ネタバレ警報
ドキュメンタリーなんですが、ネタバレがかなり大事なので見るつもりのヒトは読まないで下さいね。
1970代初頭、ロドリゲス、なる何のひねりも無い名前のアーティストがデトロイトにいて、2枚のアルバムを出すのですが、恐ろしく売れずにクビになってしまった。
その後、ロドリゲスはコンサートで自分の頭を銃で撃ち抜いて自殺した。
南アフリカではアパルトヘイト闘争の真っ最中、国中が揺れていたのですが、誰かが持ち込んだらしいロドリゲスのアルバムが口コミで大ヒットミリオンセラーとなり、革命ソングとして大人気となりました。
このロドリゲスっていうアーティストは一体誰なんだ?南アフリカの音楽評論家がロドリゲスについて調べていくと驚くべき事実が次々と明らかになる・・・
っていう実在の探偵物語みたいなドキュメンタリーであり、アパルトヘイトについての新しい切り口を持っていたり、音楽ってやっぱいいよなって話しだったりと、かなり面白いです。ドキュメンタリーってやつは作り物じゃないからどんなオチになるかわからないけれど、それが奇跡的に動き出した時、作り物の映画では真似できないプロットになりますよね、ドキュメンタリーってそういうもんですよね、奇跡が起こるのをみんな待ってるっていう感じ。極稀にほんとに奇跡が起こることがあるっていうお話です。