2016年2月28日日曜日

雑談 なんでテレビアニメを見なくなったのか  貧しさとリアリティ

今回はちょっと真面目な話。

TVアニメを見なくなってひさしいですがなんで見ないんだろうってのをちょっと真面目に分析してみることにしました。なんで見ないのかがわかればどうすれば面白くなるようになるかもわかるというわけで。


 よく言われることは

・一部のオタク向けになっていて、一般にはさっぱりわからないし、ノリや雰囲気もアニメ好きに向けて作られていて、ちっともついていけないということ。

・作画が中国などに外注してるし、背景を描くカネも人材も枯渇していて、アニメーターが好き勝手に演出変えることもできなくなり(外注された中韓のアニメーターがアドリブ出来るわけもないので)作家性が弱くなっているということ。

・純粋に市場が狭くなってるってこと、子供の数がめちゃ少ないので、子供向けにアニメを作っても回収出来ない。カネも時間もない。


 鶏が先か卵が先か、ですがカネが無いので良い作品が作れないし、良い作品が作れないからますますダメになってる。ってことですね。
 そうすると一番カネを出してくれるのはオタクなので、金払いがいいオタクに向けて作品をつくることになる。そうすると手っ取り早く美少女とおっぱい、と、こういうわけですね。


・デジタル作画になり、見た目はスッキリキレイになっているのだけれど、エフェクトなどもアフターエフェクトなどのソフト丸出しで、覇気がない。全部同じに見える。



 ってとこですか。
 だいたいはその通りだと思うし、カネの問題は1人のアニメーターやら監督やらでどうでも出来ることじゃないし、特にオーディエンスの頭数が少ないってのは激痛でして、こればっかはどうにもならん。


 けどカネも時間も無いってのはほんとは昔からでして、一番の原因は


 バブルの時代が忘れられない。


これだと思いますね。金回りが良かった時のそれ、を忘れることが出来ないってわけです。日本にカネがあったのなんて1960年代半ばから1996年の時期だけで、基本的にはいつも貧しい国なわけです。


 中国の貧しい若者、みたいなドキュメンタリーをやってたりしますが、文句を言ってる若者はみんなスマートフォンをもってネットで連絡したりしてます。それを貧しいとは言わないですよ。

 相対的に、貧しいって、だけで。


 一度贅沢に慣れると二度と元の生活レベルには戻せないってよく言います。テレビにはもうカネが無い、といいつつ、プライドだけは高くて、良い服を来て、セットも作ったりします。カネはあるんです、ありすぎるくらいある、ただバブルの時に比べたら無いってだけ。それ以前はもっともっと無かったです。
 基本的に贅沢の話しかしてねぇなこいつらは、って思いませんか?旅行がどうの、グルメがどうの、スポーツ観戦・・・


 ワタシは思うんですけど、何が無いって貧しさ、が無いから見るに耐えないんじゃないかと思いますね、貧しさ=リアリティなんです。たいがいどのアニメでもドラマでもみんな超立派な家に住み、生活にはまったく不自由してないのに、復讐がどうのこうの、目標がどうのこうのという、けど服は立派だし、かっちりしてる。モチベーションが弱いんですね、何をするにも、リアリティが全然無い。時代劇ですらそうです、あんなばっちりメイクして、新品の服着てるやつがいるわけねぇだろって話。



 アニメの設定画でボロボロの服を着てるやつを最近見ましたか?そりゃ探せばいるんだろうけど。



 巨人の星、ドカベン、あしたのジョー、黒澤映画にしろ、 貧しさ、を持ってたとワタシは思うんです。貧しさを持ってたというかそれが主題みたいなもんです。貧しいのに優しいから本当の優しさになるわけで、金持ちが見せる優しさは軽蔑を含んだ同情でしかない。


 貧しさを取り戻せ。

これでいきましょう。

 リアルにこれから貧しくなるんだろうから、それは簡単に出来ると思います。もっともっとカネがマジで全然無くなったら、いいモノが生まれてくるのかもしれません。ともかくほんとのどん底まで落ちる必要がありますね。


1937 The old mill - Silly Symphony Walt Disney




これもシリー・シンフォニーからの作品。1937年12月に初の長編アニメ、スノーホワイトが公開されてますので、長編への挑戦直前の作品。


 実は1937年短編は不発というか、もう技術が出るとこまで出てしまっていて、確かに短編はもう限界が訪れているのですね、というよりも意識が全部スノーホワイトのほうに集中してしまっていて、あんまり気合が入ってないというか。

 でもこのオールドミルだけは図抜けて出来がいいというか、持てる技術全部ぶち込んだれ!ってくらい力が入ってます、たぶんスノーホワイトのパイロット版というか、スノーホワイトで使う技術でどれだけ出来るのか試したって感じですかね。

 背景の描写がものすごく絵画的になり、一枚一枚絵画のような丁寧さで描かれています、今で言うとこのセルハーモニー処理。背景一枚一枚でも十分通用するほどのクオリティで描かれていますし、カット割りなどもこれまでよりもスピード感があり、カメラワークもこだわってます。SSシリーズでも屈指の名作ですね。

