2018年7月31日火曜日

戦後日本のハイパーインフレ  国家破産

 最近の投稿でお気づきだと思いますけれど、ずっと太宰の全集を読んでいますね。でふと思ったのですが、急激にそれまで1円、2円でたくさんものが買えていたのに急に2000円、とか現代的なおカネの単位になっているのです。



 知らない人が多いでしょうけども戦後に日本はハイパーインフレで、つまるところ国家が破産したのですな。

 ちょくちょくこの国家破産ってのが問題になりますけども、それが一体どういうことなん?ってのは端的に言うとハイパーインフレなんですよね。
 戦前、と戦後、でもう無茶苦茶になってしまったし、統計がちゃんととれていなかったのですけども、新円切替だとかわけのわからん制度などを使ったりしつつ、実質、インフレ率は、物価がだいたいまぁ少なく見積もって100倍以上になったようです。

 100倍ってふ~んとも思えるけど、消費税みたいに%で考えると、10000%ってことになり、消費税率10000%です、と言われるとコトの重大さがわかりますね。

 まぁつまるところそれまでの現金はほぼ紙くずになったってことです、現代でも破産するってことは、カネは全部紙くずになるってことです。


 日本は財政赤字が800兆?くらいあるけどそれと同じくらいの個人金融資産があるからダイジョブと言う輩がおりますけども、それはつまり破産したらそれで帳消しになるってこと。

 破産するってことは、逆の言い方をすれば、みんなのおカネ全部使っちゃいましたわ、借金返すために、っていうことです。インフレっていうのは、勝手に人のカネを使ってしまうのと同じなんですな。

 で、それだったらいいんですけどそれより悲惨な結末として、国家が破産すると警察や軍隊に給料を払えなくなり、警察が働かなくなるとギャングやヤクザが幅を利かせる、あるいは軍隊による軍事クーデタってことにもなりかねません。
 市民はそれぞれに自警団を作って・・・、っていうカウボーイさながらのサバイバル生活ってことになるわけです。
 さらにさらに、海外からわるーい資本家がやってきて、土地だの利権を買い占められ、実質外国人の持ち物になって、賃金奴隷となる・・・みたいなことになるやもしれませんね。

 
 まぁそこまでひどいことにはならないんじゃないかな?っていうのがワタシの知識の限界です。ほんとのところ、はどうなのか不勉強でよくわかりゃーせん。

 たぶん政府さんたちお偉いさんの作戦としてはいきなり100倍!バーン!オワタ!ってのを避けて、毎年5%ずつ、20年で100%いつのまにか借金帳消し。ってのを狙っているのだと思います。いつのまにか貯金紙くず。

2018年7月29日日曜日

ツール・ド・フランス 2018

 ツールは最終日はほぼ凱旋パレードなので実質終わりました。どうせフルームだろ~っていうワタシの予想を覆しましたが、やっぱりSKYが強くてゲラント・トーマスがマイヨジョーヌとなりました。フルームはそれでも3位。
 いやSKY強すぎだろ、なんで1チームだけダブルエースみたいなチーム作りなのだ。しかももうひとりのクフィアトコフスキーも他のチームなら当然エースという実力。エースクラスを3人も揃えてるんです、なんだその圧倒的な戦力はw


 フルームはずっとドーピング問題で忙殺されていてそれでってことみたいですね。まぁ正直いいますと、ドーピングなんて全員やってますよ、やってないヤツなんていないって。ただドーピング検査にひっかかってしまう人とひっかからない抜け道を使ったドーピングをしてるかってだけの違いで、ドーピング無しで戦えるなんて、精神力があれば格闘技でマシンガンに勝てると思ってるようなものです。もうそんな時代では無いのだ。
 フルームが挙げられたのは、どうも勝ちすぎだったからでしょうね、あまりにも強いからおかしくない?ってことできっちり調べたらどうも臭い。企業の業績と同じですね、不正会計をしてない会社なんて一つもないって、そんな会社。ただ悪目立ちしたり、裏金回しをしてないと槍玉にあげられてしまうというだけです。

