2014年10月10日金曜日

1995 ロマンシング サガ3



ロマサガシリーズというのはクセモノRPGとして名高いです、特に初代は雑魚キャラが海のようにいて、到底普通にプレーしてたら精神汚染にやられてしまう。
 2は雑魚キャラが異常に強くて、普通のゲーマーにはクリア不能、クリアの仕方、というものをちゃんとわかってるヒトにしかクリアできないマゾゲーになってしまいました。雑魚キャラの全体攻撃が寿司なんです(詰むってこと)。それにすぐに仲間が蘇生不可能なくらい完全に死んでしまうので、感情移入がさっぱし出来ないってとこもあります、最後のパーティは全員誰やねん、みたいなキャラになってることが多い。




 3はやっとまともにプレイ出来る、プレイアビリティが確立された最高傑作です。サガフロンティアというシリーズに続くのですけど、あれは明らかに迷走してしまいました。グラフィックなんかどうでもいいからゲームとして完成しなけりゃ!っていうスクエアがドツボにはまってた時期でしたからね。



 といってもやっぱしロマサガにはロマサガのルールってのがあって、それを知らないと王手一歩手前、こっちが王手を続けていくほかなし、みたいなことになります。
 特にフォルネウスの裏版はいやな男で、全体即死攻撃を連発してきまして、その即死耐性の魚の鱗を用意しなかったらまずかなり詰みです、ラストダンジョンは帰宅を許さないので。レベルを限界まであげて2ターンで倒すみたいな倒し方しかなくなるから。

 ラスボスもライトゲーマーには辛いです、固いんです、固い、カチカチ、中2のちんぽみたいなカチカチ感。結局のところ知ってるヒトは、知ってる技として

 ぞうX幻日XリヴァイヴァX龍人降臨X七星剣X分身剣


 っていう複雑なコンボを決める必要があるんですけど、それだと2人で勝てるんですけど。
 まともに戦って勝つのはかなりキツイでしょうね。ロマサガシリーズを知ってるヒトは、必ず、超強力な術があってそれを利用しないとえらいことになるってのを知ってるからいいんですけど、全然知らないゲーマーは幻日、とリヴァイヴァがそんな重要な術だ、なんてことを知らないで軽い気持ちでラスボスに行ってしまいますものね。
 それでもちょっと優しいのは、戻れないぞ、本当にいいか?本当にいいのか?って脅しをちゃんといれてくれることです、ラスボス前に、さぁちょっと陣形を整えようぜっていうのなんて、うそだろ!?世界の崩壊まで一刻を争うってさっき行ってたのに、結界を張って一眠りなんて!



 けどやっぱこのSFCのRPGの頃の絶妙な、詰むギリギリの強さのラスボスってのがゲーマー魂に火をつけますよね、全開でいかないと・・やられる!っていう・・、そうじゃないと途中のアイテムとか回収するモチベーションがあがりませんもの、通常攻撃でタコ殴りで勝てるようなラスボスでは。結局RPGの出来ってのはラスボスの強さなんだとIは勝手に思います。裏ボスは強い、みたいなのはダメですよね、楽屋笑いですそんなん。
 ちゃんと今までに手に入れてきたものをすべて導入するときっちりギリギリで勝てるっていう強さ、そのバランス、まぁそりゃゲームに限らずですけど、余分なものを入れないってのはほんと大事です。あのシーンなんやってん!みたいな映画とか、このキャラいる?みたいな小説は腐るほどありますもの。


 個人的にビューネイと龍に乗って戦うシーンがあるんですけど、これはスーファミ史に残る名シーンです。ビュー姉さんとラスボスがキャラ的にもろかぶりなのは・・・・・あとコドモにビジネスとは買収とネマワシ活動なのだ、という悪い知恵を吹き込むゲームでもありますw
 
 ラスボス戦の演出も素晴らしい出来として有名みたいです、しかし演出が凝っているほど、簡単にやられて何度も再戦するときはイラァ来るんですけどね。