 子供だましじゃないディズニーアート路線です、このアート路線は結果的には興行的に大失敗してしまうんですが・・・。

2016年2月23日火曜日

2011 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇

 スパロボシリーズの初のPSP版のはずです。

 声優もロボットもデザインもほぼ刷新されてまして、ゲッターとかマジンガーも出ては来るんですが、リメイクのアニメからとられていて、オリジナルとはまったく違います。特に声優が違うのですげー違和感。昔のアニメ好きにはちょっと厳しいかも。そして新しいアニメがわからないワタシみたいなお年寄りにはまったく話がわからぬw そして今回序盤にガンダムもアムロもカミーユも出てこない。オーマイ。第一次Z、のキャラは中盤からの登場なり。というかよく考えたらファーストガンダムが一切登場しませんでした。


 
 しかし戦略なんてまったく考えなくてもこっちはユニットもめちゃ強いし数も多いし、スーパーヌルゲーなので特に何も考えなくてもオッケです。むしろロボがつねにだぶついていて邪魔な状況。好きなロボを強化したらえぇやん、って感じ。
 このパイロットは〇〇レベルで二回行動だから、ここで幸運が必要で・・・みたいな計算は一切合切必要無いです。ニュータイプじゃなきゃ補欠だ、最後はゲッターチームの火力頼りだ、みたいなスーファミスパロボ世代からするとまったく戦略とか不要のゲームになりましたね・・。

 レベルがひくすぎたのかもしれませんが二回行動は出来ないみたいです。敵を撃破した時だけ再行動、みたいなのはありますけど、シャインスパーク連打みたいなことは出来ないようです。敵の終盤ボスは再行動しますが。というかそもそもシャインスパーク自体が無いんですが、真ゲッターにはゲッタービームとチェンジアタックしかない。

 あと精神コマンドの効果が変わってます、あれ~?誰も奇跡覚えないな、とおもったら今回、愛、が回復じゃなくて奇跡と同じような効果です、勇気、という劣化版の奇跡みたいなコマンドもありますが、これは微妙・・。あと補給・・?補給を誰も覚えませんでした、誰が補給使えるんだ?そもそも補給があるのかも未発見。

 ルート分岐がめちゃ多いのですがルートによっては補給ユニットが無くなるのが痛いところです。シナリオぶっとばしてて、全然改造してないロボットのほうに進むと痛い目見ます。こっちにはこのロボットが来る、っていう説明がちゃんとあるので、全部一貫してルートを選ぶべきです、だいたいガンダム系、ゲッター系、マクロス系、ニルヴァーシュ系のルートです。一貫して同じのをとっていかないとあいたた・・ってなります。




 何故か知りませんがマジンガーの光子力ビームがものすごい強化されてます、なぜ?今回最強ユニットはマジンガーZかもしれません。装甲厚すぎ、武器強すぎ、しかも高射程、鉄壁の消費SP少なすぎ。特攻も決め技も使えて無双出来ます。


 撃墜数70を超えるとエースボーナスというキャラ固有のボーナスが入るのですが、まったく必要ないキャラと強いキャラがいますね。ダンクーガノヴァは一度だけ覚醒がかかるというまったく無駄機能、流竜馬はダメージ1.3倍という超高性能、って具合。けど今回ゲッター火力がいまいち、いつものことですが、キラの能力は図抜けて高いです。トモダチのアスランよりも断然強し、原作知らないけどゲームだといっつもワタシはキラとヒイロを育ててしまいます。なんでかわからないけど・・・。
 まぁそんな攻略情報は一切不要ですね、ちゃんとその物語の主人公がボスを倒すように演出しようって感じのぬるぬるげーですので。

 
ヌルゲーの補完としてなんですがマップごとにSRポイント、まぁ追加ミッションみたいなのがあって、それをクリアするのは結構シビアだったりします。特に好きなロボットだけフル改造YEAH!!みたいなやり方をすると。
 バランスよく高機動にふりわけないといけなくなります。そうすると好きなロボを育てるわけにはいかず、再行動スキルを覚えるのが必須になってきます。省エネ武器を持ってるロボとか。そうなると弾数が豊富なZとνガンダムがいい感じかも。それにルート撰択をちゃんとしないといけなくなりますね。


 ネタバレですが、カミナというパイロットは死にます。えー!死んだ!ってわたしはびっくりこきました、だからあまり強化しないように。死亡避けるやり方もあるのかな?


 あとロックオンも死にますが、最後のほうなのでまぁまぁ。このゲーム全体を通してロックオンはすげー優遇されてる気がします、まず1人だけハロが乗ってるガンダムだし、イラストのカット数も多いし、見せ場も多い、セリフも多いというわけで。よってゲームの流れとロボの性能上、ロックオンをかなり育ててるヒトが多いと思うので、うっそー!!ってなるかも。能力引き継ぎなどは一切なく、ハロを置き土産にしていくだけです。パイロットだけじゃなく機体ごといなくなるのもひどい。
 素直におそらく主人公のエクシアを強化しましょう。たしか46話くらいでエクシアが弱いとアイタタター!ってなります。ただエクシアのパイロットが色黒でなんかかっこよくない・・・言動もかなりイタイし・・・。



 ロックオンは家族をテロに殺されたらしいのですが息子にロックオンなんて名前つけてるんだから狙われたってしょうがないんじゃないの・・って気がする。どう考えても平和主義者がつける名前じゃねぇぜ。
 まぁ原作見てるヒトは死ぬって知ってるんでしょうけど。


