2014年10月4日土曜日

1988 FF2 ファイナルファンタジー2 ☆7.5

 

FF2というと斬新なゲーム、というものの元祖だっていうイメージがあります。
 
 詳細は実際に自分でプレーするとよくわかると思いますけど、斬新すぎる成長システム故に、まずどうやっていけばいいのか?という最初の一歩でつまずくことになります。FF2にはFF2のやり方ってのがあってそれを無視するとえらいことになって、ほとんど初めっからやり直し級に詰まることになります。


 まず強い防具を装備しちゃいけない、なんてのはライトゲーマーには絶対わかりっこないブービートラップですね。強い防具は重たいので、(重たい!?)ので素早さが落ちるからです。しかもこのゲームは即死系の状態異常がやたらめったら多いので、当たらないで、避ける。を最優先しないといけないのです、というかあたったらだいたい即死みたいな攻撃力の敵が多いので、まずなにより回避、を上げていかないと手詰まりになる。盾と剣だけであとはほとんど裸一貫でいくべし。なんてのは何にも知らないヒトには一切わからないですね。

 またエスナを鍛えていかないと全然アイテムが使い物にならんのでダメだってことです。すぐに石になりやがるから。そして魔法のレベルの上がりにくいこと!超かったるいですけど誰か1人はエスナを連発するだけの係が必要になる。

 そしてアルテマの弱いこと! めちゃくちゃ鍛えれば強くなるらしいのですけど、普通にそのころにはエクスカリバーでタコ殴りで誰でも倒せるので、まずアルテマは使わないですね。アルテマ=強いっていう既成概念はたぶん・・・Ⅵ?からですね。
 そして貴重品がアイテムの棚を占拠しすぎるってことです、アイテム欄が貴重品ばっかで埋まってしまって、いらねっつの!!みたいなものが多すぎる。
 


 そしてシナリオっていうかゲームの進め方もヒジョーにわかりずらい、コトバを覚えてそれを訪ねまくってウソだろっていうところに進んだりしないといけません。まぁ攻略本なしではかなり無理ー。な感じ。


 しかしそんなデメリットを抑えてそれは斬新さ、への追求だと考えれば非常に好感度高しです。置きに行ったゲームより、斬新なゲーム!この斬新さ、路線はFFはもはやメジャーになりすぎたためにロマサガ路線として続いていくことになります、ロマサガ1はゲームバランスが崩壊するほどの雑魚キャラの海、ロマサガ2もザコ敵が圧倒的に強くてボスがカスみたいに弱いことで崩壊、ロマサガ3は、ロマサガシリーズに終止符を売ってしまうぐらいの最高の出来だったキオク有り。

 FFシリーズ何が一番好き?で2とこたえるのは相当ツワモノだってことですね。


 ふと気づくとスタッフロールがめっちゃ短いってことですね。たった10人足らず、もちろんそれで全員なわけないんですけどたぶん20人以下くらいでゲームを作ってんですよね、だから斬新なゲームが作れてる、何百人体制では到底斬新なゲームは無理。よくいうことですけど10人を一年雇うとだいたい250万です。20人を二年で1000万。だいたいそれが斬新ゲーの境界なんじゃないでしょうかねー。3000万とかになるともうスベるわけにはいかないですもの。

 ジブリも100人くらい使ってましたが、100人ということは月人件費だけで2000万だってことです。一年スタジオを動かすだけで一億5000万、下手すりゃ2億。映画会社ってものがすぐに潰れる運命だってのはすぐにわかりますよね。それで帳簿合わせてくなんて普通に考えて無理。1個滑ったらおしまいですもの。つまりはアニメスタジオが作品を作り続けるには何打席連続でホームラン打てるかみたいなことなんですよね、打率8割くらい、そんなのいつか打てなくなるに決まってる。スクエアだって大作路線になったころからもう潰れるというフラグ立ってましたね。