 話がそれてしまいましたけども、今年はでも最後までドゥムランが頑張ったりと、例年のフルーム独走状態ではなくて最後まで楽しんでみれてよかったですね。

2018年7月27日金曜日

1947 年 の 太宰治 トカトントン  冬の花火   雀   春の枯葉  男女同権  苦悩の年鑑  親友交歓 メリイクリスマス フォスフォレッセンス

 トカトントン

 いわくつきの、短編。何をしてても、どこかでトカトントンという音がして、無気力になってしまうという手紙形式の物語。
 戦後の無気力病の典型みたいな話、太宰はそれに答えて一言

「肉体だけでなく、魂もゲヘナで燃やし尽くすべし」  イエス

  鮮やかというか卑怯なオチのつけかたですけれども、1947の時点ですでに、平和への倦怠というか、自由への堕落、みたいな空気なのですね。



冬の花火

 どういう経緯かわかりませんが小説ではなく演劇脚本です。内容はメロドラマですが、随所に、嘘つきばかりになってしまった日本はこれからどんどんダメになっていくだけだ、という厭世的でやけっぱちな雰囲気が漂っております

 

 戦直後は書くことがたくさんあっていいなぁちきしょう 

春の枯葉

これも舞台台本形式になっております。

 ーーー人間がだめになったんですよ、張り合いが無くなったんです、大理想も大思想もタカが知れてる、僕は今はエゴイストです、そうなってしまいましたーーー
 
 1947年ごろの作品ですが、ズバリと戦後を見抜いています。理想や思想がなくて、ただただみんなエゴイスト。こんな短いコトバで言い表るとは


男女同権

 を、痛烈に皮肉った作品。男女同権となったから、女には、女は弱いから・・という言い訳をさせずに、ハッキリと女性の暴力を摘発してやるという内容。
 これもすでに現代を見通した作品ですなぁ。女性が一番、男性と同じように扱われることを、心底憎んでいるのです。


苦悩の年鑑

太宰治の思想史的なもの。戦前は完全に箝口令となっていた、プロレタリア革命家時代の話があります・・・

 プロレタリア独裁・・、金持ちはみな悪い、貴族はみな悪い・・・ギロチンの無い革命は意味がない・・

組織の無いテロリズムは最も悪質の犯罪である

 もうひとつやはり当時を生きてきた人間の証言らしいところが面白いですね、プロレタリア革命運動が盛んだったころ、一方ではレヴュウ、ジャズ、ダンスホールというアメリカ的消費主義の文化も盛んになっていた、ソ連とアメリカの両極端が激突し、戦前、戦中の狂熱の30sだったというわけ。
 さらに2.26事件の裏で阿部定事件、という、メディアの注目をかっさらった猟奇殺人事件が起きて大いに盛り上がっていたという話。教科書では必ず2.26は教えますけども、阿部定事件は絶対に触れません。でもその2つでやはり1セットなんですね。

 やっぱり30年台と60年台ってのは大いに似通っていて、一方で学生運動、ヒッピームーブメントみたいな共産主義的な盛り上がりがあり、もう一方ではロックンロール、テレビ、映画、そしてヴェトナム戦争というアメリカ的な娯楽が爆発的に流行してそれが相互に絡み合いつつ、熱い、時代を生んでいくというわけ。


 親友交歓

とんでもなく失礼なヤツが客に来たというお話

メリイクリスマス

 太宰がついに津軽から東京に帰還、太宰は田舎者だといってますが、ワタシは太宰は東京って街がすごい似合うと思う。

フォスフォレッセンス

 とは燐光、のことなり、蛍光とは異なる。
なにか異色の短編で、夢のセカイと現実が交差してしまうというような幻想的なお話で、この時期の太宰っぽくないテイストです。

2018年7月24日火曜日

最近の音楽 suchmos years and years gorillaz チャットモンチー 宇多田ヒカル

 最近、最近の音楽ををあさっています、急に新しい音楽が聞きたくなる周期ってものがありまして今まさにその時期。

 ワタシは音楽のファイルをそのアーティストのデビュー年代別にまとめているのですが、2010年台、のフォルダに殆ど曲が入ってないんですね。つまり2010年台にデビューしたアーティストのアルバムがなんと二組しかいません。
 years and years とfoster the people ですね。もう2018年、8年もたってるのに・・新しい音楽全然入ってこないぜ。ってわけです。