 調べてわかりましたが、ロックオンっていうのはコードネームで本名じゃなく、原作だとしかも双子らしいです、へ~~。
 

2016年2月22日月曜日

Grammy 2016  58th

 よくよく考えると一週間ぐらい一秒もテレビを見てないというか、それだけならいいんですけど世間のメディアと一切接触してないことに気づきました。ビックリこきましたw 昔のアニメと、昔のラジオを聞いたりしてるので。

 ようやくフレッシュな情報を伝えることが出来ますね。グラミーってのはまぁアメリカの音楽アカデミー賞ってことなんですけど、殆どただのお祭りみたいなもんです、デヴィット・ボウイ追悼とかライオネル・リッチーのフィーチャー、イーグルスとかも出てますし。


 一時期アメリカの音楽はラップとあと女の子が裸同然のかっこで踊るっての一色に染まってた時期があってそれで洋楽離れが加速したと思うんですけど、最近はのど自慢ブームというのか、歌声選手権みたいになってますね。楽曲というよりは、歌の上手さで勝負、みたいな。

 そういう歌の上手さ、みたいなことになるとやっぱアメリカ圧倒的でして、黒人の音域も広いし、デブっちょの白豚シンガーだけど歌は激うま、みたいなのはゴロゴロいます。地肩の強さを見せてくるなって感じ。わたしはそういうのは好きじゃないですけど、やっぱうまーーー!とはおもっちゃいますね。


 それでもスティーヴィー・ワンダーのアカペラがやっぱ一番すごかったです、ホンモノですわ。音楽番組みると、これ口パクじゃねぇか、カラオケじゃねぇか、ってのばっかり見ちゃいますけど、割りとほんとに歌ってるし、ほんとに演奏してましたね、もちろんアイドル系の歌手はカラオケってましたが。


 ジェームス・ベイというシンガーを知ってますか?このヒトも出てたんですが、このヒトは注目のアーティストかも、遅いわ!!って猛ツッコミをくらってるのかもしれませんけどw なんにせよ、日本のくだらねぇ音楽番組よりも、すごくショーとしてよく出来ますね、アメリカってのはほんとショービジネスの国なんだなぁ・・・。



 それでも最近の曲をワタシ聞いてます、コールドプレイの新作が出ましたね、ゴーストはやっぱり不評だったみたいで、また明るい音楽路線に戻ってますが、ふむふむ・・・。ふむ。不思議と印象に残らない。


 BUMPのニューアルバムも聞いてます、でもシングルで殆ど聞いたことあるのでサプライズは全然無いですね。あんましBUMP聞いてないヒトには、最近すごく明るい曲調になったんだなーって感じみたいです。ふむ。シングルCDってのが今なくなったのでBサイドってのが無くなってさみしいですね。


 よくよく考えると今現役のバンドって少なくなりましたね、Radioheadも実質活動停止だし、OASISは解散したし、U2はいまどうなってるのかわからん・・・、バンドブーム去ったなぁ・・・・だいたいでも10年周期くらいで来るんですが、バンドブーム、次はいつごろか・・・。

 それでも一番最初に時代を先どるのは今も昔も音楽ですので、音楽はちゃんと追いついていたいんですけどねー、なかなか・・・。音楽、それについでマンガ、ですかね。音楽とマンガさえ把握してれば、なんか時代の雰囲気はつかめそうな気分、ニュースなんか見てなくても。音楽とマンガが捉えた素材を、オカネが好きな悪いオトナが肉付けして映画とか(劣化コピーして)テレビとかにしてくって感じをワタシは持ってます、だからあんまテレビ見ないんでしょうね。



 でも今マンガって何が流行ってんのかさっぱし知らんw 最近つくづく思うんですけど、どうやらワタシ、がズレてんですよね、ワタシってものすごい少数派のほうだったんだ、ってようやく気がついた。100人いたら何人と話しが合うかっていいますけど、ワタシは1人って感じみたいです。200人に1人って感じかも。BUMPみたいな人気バンド聞いてんじゃねぇか、って言われると困るけどw
 それでも、うわっ全然世間一般と違うな、って思うことがめっちゃ多い。おそろしす。


 今の時代ってどういう時代なの?っていうのをワタシは90年台後半まではビシバシ肌で感じてたけど、なんかもぉわからなくなっちゃいました。底抜けに明るい、スマートフォン大好き!みたいなのがいる一方で、ひくほどテロとか起きてますし、かといってゼツボウ的なムードっていうよりは、なんかあっけらかんとしてるっていうか、パーりー!!みたいなラテン系のノリもある。総じて言えるのはバラバラ、ってことですかね。みんなバラバラでシャッターガラガラ、知らないセカイとか付き合わないってのが今の時代の感じかな~~~・・・・、わかりません、ズレてるのかも・・・。
 

2016年2月17日水曜日

1935  Mickey Mouse The Band Concert



 ミッキマウスシリーズ初のカラー作品がこのバンドコンサートです。シリー・シンフォニーシリーズはかなりはやくからカラーになってましたので、2年ほど遅れてミッキーはカラー化しました。その前にスペシャルとしてミッキーがちょっとだけカラーになったのですけど、ミッキーのパンツのカラーは最初は緑だったんですね、それがいつしか赤に変わった。緑ジャケから赤ってのはルパン三世と同じですが狙ったんでしょうか・・?

