいのではなくて、最近こういうエログロ路線、猟奇路線が再ブームなんですね、エログロブームといえば戦前1930年頃に江戸川乱歩を旗手にしてスゲー盛り上がったんです、EVAはやっぱエログロ路線ですからね。
 リョナ、というヲタク用語があって、猟奇的オナニー、の略です。こういうエログロ路線が静かなブームになってる、それはつまり今の気分が戦前のムチャクチャな気分に似通っているからなんでしょうね。まったく未来に希望が無いからムチャクチャなお話のほうがすっと入ってくる。



 けどそれって、ちょっと面白い時代になったきたってことでもあるのですよね、シュールレアとか表現主義、アヴァンギャルドが受け入れられるのはそういう時代です。大衆文化が衰退しまくってる昨今、そういうディープなものが作られる素地があるのかもしらん、1930年代というと実はものすごいアートの世界では盛り上がりを見せた時代なのですよね。

1995 ロマンシング サガ3



ロマサガシリーズというのはクセモノRPGとして名高いです、特に初代は雑魚キャラが海のようにいて、到底普通にプレーしてたら精神汚染にやられてしまう。
 2は雑魚キャラが異常に強くて、普通のゲーマーにはクリア不能、クリアの仕方、というものをちゃんとわかってるヒトにしかクリアできないマゾゲーになってしまいました。雑魚キャラの全体攻撃が寿司なんです(詰むってこと)。それにすぐに仲間が蘇生不可能なくらい完全に死んでしまうので、感情移入がさっぱし出来ないってとこもあります、最後のパーティは全員誰やねん、みたいなキャラになってることが多い。




 3はやっとまともにプレイ出来る、プレイアビリティが確立された最高傑作です。サガフロンティアというシリーズに続くのですけど、あれは明らかに迷走してしまいました。グラフィックなんかどうでもいいからゲームとして完成しなけりゃ!っていうスクエアがドツボにはまってた時期でしたからね。



 といってもやっぱしロマサガにはロマサガのルールってのがあって、それを知らないと王手一歩手前、こっちが王手を続けていくほかなし、みたいなことになります。
 特にフォルネウスの裏版はいやな男で、全体即死攻撃を連発してきまして、その即死耐性の魚の鱗を用意しなかったらまずかなり詰みです、ラストダンジョンは帰宅を許さないので。レベルを限界まであげて2ターンで倒すみたいな倒し方しかなくなるから。

 ラスボスもライトゲーマーには辛いです、固いんです、固い、カチカチ、中2のちんぽみたいなカチカチ感。結局のところ知ってるヒトは、知ってる技として

 ぞうX幻日XリヴァイヴァX龍人降臨X七星剣X分身剣


 っていう複雑なコンボを決める必要があるんですけど、それだと2人で勝てるんですけど。
 まともに戦って勝つのはかなりキツイでしょうね。ロマサガシリーズを知ってるヒトは、必ず、超強力な術があってそれを利用しないとえらいことになるってのを知ってるからいいんですけど、全然知らないゲーマーは幻日、とリヴァイヴァがそんな重要な術だ、なんてことを知らないで軽い気持ちでラスボスに行ってしまいますものね。
 それでもちょっと優しいのは、戻れないぞ、本当にいいか?本当にいいのか?って脅しをちゃんといれてくれることです、ラスボス前に、さぁちょっと陣形を整えようぜっていうのなんて、うそだろ!?世界の崩壊まで一刻を争うってさっき行ってたのに、結界を張って一眠りなんて!



 けどやっぱこのSFCのRPGの頃の絶妙な、詰むギリギリの強さのラスボスってのがゲーマー魂に火をつけますよね、全開でいかないと・・やられる!っていう・・、そうじゃないと途中のアイテムとか回収するモチベーションがあがりませんもの、通常攻撃でタコ殴りで勝てるようなラスボスでは。結局RPGの出来ってのはラスボスの強さなんだとIは勝手に思います。裏ボスは強い、みたいなのはダメですよね、楽屋笑いですそんなん。
 ちゃんと今までに手に入れてきたものをすべて導入するときっちりギリギリで勝てるっていう強さ、そのバランス、まぁそりゃゲームに限らずですけど、余分なものを入れないってのはほんと大事です。あのシーンなんやってん!みたいな映画とか、このキャラいる?みたいな小説は腐るほどありますもの。


