2016年2月17日水曜日

1935  Mickey Mouse The Band Concert



 ミッキマウスシリーズ初のカラー作品がこのバンドコンサートです。シリー・シンフォニーシリーズはかなりはやくからカラーになってましたので、2年ほど遅れてミッキーはカラー化しました。その前にスペシャルとしてミッキーがちょっとだけカラーになったのですけど、ミッキーのパンツのカラーは最初は緑だったんですね、それがいつしか赤に変わった。緑ジャケから赤ってのはルパン三世と同じですが狙ったんでしょうか・・?

 初のカラーってことでかなりの力作ですね、オーケストレーションだけでも相当なマネーのつぎ込みようです。


 ドナルドはこれが初のカラーですが、青いジャケットに水兵帽っていうデザインは今とまったく同じですし、しゃべり方もまったく同じ。声優は変わってるはずなのに・・・?こんな80年も前のデザインが全然変わらないで今でも使われるなんてすげー耐久力というか、他にそんなの見当たらないですよね、だいたい作画のスタイルは変わるものです、ミッキーだって顔はものすごい変化してるんですけどドナルドはずっとまったく同じデザインです。色まで。ドナルドってのは謎の多いキャラでして、正義の味方でもなければ優しい?というわけでもないし、悪い?ってわけでもない。どこにも属さないキャラですね、ドナルドっていうのはどういうキャラなの?って簡単に説明するのはひじょーにむっかしぃ。ミッキーの親友ってわけでもないです、仲間の時もあるし、邪魔しにくる時もある。ライバル?ってほど正面から対決するようなことはめったにない。
 短気で怒りっぽいという説明がされてますが、それだけだと全然いいやつじゃないですが、ドナルドのファンはひじょーーーに多いです。不思議なキャラクターですね、ドナルドタイプのキャラクターってのが他に思い浮かびませんもの。
 キングダムハーツではミッキーよりも主人公っぽい感じですし。実はミッキーが主役のアニメよりもドナルド主役の作品のほうが多いという統計もあります。この作品でもそうですが、ドナルドというとアイス、っていう感じがあるのはなぜ?水兵をモチーフにしてるのも謎です。