 初のカラーってことでかなりの力作ですね、オーケストレーションだけでも相当なマネーのつぎ込みようです。


 ドナルドはこれが初のカラーですが、青いジャケットに水兵帽っていうデザインは今とまったく同じですし、しゃべり方もまったく同じ。声優は変わってるはずなのに・・・?こんな80年も前のデザインが全然変わらないで今でも使われるなんてすげー耐久力というか、他にそんなの見当たらないですよね、だいたい作画のスタイルは変わるものです、ミッキーだって顔はものすごい変化してるんですけどドナルドはずっとまったく同じデザインです。色まで。ドナルドってのは謎の多いキャラでして、正義の味方でもなければ優しい?というわけでもないし、悪い?ってわけでもない。どこにも属さないキャラですね、ドナルドっていうのはどういうキャラなの?って簡単に説明するのはひじょーにむっかしぃ。ミッキーの親友ってわけでもないです、仲間の時もあるし、邪魔しにくる時もある。ライバル?ってほど正面から対決するようなことはめったにない。
 短気で怒りっぽいという説明がされてますが、それだけだと全然いいやつじゃないですが、ドナルドのファンはひじょーーーに多いです。不思議なキャラクターですね、ドナルドタイプのキャラクターってのが他に思い浮かびませんもの。
 キングダムハーツではミッキーよりも主人公っぽい感じですし。実はミッキーが主役のアニメよりもドナルド主役の作品のほうが多いという統計もあります。この作品でもそうですが、ドナルドというとアイス、っていう感じがあるのはなぜ?水兵をモチーフにしてるのも謎です。

2016年2月16日火曜日

1934 Silly Symphony - The Goddess of Spring シリー・シンフォニー


 シリー・シンフォニーでも屈指の名作です。SSでたぶん初めてオペラを基調に作られていますし、作画のスタイルも他とはちょっと違うややリアルテイストです。

 ディズニースタジオは1936年ごろから一ヶ月に一本の短編アニメという制作スタイルから、長編アニメ映画を初めて作り始めるわけなんですが、この春の女神にはその映画へとつながってくるようなカットがふんだんに盛り込まれてますね。

 特にキャンプファイアを囲んでのラインダンスのシーンがあるんですが、影のシルエットを作画するってのは最近のアニメーターは忘れがちなとこですよね、そっか、影ね、影かくの忘れてた・・って感じ。

 あと炎の描写があるんですけど、アナログ作画でこれどうやってやったんだろう?ってくらいうまーく色が変わって行きます、たぶん凄腕アニメーターは1人で徹夜しまくって仕上げたんでしょうねー。恐ろしく手間のかかるカットばっかり、げーすーですまじで。これで清算とれるんでしょうか?・・

2016年2月11日木曜日

1968 柔道一直線   梶原一騎  永島慎二

ずっとずっと読みたいと思って探してきたんですがようやく見つけて読むことが出来ました。これでたぶんワタシは梶原一騎作品はほぼ小品とかそういうのを抜かせば読破したと思います。(読み切りとかすぐに終わった作品は無数にありますのでさすがにムリ・・)



 例によって梶原一騎システムというのか、殆ど全部おなじやんけ!!っていうくらいw 梶原一騎作品らしい作品です。でもこれを読んで柔道を始めたってひとはかなり多いんです、うちの親父がまさに柔道一直線を読んで柔道を始めた人ですし。まぁ柔道一直線、梶原一騎の名作ってわけではないですけど・・・・。やっぱ最高傑作はあしたのジョー。それに次いで愛と誠、巨人の星が名作ですね。


 荒唐無稽、出きっこ無い技が登場するのもいつもの通りです、巨人の星の消える魔球並の。二段投げという相手を一度投げたからまた空中で掴んで投げるという技、地獄車はでも可能ではあるのかもしれません、ただしあんな威力は出ないでしょうけどね。そしてことあるごとに宮本武蔵を引用し、師と弟子、親と子、青春の迷い、孤独との戦い、殆どいつも同じテーマですし、空手バカ一代と丸かぶり、ただ柔道というだけが違うみたいなとこでもあります。

 しかしそれがまたいいんだなぁw


 この次々強い敵が現れその都度必殺技を開発し、なんとか撃破してまた次の強敵、っていうシステムは梶原一騎の発明でして、三島由紀夫がドストエフスキーに言ったコトバじゃありませんけど、長編を語る上で他には無いほどのシステム。なんですね。手塚治虫のストーリーってのは叙事詩というのか物語で、初めから最後まで1つの物語で終わる、梶原一騎システムはサブルーチンのように1つの強敵が終わるとまた次、というようにいくらでも続けていけるので、無限に長編に出来るのですね。ワタシが思うにはキン肉マンもドラゴンボールもワン・ピースもすべて梶原一騎システムによって作られてます。マンガのカミサマは、絶対にテズカじゃなくて梶原一騎だってのはワタシの意見です。スポ根もの、と呼ばれてますけど別にスポーツにかぎらずなんでもこのシステムは使えるんですよね。