 個人的にビューネイと龍に乗って戦うシーンがあるんですけど、これはスーファミ史に残る名シーンです。ビュー姉さんとラスボスがキャラ的にもろかぶりなのは・・・・・あとコドモにビジネスとは買収とネマワシ活動なのだ、という悪い知恵を吹き込むゲームでもありますw
 
 ラスボス戦の演出も素晴らしい出来として有名みたいです、しかし演出が凝っているほど、簡単にやられて何度も再戦するときはイラァ来るんですけどね。

 
 

 

松本家の休日

http://www.asahi.co.jp/matsumoto/


10月は改変の季節です、とりあえず一週間分は番組欄をちら見するものですが、なんと、松本人志による関西ローカル番組が始まりました。
 明らかに毎日放送の浜ちゃんのごぶごぶ、に対抗して松本家の休日として、宮迫氏と松本氏、たむけん、貞子(たぶん(雨上がりの座付き)放送作家のサダです)

 ちょっとこれはおもろそうですね。ABC放送、ABCってのは確かフジテレビ系じゃなかったか?


 驚くべきギャラの低さと、視聴率の悪さで、ワンクールも持たずに終わった松本見聞録の再来にならないように長く続いて欲しいですねw

2014年10月8日水曜日

AERA 2014 8/11  鈴木敏夫特別編集号

 鈴木Pが特別にAERAの編集に加わるという雜誌です。

 鈴木Pじゃなくてジブリ特集ということになっているけれど。まぁそういいながらこれはジブリ美術館の新しい展示、ホフマンのくるみ割り人形のPRなんですけど。

 普段AERAなんて絶対に読まない雜誌ですが、これはなかなか面白いです。面白いというか鈴木Pの本棚を紹介、という本の紹介コーナーがあるんですけど、これは読書案内としては優れてるな―と思いますね、読書案内というか、団塊の世代のインテリの頭のなか、を知るものとしてものすごい資料です。
 団塊、団塊というけれど若い人には、奴らがどういうイキモノで何が楽しくて生きてるのやらさっぱしほんとのとこはわからない、それをしる手がかりになりますね。

 ほんとはここにそのリストを転載したいところなんですが、なにせ200冊以上の大特集なのでやや無理・・。


 ともかく軸となるのは
手塚治虫 (Iは大嫌い)
講談社少年講談全集 (絶版、たぶんどこにも手に入らないでしょうな~つまり時代劇みたいな話ですよ)
姿三四郎 と黒澤明
江戸川乱歩 少年探偵団シリーズ
杉浦茂
白土三平
ちばてつや
 みたいなマンガ創世記の作家。

児童文学名作集みたいなところ ケストナー、エンデ、モンゴメリ、ダール・・・

あとは日本人とはこうなり~、みたいな人文書。

 ウソみたいな古典 ウェーバー、シュペングラー、レヴィ=ストロース、フーコー、サルトル・・・

 以外っていうか、あれ?って思うのはドストエフスキー全集が無いところですね、読書家っていうヒトの家には絶対これはある。あとニーチェ全集。たぶん鈴木Pは、っていうあジブリ気質ってのはドストエフスキーじゃないってとこだと思うんですよね。その路線じゃないってこと。
 でもIはガキに読むべきだと思うのは確かに、吉川英治、そいでドストですねー。あとは読まないヒトは読まないし、好きだったら勝手に読むと思うから。


 でもIもだんだん本って読めなくなってきましたねー、面白くねぇんだもの。ゲームのほうが面白い、まったく素直な感想ですよね、ゲームのほうが楽しいなら、ゲームをやるべきだ。本を読んで賢くなったところで、予算がなきゃ何も出来ない。学習というのは目的があって、そっから始めるべきで、目標、目的を建てるには、まず予算を立てることです。カネも無いのに知識を増やしても、もうすぐ死ぬ老人が勉強してるみたいなもので、時間の無駄って感じ、それならば楽しいことをやればいいのじゃないかと思う。だからテレビゲームばっかしてる最近のガキってのは正しいと思う、どうせオトナになっても、クソみたいな不景気なのだし、ゲームに没頭して楽しもうという判断は、恐ろしく適確だと思う。ガキってのは肌で判断出来るのですよね、頭じゃなくて時代の感じ、を肌で判断する、いつだってコトバで考えるよりもそっちのほうがまっすぐで適確だと思います。