 で、ちょっと前に、suchmosっていうバンドが、日本のバンドっぽくない感じでこれは良さそうだ、みたいなことを言ってたら、もうチャート一位を席巻するようなドメジャーバンドにまで上り詰めていたのでした、某国営放送でも使われているみたいだし。はやっ・・。この手のバンドは認知されるのに時間がかかるものですけど、急速に上り詰めましたなー。こういうかっこいい系の曲が人気が出るなんて、ちょっと時代の潮目が変わりつつあるのかもしれません・・・。でもアルバムは持ってないのですけどね

 そして最近は結構ワタシ的に注目の新譜ラッシュでした。

まずGorrilazの新アルバム「the now now 」
が出ました。出来は・・・?

 可もなく不可もなく。って感じですかね、ローテンポというのか力の入ってないけだるい感じ、をわざとモチーフにしてるものだと思います。


次に宇多田ヒカルの新アルバム、fantomなんてつい最近出たイメージでしたが、もう次のアルバムなんだ、仕事してますねー。でも出来はどうでしょうか

 結果はイマイチでしたね。まぁさもありなんという感じ。なんだろうか・・・ワタシ的には制作活動に自分の子供とかを出し始めたらそいつは終わりっていうルールがあるのですが、まさにその感じ。わぁ、もうこのフェイズか・・・、なんか曲も甘ったるいというのか、感傷的すぎっていうのか、はぁ・・・そうですかっていう感じでよろしくありませんね。


でチャットモンチーも、完結、なる解散前に、「誕生」というミニアルバムみたいなのが出ました。これも非常にイマイチ。どういう偶然か、こっちも子供の声を使ってたり、これもやってはいけないタブーですけど、過去の曲のリミックスなんかも入れたりして、あぁ本当にもう曲が描けなくなってしまったのだな、もっと早く解散すべきだったなと思いました。




 最大の当たりはやっぱしyears and years ですね。新世代。と、思ってましたがもうUKチャートではトップを取るようなスターになっておりました、これも早いな~。
 ビデオを見るとわかるんですけどこれが時代だよなってのをすべて掴んでるって気がします。

 あけすけなゲイ、トランスセクシュアル、エロ、ダンス、ノリの良さ、踊りやすさ、軽さ、ちょっとした趣味の悪さ、そして歌の綺麗さ。
 
 たしかにこういう時代だよな、ってやつを明確にとらえてると思います。
 こぉいう、なんかド派手というか、メジャーっぽくないノリ、ってのが周期的に流行るんですよね。つまりはグラムロック→ファンク→プリンス→XXXこの周期です。なんじゃーそりゃーっていうすごい衣装でライブに出てくるタイプ。
 あっ今この周期だ、っていうのをすごい感じます。alca とかもばっちりこの流れですね。

 このyears and years の新アルバム「palo santo 」が気が早いですけど今年のベストアルバムに90%ほど確定かなっていうところです、相当すごいアルバムがでなければ。ここ十年、そんなアルバムには出会ってないのでほぼ確定です。

1946年の 太宰治 十五年 やんぬるかな  貨幣  嘘  庭  親という二字  未帰還の友に  尋ね人 チャンス

 十五年  

 戦後になって半年ほどたって、もう好きなことが言えるようになってきた時代の作品。文体などもぶっきらぼうというか、ギスギスしていた、昔の太宰が戻ってきたという感じです。戦中のめちゃくちゃについて、本音をぶちまけております。勝てるわけないと思っていたが、東条英機は嫌いだったが日本と一緒に死ぬ覚悟は決めていたというような。
 しかしこの時点ですでにサロン主義、なんかきな臭い主義だの、手のひら返しの戦争批判主義者たち、戦争商売で一儲けしようという連中など偽善者の群れが現れて辟易してるという主旨