 
 梶原一騎にはやっぱまっすぐなところがあって、それが本当にワタシは好きなんですねw ワタシは実はこういうまっすぐな作品が好きなんだよなぁ・・・・。今ではこんなまっすぐなこと恥ずかしいというかなんというか、言えないですけど、まっすぐなコトとキレイゴトは違ってて、梶原一騎はキレイゴトは殆どいいません。むしろ露悪なくらい、一条がバカ高校に転学したら、そこはバカ高校らしく能なしズベ公たちは一条に群がった。みたいなことを平気で書きますw 今だったら900%アウトですねw 面白すぎるw バカ高校には能なしのスケベ女しかいないという設定w マジでおもしれー。そういうとこもはっきり言う、こんな作家、今ではほんといないよな~・・・。



 非常に良いセリフがあって

「自分が食べる苦労も何もない生活でほんのすこしだけ優しさを見せて自分を正義感ぶる、自分が窮地に追い込まれれば自分可愛さにガリガリの保身になる、そんなまやかしの善人ばかりだ、飢えて死んでも盗みをしないのがほんとの正義、自分の身を犠牲にしても他者の為を思うのが愛だ。」

 
 まさしくその通り、こんな正論をまっすぐに吐く作家はなかなかいません、特に現代ではいませんね。オタクに媚びを売って売上を伸ばそうとしたり、売れる為ばかりに努力してるマンガばっかり、いやな時代、いやな人間ばかりの世の中になったものよのぉ。と車も言っております・・・


 そりゃ飢えて死んでも盗みをせず、愛する人の為にほんとに死ねる人間、がいなくなったってことなのかもしれません。軍国教育はクソで人間の命を放り投げてた、と決まり文句でいう人がいますけど、誰か他人の為に命を賭けることが出来る人間がそんなクズだとはワタシは絶対に思いませんけどね。命はそりゃ尊いのかもしれまんせんが自己中のガリガリ亡者、誇りもプライドも何もなく爆買い中国旅行客!とかいってペコペコするような奴のほうがよっぽどクズだとワタシは思うんですけどね。

 正義と愛、ってものが現実には無いから、正義とか愛ってのを描くのは難しいんですね、実際そんなものをリアルに見たことが無いから全然リアリティが無いことを言ってるように見えてしまう・・。ワタシ自身の中にも、それが見つかりませんもの、飢えたら盗むし、命を犠牲にして愛したい人もいません。こりゃむっかしぃよなぁ・・・。

2016年2月9日火曜日

SUPER BOWL 50 スーパーボール50

最もカネがかかってるスポーツイベントの1つ、スーパーボウルが今日ありましたね。スーパーボールっていうとおもちゃのアレしか思い浮かばないヒトも多いんでしょうけどBALLじゃなくて、BAWL、ですからね。
 
 日本人には・・っていうかアメリカを除くすべてのセカイのヒトにはマイナースポーツのアメフトですが、なんでしょうか、見慣れてくると楽しいものです。それとすごく楽に見れます、というのはプレイが止まるのでオンタイムでずっと見てなくても、すぐにわかるからですね。ってアメフトの紹介してもしょうがないんですが、ゲーム自体はパントばっかしの動きのない試合であんまし面白く無かったですけど序盤でいきなり大差、ってことは無くて最後まで見れたのでまぁまぁっちゃまぁまぁでしたね。やっぱし大方の予想通りキャム・ニュートンの若さが悪い方向に炸裂してしまって、結果的にはファンブルリターンタッチダウンをほぼ2回やってしまったといっていいんじゃないですかね。ペイトン・マニングも全然パス通せて無かったので、ニュートンの自爆でゲームオーバーでした。
 マニングはこの試合で200勝目だったんですって、くそっ計ったな!w 勝利インタビューも余裕かましてましたね、もっと喜べ!
 まぁたぶんもう引退だと思うので、いろいろ感慨深いって感じなのか、ならもっと泣いたりせい!!オトナぶりやがってw テレビを考えないやつだ・・・。まぁブレイディが勝つよりは断然マシなんですけどね。
 ともかくディフェンス大活躍のディフェンス対決ってことでしたわね。



 さて注目のハーフタイムショーでしたが、コールドプレイ、ビヨンセ、ブルーノマーズの三人のパフォーマンス、クソ豪華。これだけ呼んでイベントやろうとしたら一体いくらかかるのか・・・、誰か1人でも余裕で馬鹿でかいスタジアムとかフェスのヘッドライナーですものね、それを3つまとめてどん!カネが有り余ってやがる!

http://www.justjared.com/2016/02/07/coldplay-super-bowl-halftime-show-2016-video-watch-now/


 もろカラオケ、あんな弦楽器の音聞こえるわけねーじゃん!ブルーノに関しては歌も口パクですが、それでもなんかゴージャス感でいい感じに仕上がりましたね。普通のバンドはカラオケはやりたくない・・・、口パクなんか出たくない・・ってゴネるものですが、コールドプレイはそういうお祭りにも参加するタイプのバンドになったんですね~~~。まぁ普段はゴネる人もスーパーボウルなら断らないのかもだけど。


 口パクカラオケで楽しそうに出来るタイプと、絶対にイヤ、っていう真っ二つに別れますよね、メディアフレンドリーっていうのか。紅白はカラオケだし、だいたいの音楽番組は口パクですしね、もちろんワタシは、後者の硬派で融通が利かない人が好きですが!夢を見せる為にはなんだって、っていうエンターテイナーもやっぱ必要だと思います。スーパーボウルさえ見れば、今一番勢いがあるのが誰か一目瞭然ですね。それでもやっぱかっこいい、ブルーノマーズ・・・、エグザイルとかはこういうのがやりたいんですね。みんなこれに憧れてるんでしょうけど、まぁ実力が・・・・・あと曲の質が・・・・





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 関係無い話ですが、WINDOWS10から7へまた戻しました。オーディオインターフェースが使えなくなって、仕方ない買い換えるかってアマゾンのボタンを押す直前にハッと気づきましたね!