 さてほとんどが日本の作家で占められているのですけど。やっぱし思うのは団塊の世代というのは新しいメディアが生まれた世代なのですよね、週刊マンガ、特撮ヒーロー、テレビドラマ、テレビアニメ、くだらない雜誌、全部団塊の世代の購買力、DEMANDによって市場が支えられて生まれたものです。今ではただのお荷物、とっとと死ねやって思われてる粗大ごみ(ムチャクチャ言ってますねw)、にも青春時代はありき。昔は良かったというのはダメだ、という言い方がありますけど、実際でも昔のほうがいいですよ、だって景気がいいもの。それは幻想でなくて、60年代ぐらいが一番良かったというのはどうしようもない事実なんですよね、事実だからタチが悪い。本当に昔のほうが良いんだもの、その時代なんて全く知らないIでもそう思う。





 内容はたぶん鈴木氏がかんでないところはまぁ愚にもつかない朝日新聞社らしい論調ってやつです。安倍政権は最低のクズ、経済開発は一握りの富裕層だけのもの。わかったよ、もぉ。とかいいながら、広告のページでは高級寝具だの、スポーツカーだのの広告を載せてるのですよね、はぁ?って感じですよね、それこそ一握りの富裕層向けの広告じゃんか、ばっかじゃないのって感じ。別に安倍氏が悪いとはIはちっとも思いませんね、自民党になんか投票する阿呆が腐るほどいるってことが本当は問題なんですよね。ひとつやってみるべきですよね、どんなバカが自民党に投票しているのか?どうやってそんなバカが生まれるのか?そういう特集ならちょっとおもしろそうだから読みたい。

 けど久々に普通の雜誌の文章を読んだんですけど、朝日のヒトってこんな文章下手っぴだったっけ?って思いました、ひどいです、なんか、えっ?って思う。なんかもっと昔の新聞は、内容はともかくまともな文章を書いてた気がするんですけど・・・。
 



 編集後記で鈴木Pが総括として、日本人は日本嫌いがくるところまで来ていて、日本製、という牙城が最後まで残っていた、家電、自動車までそれが来た(つまりAPPLEに完全にやられたってことですよね)、映画もそうで、ハリウッドのアナと雪、やらハリーポッターみたいな巨大な予算の、なんの内容もないけど、何も考えないでいられる娯楽先品に向かうようになった。


 まぁもっと簡潔に言えば、日本は四流国に落ちたってことですよね、それだけだと思う、セカイの四流国は、アイフォンを使い、ハリウッド映画を見てますもの、自分タチで作れないから。そいでセカイで何かやろうとしたら、結局ハリウッドみたいな大味、でわかりやすいものの他やりようなんてないもの。ビデオゲームは始めっからそうで、誰にもわかるものこそ良し、基本的にアメリカ人のどんなバカでもわかろうものですよね、モンスターハンターとかだって、野蛮そのもの、なんだからそりゃ脳筋でも脳タリンでもわかるさ。
 そう考えたらなんて原始的で、根源的なゲームなんでしょうねモンスターハンターとは。動物を殺して肉を食べるっていう。スゲーです。

2014年10月6日月曜日

1954 ムーミン谷の夏祭り  Moomins summer madness

 たぶん原題からすると夏の狂乱、mayhem of summer って感じですかね。

 これはたぶん、一番最初の、大洪水を、もう一度書き直したって感じのものです。洪水と同じで、大洪水に見舞われたムーミン達が、離れ離れになって、再会するために戻ってくるっていう、大枠はFLOODと同じになってます。


 ただし、FLOODが戦時下に書かれたのと比して、SUMMERはトーベがもぉ新聞での連載を持ってたりと売れっ子作家としての名声もカネも手にした後の作品ですので、余裕、が感じられます。時間もたっぷり使えるし、勢いで描いてないってのがすごいわかる、最後のクライマックスにちゃんと帳尻を合わしてフリも丁寧にしとる。
 トーベらしいキャラも登場します、ミーサってのが特にそうですねー。ミーサってのは、ネクラで泣き虫で、僻みやで、なによりブサイク、な女の子です。ブサイクな女の子、ってのをどうやって扱うかってのはそのヒトの、上っ面のキレイ事、に対する態度ってのがありますよねー。しょうもない恋愛物ってやつにはブサイクな女ってのは登場しません、全員イケメンイケジョで固められてる、性格が悪かったりするけれど、ブスではない。けど!リアリティではほとんどのメスはブスばっかしなのだということを無視しまくってるのですよね、限られたニンゲンたちの限られたドラマなわけです、そんなのって卑怯っつーか、一体これは誰に向けてしゃべってるん?ってことになります。ブサイクはゲームに参加すら出来ないのじゃないか。ってことで。

