グレイブ、じゃなくてグレイプ、ですね。ぶどうのグレープ。
ワタシは昔は手当たり次第に雑誌のランキングだとか、賞とかで映画を手当たり次第見てましたけども、最近は人に勧められた時だけ映画をみるようになりました。
なんだかんだいって口コミってやつが一番確かな情報だと思います。雑誌の編集なんてのは何かのコピペだったり、広告を売ってるヤツのPRだったりとまったく信用出来ません。映画賞なんてさらにひどい、販売促進ツールですから、八百長ばっかりです。
インターネットのレーティングってのも怪しいもので、群衆の評価ってのは結局のところ見た人間の数、つまりは流通経路の確保、やっぱり資金力で集められるものだったりすのですよね。YOUTUBEの再生回数とかも殆どはフェイクで、クリックをするためのアルバイトだとか、そういうランキングをあげるためのサクラがたくさんいます。あとは一部の熱狂的なファンが実際の数よりもそれをおしあげてるだけってことも多い。
信用出来る人間のオススメってのはほんとに一番頼りになるものです、それに、こぉいう映画がいいって思う人なんだな、って思うし、あぁだったよね、こぉだったよねってしゃべることも出来るし。
ジョニー・デップ、レオナルドディカプリオの共演で、今となってはかなりの莫大なギャラが必要な組み合わせですけど当時は特にディカプリオは若手の俳優です。レオ様ってめっちゃ子役の頃からハリウッドの寵児みたいな育てられ方をしてますよね。こぉいう感じでハリウッド全体でプッシュするようなスターってのは最近現れてない気がします。
レオ様は知的障害の青年っていうかなり難しい役どころです、なんかその前は薬物中毒者の役だったりとガキの頃からすごい役をまかされてますなぁ。
話の筋はいわゆる問題のある家族の再生物語ってやつで、知的障害の青年、自殺した父親、それのショックで激太りして家から出ることもできなくなった肥満の母親、自分勝手な妹・・・って感じの状態で、その中で主人公であるギルバートが逃げ出したりキレたり恋愛したりしていくっちゅう、家族物、としてはベタなやつですね。
アメリカってのはほんとにこの家族、ファミリーってのが好きですよね~。それはやっぱ広いからなんでしょうね、土地が広いから家族っていうつながりが大事になる、東京みたいに、密室に缶詰にされてるようなセカイに生きてると、他人がどんどん鬱陶しくなるわけで、家族ってののありがたみもさっぱしわかりません。
まわりに人が全然いない、っていうとこなら、家族ってのがそりゃ大事になるんでしょうけどね。家族でなんかやらなきゃどうしようもないから。
必要、がキズナを生むんだとワタシは思います。必要無いヤツを本当に好きになるなんてことはない、口先だけの優しさほど嘘くさいもんはない。だから、必要、が生まれるような状況に自分を落していけば、なんでも好きになれるんでしょうね。
イケメン俳優なのにこぉいう文学チックな作品で、実力をつけるってのはいいことですよね~、最近は難しいですなぁそんなことって。そぉいうカネにならない企画ってのはどんどん通らなくきてますからなぁ。
最近ゆる~~く楽しい作品です、とかきっちりしない、とかいうのばっかりになってしまって、それは別に良いけど、そういうのもやりつつ、真剣に何かをやる時はやんなきゃいけないんじゃないのって思います。楽シすぎだろって。でもシリアスで真剣なものは受けてが疲れるから作っても徒労で終わる、けどずっとダラダラしてるだけでは進歩ない。そういうジレンマですわね。
カネの為じゃない、ってよくいいますけど、受け手も望んでない、って言う状態でモチベーションを保つってのは難しいですよね、じゃあなんの為なん?って感じてしまうし・・・・