 まんまとやられてる!!

あぶないあぶないと思って、7に戻しました。戻すのはアップグレードよりもめっちゃ早いです、なぜ?変えてから一ヶ月以内じゃないと復元出来ないみたいなので(?)、戻すならみなさんお早めに。

 いつか全部買い換えて64bitに鞍替えする時にごっそりすべて買い換えることにしよっと、あと何年後でしょうか・・・・。




2016年2月7日日曜日

1932 micky mouse Klondike kid

 初代ミッキーシリーズでもかなりの名作だと思います。SSシリーズがカラーとか新しい実験的まものにトライする反面、MMは誰にでもわかる、つまるとこキッズ向けのものを作ってるのですけど、カットの作り方移動ショット、アニメーション技術、1932年頃にある種完成したって感じですね。
 これはいつものミニ―が登場、悪者登場、ドタバタ劇っていうMMのベタ中のベタ、舞台は冬山、そしてウェスタン、というベタ揃い踏みの作品ですが、技術力がぱねぇ。時々どうやってこれ作画したんだ!ってくらいものすごい手間のかかるカットをほんの1秒くらいのネタにぶっこんできます。この作画枚数だけで今のアニメの一話分くらいあるんじゃねぇかっていうくらいのすごい作画。丸太がバラバラって降ってくるやつだけでも相当なもんです。アニメーター優秀すぎんだろ。


 1932年頃というと世界恐慌の時代でして、ディズニーだけはうらぶれた労働者を、才能のあるやつも含めて極めて格安で大量に雇用出来た、っていう伝説があります。それがのちのちウォルトは労働者に対する扱いが階級的だ!差別だ!ってことで労働争議に発展するわけですが、確かにウォルトの言い分もわかって、あの大恐慌の時代に拾ってやったのは誰だと思ってやがる、それがすぐに手のひら返して労働者の権利!労働者の団結!アンチ階級!っていうふうになる。オマエラは知らねぇかもしらねぇが、おれだって労働者だったんだ!ってことですね。ウォルトがカネに困って駅のトイレでカラダを洗って不眠不休でアニメーションを売り込みに駆けずり回ってたというのは有名な話。
 ウォルトは貴族の大金持ち生まれなら話はわかるけどウォルトの家も貧乏だったのですね。でもウォルトが金持ちのボンボンじゃなくて、実は本当の苦労を知ってるってのが、ディズニーのほんとの根幹で、骨の骨の部分だと思いますね。それが無かったら、ほんとにくだらないものになるとこでしたが、その経験が名作にしてるわけです。

2016年2月6日土曜日

1937 ホビット  JRRトールキン

 ワタシは勝手にトールキンって19世紀のヒトだと思ってたんですがこんな最近?のヒトだったんですね。ファンタジー文学といえばだいたいまず最初に上がるのがトールキンの指輪物語ですよね。

 ですよね、といいつつワタシは読んだこと無かったんですけどw ファンタジーってのは実は歴史が浅いってことですわね、もちろん神話とかそういうのを入れればもっと古いものですけど、科学の時代にそういう神話とかが廃れてしまって、ひどく現実的になりすぎたから、それを埋め合わせる為に、神話を再構成したのがファンタジーってことなんでしょうね、だから19C後半、SFとかと同じ時代のものなんでせう。

このホビット、という本はその指輪物語の前日譚というか、世界観を作りこむための習作というのか。大作を仕上げる時に、その世界観をそのままつかって違うアナザーストーリーをつくるってのは結構作家にとってはよくある手法で、その物語は発表しなかったりするんですけど、いきなり大作を0から書き始めるよりも厚みがあってレイヤーが出てくる効果があります。あのドストエフスキーも創作ノート、といって、小説を描く前に小説を書いてたりします。小説の悪魔ドストエフスキーは一度も推敲なしで小説を書いたってのはモーツァルト神話と同じでブラフだってわけです。




 指輪物語はたぶんハリーポッターが現れるまでは聖書とシェイクスピアに並んで売れた本であったみたいですが、今はたぶん、本の発行部数ランキングではワンピース、ドラゴンボール、みたいなモンスターマンガが並んでるはずです。このランキングにマンガが入ってない場合がありますけどね。そりゃでも卑怯です、ちゃんと数字からいくとマンガが上位を独占、そしてハリポタ、コーラン、聖書・・っていう順番でしょう。シェイクスピア・・っていうけど実際にシェイクスピアを読んだことがあるひとはめっちゃ少ない。そこまで売れてるとは思えません、もちろん図書館とかに配置されるので数は出てますけどとてもじゃないけどランキングから圏外でしょうね。聖書よりもコーランのほうが圧倒的に数が出てるはずです、というのは人口でいくとキリスト教徒よりもムスリムのほうが圧倒的に数が多いからですね。