 トーベはそのミーサってキャラクターは、劇場で役を演じることで自分が好きになってくっていう解決の仕方をしてますけど、確かにそれも有りです、劇では当然ブサイクだって必要なんだから、それが自分の居場所ってこともある。せむしや小人だって、映画という中では役割がある。デメリットが売りに変わるってわけですね。

 しかして、やっぱり余裕をかましすぎてるってのもありまして、ふーん、でもあなたお金持ちですやん、っていう感じがどうもする。やれスローライフ、個性を大事に、でもあなたお金持ちですやん。そりゃキレイ事言えるよ、Iだって、金持ちだったら優しいニンゲンにだってなれただろうぜ。ってね。
 松本人志がラジオで、笑いってのは余裕がなきゃ出来ない、笑わすほうも笑うほうも、余裕があるから笑いになると言ってました、確かに笑いってのはほんとそう、そしてファッションってのもそう、ある意味、偽悪、のスタイルを持ってるんですよね、そういう領域。だからキレイ事いっちゃいけないんだと思う、ファッションも笑いも、貧乏人どもは死ねっていうスタイルを、ウソでもとらないといけない、じゃないとかっこよくないし、面白くもないもの。


 小説家や物書きってのはどうでしょう?たぶん物書きにとって一番大事なのは、信用出来るかってことですね、こいつは面白いことを書く、ただのキレイ事を言わない、ちゃんと本当のコトをしゃべる、なんにせよ、信じられるかどうか、ってことが作家の本質なんじゃと思いますね。

2014年10月5日日曜日

MAKING 179 / bump of chicken ドキュメンタリー 








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 BUMPのドキュメンタリーがやってましたねー。NHKで。
 BUMPがメジャーにいっちゃうなんてさみしいなんて言ってたのは遠い遠い昔の話しで、国営放送で特集番組をやるくらいなドメジャー、メジャー中のメジャーバンドになったわけです。



 個人的には、やっぱちょっと違うんじゃないかなー・・って気がする。出すシングル出すシングルすべて大企業とのタイアップ、セカイヲマタニカケルクリエイター、っていう超胡散臭いヒト達とのコラボレーション。

 そのセカイヲマタニカケルクリエイターって一体だれやねん、っていっつも思うんですがー・・・、ともかくカネカケトルモナー!っていう感じ、カネのニオイがするところには必ず現れるのですよね、セカイヲマタニカケルヒト。


 どうもなんかイヤ。弱者の味方としてあらゆるバンドは登場するわけですけど売れてしまうと少しずつ、リアリティみたいなものと接点を失ってく、レディオヘッドがそうだったように。

 
 けどそういうIの、なんか違うなー・・っていう感じもひっくり返すくらい、逆にIが間違ってたんだ、って思わせて欲しいですねー。自分の間違いを思い知らせて欲しいですよ。

 

2014年10月4日土曜日

1988 FF2 ファイナルファンタジー2 ☆7.5

 

FF2というと斬新なゲーム、というものの元祖だっていうイメージがあります。
 
 詳細は実際に自分でプレーするとよくわかると思いますけど、斬新すぎる成長システム故に、まずどうやっていけばいいのか?という最初の一歩でつまずくことになります。FF2にはFF2のやり方ってのがあってそれを無視するとえらいことになって、ほとんど初めっからやり直し級に詰まることになります。


 まず強い防具を装備しちゃいけない、なんてのはライトゲーマーには絶対わかりっこないブービートラップですね。強い防具は重たいので、(重たい!?)ので素早さが落ちるからです。しかもこのゲームは即死系の状態異常がやたらめったら多いので、当たらないで、避ける。を最優先しないといけないのです、というかあたったらだいたい即死みたいな攻撃力の敵が多いので、まずなにより回避、を上げていかないと手詰まりになる。盾と剣だけであとはほとんど裸一貫でいくべし。なんてのは何にも知らないヒトには一切わからないですね。