G7的欧米中心の発想とは異なり、ムスリムのほうが多いです、カジュアルなキリスト教を数えると違いますけど、まったくキリスト教徒でもないくせにクリスマスにセックスしたいだけの連中が過半数ですから。


 
トールキン氏のことまったく知りませんでしたがオックスフォードの言語学の教授なんですね、教授であり作家、なんてぇつまんなさそうな経歴w 夏目漱石か、って感じ。経歴からいくとひどくつまらなそうな作品を書きそうですが、才能はあります。天才は破天荒で変わり者っていうけど、なんでもこなせる八方美人の天才っていうのも稀ながらいるんですね。人物的にもひどくまともみたい、ふむ・・・。ファンタジー系の作家ってそういうまともな人種が多いのかも。ワタシはやっぱし、人格破綻してるぶっ壊れた作家が好きです。


 そういうわけで、すごい文法がしっかりしてるっていうのか、文章がキチっとしてます、そりゃ言語学の教授様の文章なんですからね。地理的描写などもひたすら科学的っていうか正確です、川の流れの強さによってここに砂浜があり・・急流があり渓谷となっている・・この山の尾根がこうこうで・・裾野はこう広がっている・・・みたいに。ただはっきりいってコトバで説明されてもちっともわからぬ。
 小説の限界っていうのか、情景描写ってのは同じキヲクを持っているヒトにしか伝わりません。

 あとちょこちょこ歌やら詩が出てくるんですが、まぁこれも紙の無駄っていうのか・・・・ちっとも何一つ伝わりません、音楽の描写なども。こぉいうまったく伝わらないことを記録みたいに書くってのがさすが学者やねってとこなんでしょう。



 物語の筋自体は、自分で読めってことなんですがw 結構いろいろ荒いトコがある気がします。まずドワーフ12人が仲間になるんですけどだいたいこういうのって12人それぞれに取り柄があって役に立つってのが普通ですが、殆ど何の役にも立たないグズばっかりで、何のために12人もドワーフがいるのかわかりません。無闇に登場人物を増やすなってのは作家にとっては大事なことですね。作家自身は頭に描けてるかもしんないけど読み手はちっとも絵がでてきてないってことになりがちです。


それとネタバレですけど宿敵のドラゴン、スマウグを倒す為に80%くらい使ってるのですけど、スマウグは突如現れた人間の英雄の子孫によっていきなり殺されます。は!?ってくらい急激な展開。最後には仲が悪かった、ドワーフ、エルフ、人間が共通の敵が現れたことによって協力することが出来た。みたいなノリです。
 
 ずっと仲間だったドワーフもカネに目が眩んで急に仲違いしたり、単純に愚鈍だったりするという、ちょっとドライな目線がありますね、ゴブリンという共通の敵と戦うっていうことでカネの配分で揉めてた集団が結束するっていうのも、さすが学者先生、ドライな感じを受けます。愛と勇気でまるっと解決ってことじゃなく、共通の利害が一致するところに平和が生まれるっていう。学者の価値観っていうよりは大英帝国的世界観なんでしょうねこれが。そこが普通のファンタジーと違うとこですね。


 故郷に帰還したバギンズも家が競売にかけられ、財産も持って行かれて訴訟でもめる。っていうオチ、ほっほぉ。ともかくみんな自分の権利とかを主張するのに必死です。

すべてをキレイゴトと魔法で解決しないってのはこれはいい感じだと思うんですけど、ん?結局何が言いたいの?って読み終わった後にぽかんとします。

2016年2月5日金曜日

Silly Symphony - Flowers and Trees  シリーシンフォニー  花と木


 戦前のディズニーを見返そうプロジェクトをやってますけどこの、flowers and treesは大きな転換点でして、映画業界初のテクニカラー作品なのです。つまりはカラー映画のはじめのはじめっていうこと。カラー映画を始めたのはアニメーションだったのですね。

 SSシリーズとしては、あまり名作というわけではないんですけど、まぁ初めてカラー映画を見た人はぶったまげたでしょうね、なんじゃあこりゃあ!!時代の転換点訪れる!って感じたでしょうね。歴史の一ページ我目撃す。みたいな。今ではそんな、うわっ、これで時代は変わる、歴史変わりぬ!みたいな瞬間に出会うことって滅多にありませんね、フランス革命とか、ロシア革命とか、ソ連崩壊とか。これ歴史変わんじゃね!っていう。
 ただ初めてのカラーというわりにはあまりにも出来すぎていて、どうも初めて感がないですね。すでに完成されまくってんじゃん、色の選び方、二段影、べた塗、ハレーション、カラーの基本的技術はすでに最初から完成されていますね。ある意味、この作品からアニメーションってのは技術的には何一つ進化してないわけですね、もちろん3Dアニメは全然違いますけど。いわゆる手塗アニメはずっとこっから同じ、崖ポニョはほぼこの時代の技術だけで作られてます。ディズニーはここにとどまらずに、マルチプレーンだの、水面鏡面反射みたいな、テクニカルな技術を開発してくのですが、今となっては廃れましたね、まぁCGでやればオッケ、ってのもあるし、アニメーションにそこまで必要か?っていうのもある。特殊効果ってのはやっぱキワモノでして、多用するとしょうもなっ・・って思えてくるもんです。