 またエスナを鍛えていかないと全然アイテムが使い物にならんのでダメだってことです。すぐに石になりやがるから。そして魔法のレベルの上がりにくいこと!超かったるいですけど誰か1人はエスナを連発するだけの係が必要になる。

 そしてアルテマの弱いこと! めちゃくちゃ鍛えれば強くなるらしいのですけど、普通にそのころにはエクスカリバーでタコ殴りで誰でも倒せるので、まずアルテマは使わないですね。アルテマ=強いっていう既成概念はたぶん・・・Ⅵ?からですね。
 そして貴重品がアイテムの棚を占拠しすぎるってことです、アイテム欄が貴重品ばっかで埋まってしまって、いらねっつの!!みたいなものが多すぎる。
 


 そしてシナリオっていうかゲームの進め方もヒジョーにわかりずらい、コトバを覚えてそれを訪ねまくってウソだろっていうところに進んだりしないといけません。まぁ攻略本なしではかなり無理ー。な感じ。


 しかしそんなデメリットを抑えてそれは斬新さ、への追求だと考えれば非常に好感度高しです。置きに行ったゲームより、斬新なゲーム!この斬新さ、路線はFFはもはやメジャーになりすぎたためにロマサガ路線として続いていくことになります、ロマサガ1はゲームバランスが崩壊するほどの雑魚キャラの海、ロマサガ2もザコ敵が圧倒的に強くてボスがカスみたいに弱いことで崩壊、ロマサガ3は、ロマサガシリーズに終止符を売ってしまうぐらいの最高の出来だったキオク有り。

 FFシリーズ何が一番好き?で2とこたえるのは相当ツワモノだってことですね。


 ふと気づくとスタッフロールがめっちゃ短いってことですね。たった10人足らず、もちろんそれで全員なわけないんですけどたぶん20人以下くらいでゲームを作ってんですよね、だから斬新なゲームが作れてる、何百人体制では到底斬新なゲームは無理。よくいうことですけど10人を一年雇うとだいたい250万です。20人を二年で1000万。だいたいそれが斬新ゲーの境界なんじゃないでしょうかねー。3000万とかになるともうスベるわけにはいかないですもの。

 ジブリも100人くらい使ってましたが、100人ということは月人件費だけで2000万だってことです。一年スタジオを動かすだけで一億5000万、下手すりゃ2億。映画会社ってものがすぐに潰れる運命だってのはすぐにわかりますよね。それで帳簿合わせてくなんて普通に考えて無理。1個滑ったらおしまいですもの。つまりはアニメスタジオが作品を作り続けるには何打席連続でホームラン打てるかみたいなことなんですよね、打率8割くらい、そんなのいつか打てなくなるに決まってる。スクエアだって大作路線になったころからもう潰れるというフラグ立ってましたね。

2014年10月1日水曜日

1945 ムーミンと洪水 /  MLB PLAY OFF 

  ムーミンと洪水は原題は、小さなトロールと洪水であって、内容もムーミンシリーズの初めですけどちょっとばかしニュアンスも世界観もデザインも違います。
 ムーミンは虫みたいな感じでガリガリでちっとも可愛くありません。

 スニフとムーミンの出会いがあります、けどムーミンパパの設定とか性格も全然違うので確かにこれはパイロットフィルムみたいな感じで、ちょっと毛並みが違うものです。そしてページ数もスゲー短いです。
 これはもろに戦時下に書かれたもので、パパが失踪したのを探しにいくという、テーマとしては重いモチーフのものがカドをファンタジーとして和らげて書いたって感じです、挿絵のスタイルとかも全然違うので、ムーミンファンには違うなー、って感じなのではないですかね。
 
 けど洪水で空が真っ暗で、真っ暗な世界で、・・・っていうイメージがやっぱリアリティがありますね。ともかく場面として夜とか雨とかくらーい世界なんですね、そのダークな感じが結構良いです、やっぱでも彗星として結実する前のネタ出しみたいな感じですね。



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MLBのプレーオフ、ワイルドカードマッチが始まりましたが、初日からスゲーゲームやったで!!
 もぉ時間とられまくってあんまし他のことが手につかなかったですなー。えらいゲームじゃったで!ほんとスポーツってやつはどえらいドラマを描くものです、普通の作家には書けないもんなーこんなゲーム展開・・・・んな阿呆な、って言われそうなゲーム展開でした。