ともかく映像業界に強烈なインパクトを残した作品です。SSシリーズと同時期にディズニーが作ってたのが初代ミッキーマウスシリーズなんですが、すぐにこの作品以後カラーになったというわけではないみたいです。少しづつカラー化が進んでく、実写のほうはもっともっとはるかに遅れを取ることになります・・・。

2016年2月4日木曜日

2008 ヴァルキリープロファイル 咎を背負う者

VP3となる作品ですが、DSなので軽く楽しめるゲームです。

・・そこまで軽く楽しめるゲームではないけどw 
携帯ゲームのシュミレーションゲームって微妙なとこですよね。ものすごく複雑でたくさん戦術やスキルがあるものではないし、長さもそれなり。(一周するだけなら10時間くらいでクリアできます)シュミレーションゲームってのはむしろやりこみ系のゲーマーが多いと思うので誰を対象にしてるか微妙なとこです。



 このゲーム今までのVPよりもシュミレーションゲームでして、FFタクティクスの戦闘シーンがVP仕様になってるって感じですかね。でもこのゲームVPらしいバックドア系のゲームでして、勝つだけなら簡単にできる。女神の羽システムといって、仲間を犠牲にして力を解放できます。その戦闘の終わりで仲間は死亡になりますが、解放したら、1人で敵なんてかるしょーで塵にしてくれます。戦略など関係ない。
 上級者はいかに羽で仲間を殺さないでクリアできるか、っていうのを目指すことになり、初心者は次々仲間を犠牲にして強くなるっていう感じ。ピクミンシステムというのか。見捨てることで強くなれるが、見捨てないことでハッピーエンドになるっていうことです。



 ただかなり敵が強いので、特に序盤は羽を使わないのはめちゃ厳しい、ってかムリ。それにフリーバトルみたいなのが無くほぼ戦闘数は決まってるのでレベル上げとか出来ません。
何周かすると引き継ぎで強くなれるので、何周もするべしってことなんでしょう。ただやはりそこは携帯ゲームなんで何周もするほどやりこみ要素は無い・・・・

 ただし羽をあまりにも使い過ぎるとフレイ姉さんに消されてしまうのであんまり無茶はするべきではないです。

 自分が地獄の女神ヘルの手下としてヴァルキリーに復讐する、というストーリーなので重いっちゃ重いのですけど、この重苦しさがVPっぽさだと思うのでワタシは結構好きです。



そしてクリアの仕方も結構複雑でそれもVPっぽさではあります、ちょっと一見さんお断り感が強いですけど・・・w まったく知らないヒトがプレイしたらなんて暗いゲームなんだ・・・。何も知らないでプレーしたらおそらくバッド・エンドなんですが、まぁひどい終わり方っちゅーのか、ぶん投げた終わり方をします。だいたい二周目とか裏面はやらない主義のワタシなんですけどさすがに今回は二周目をたぶんこれからやります、追記を書くでしょう。



 ゲームの流れとして仲間を犠牲にして進んでくなんて・・ってビギナーはひいちゃう可能性大。何度も言いますけどワタシは好きですw 仲間と力を合わせたらスーパーパワーを発揮して結局なにも犠牲にしないでも
勧善懲悪でめでたしっていうのよりも、悶々しながら戦い続けるのがちょっと快感。それにワタシはFFタクティクス大好き人間なので、このゲームは結構好き。もっと作りこんでヴォリュームアップして欲しいですね。ただ続編の予感は皆無・・・・もう8年も前の作品ですしね。こういうタクティクス系のゲームでなくてもヴァルキリーシリーズ続編は出ないんですかね・・・

 それとエンドロールのイラスト吉田明彦が描いてるんですかね?吉成兄弟のタッチではない、それとも似せて書いたんですかね、ともかくFFTへのオマージュっていうかわざと似せてる感じもあります。ワタシは吉田明彦のタッチも好きです、吉成兄弟のイラストも良いんですが、このゲーム好きなキャラでも犠牲にしないといけないんでちょっとつらい、それとティルテを使わせろ。




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 関係無い話ですが風邪をひいてしまいました。風邪だったのか?めっちゃ気持ちわるくて腹がイタイ、もしかして噂のノロウィルスだったのかもしれません。食中毒というと夏のイメージですが、冬にも食中毒になってそれがノロウィルスであり、腹の風邪とも言われる・・これがネットで調べた情報なり。


 思い当たるフシがありあり、でちょっとこれやばいな~~・・っていう牛肉とちょっとこれまずいかも・・・っていうキムチがあったので、牛肉キムチ丼にしてしまえ!!ってやったれ精神で食べてしまったんですが・・・、あれがダメだったかなぁ・・・。賞味期限ちゃんと守ろうって思いましたね・・・。ワタシお腹弱いくせに今まで食べ物のコトを何一つ考えて来ませんでしたねw なぜだろう・・、なんかそういう発想を持ってなかったのですね、腹を下すから食べ物に気をつけよう、みたいなの。カジュアルに適当に貪ってました・・・。おっさんになったってことか・・・