やんぬるかな

 俗物とかぼちゃ

貨幣

 短いからといって短編とは言わない、短編には短編の技能がある



 女が嘘をつき、男が欲を持つ?女が欲を捨て、男が嘘をつかない



 私も利休を好きになれない、わたしは秀吉が好きです。彼の狂気に満ちてるところが好き、昔はもちろん信長でしたが、だんだんと秀吉の狂気に魅せられてくるものです。

親という二字

無筆というコトバを初め理解出来なかったというか思い出せないでいて、あっ、そうだと思い出した


未帰還の友に

 戦争から帰らない友の物語。佳作。
 

尋ね人

 人道・・・

チャンス

 片恋というものこそ常に恋の最高の姿である・・

1945年 の 太宰治 津軽  薄明 パンドラの匣 惜別

津軽 
 いわゆるルーツ探し、の旅です。生まれ故郷の津軽、について、知っておこうというという物語、一時期ルーツ探しというのが流行りましたね。大戦末期なのですけど、殆ど酒を飲んで酔っ払ってばっかりの酔いどれ旅で、いわゆる、ワタシたちが教え込まれた大戦末期、の状態とは全然違っています。食うもの食わずで飢えかけていて、空襲で家もなくもう竹槍を構えてあとは玉砕覚悟、みたいな様子。
 もちろんそういうのもあったでしょうけど、そんなのは少数派。戦争の災厄を強調するための最悪最大効果、とワタシが読んでるものです。一番最悪、なものだけを取り上げてまるでそれが全部みたいな言い方をすること。

薄明
 いよいよ本土空襲の時の物語。空襲で家が焼かれ、疎開先の家もやかれ、子供は目を患って失明するかもしれないと病院を求めて歩くというお話。けど悲壮感はなく、からりとしている、焼けちゃったね。これが、本当に空襲を受けた人の語り口だなと思う。

パンドラの匣

 戦後、の作品。
 いわゆるサナトリウム物、というやつですね。病院物っていったらいいのか、病院、刑務所、学校。ある組織の中だけの共同体、人間関係に限定して物語が展開していくっていうのは、小説とか、物語、としては非常にやりやすいものなのですよね。名作とか呼ばれているもので、このサナトリウム系に属する物語はひじょーーーに多い。恋愛物、戦争物についで三位ってとこでしょうか。まぁだいたい恋愛物は戦争にもサナトリウムにもドッキングされていてダントツで圧倒的だと思いますけど。
 ただ、いわゆるこの本当のサナトリウムものは戦後にはめっきり減りました、それは結核に対する特効薬、ストレプトマイシンが1943年に発見、日本でも1950年には製造されるようになったからです。若い人が結核で死ぬというのが綺麗で悲しくて物語になるので、がん、脳梗塞とかそういうだいたい老人がかかる病気ではサナトリウム物にならないからです。
 結核みたいな若い人、まぁだいたいは若くて美人な女が死なないと面白くねぇわけで、そういう若くて綺麗な女の人がなる病気、ってのがなくなってしまったのでこういう類の物語は減っていったというわけですね。
 こういうつまりはなんだかんだいって女の子がかわいいっていうことしか言ってない物語をメロドラマ、っていいます。昨今の萌えだとか美少女ものっていうけど全然最近でてきたものでもなくて、ずーーーーーーーーーーっとエンタメ業界は美少女のセックス産業でしたし、これからもずっとそうであるのは間違いない。

 ただこの作品はいわゆるメロドラマ、ではなくて、主題は、戦後、の青年像ってことになっています、プロットとしては結局はメロドラマなんですが、敗戦後、の青年だ、っていうことで、俗悪なメロドラマにはなっておりません。

 この1945~60年っていう時代って黒歴史になってるのか、全然情報が流れて来ませんよね。だいたい教科書だと、敗戦した次のページには所得倍増計画、もはや戦後ではない、になっています、いやいやちょっと待て、その途中は?
 どうも歴史家は朝鮮戦争で日本が儲けたというお話を避けるようですし、この時代を扱った作品ってのもすごい少ない。黒澤明の映画で間接的にわかるくらい。あとはもうロックンロールの60年台、昔は良かった、の昔であるところの60年台に話題が移ってしまうのですよね。


惜別 
 内閣情報局からの依頼によって、魯迅が仙台に留学していたころのことを小説化したもの。いわゆるプロパガンタ小説ですね、政治の匂いがする・・っていうのをよく言いますけど、これはもう完全にあけすけに政治そのものです。
 太宰がそういう仕事をするタイプなんだ、っていうのは意外ですけども、まぁ生活のためには致し方ないし、太宰は別に戦争否定派でもないわけです。無頼派が聞いてあきれるぜ、政府の犬じゃねぇか、っていう批判はもちろん出来ますけど、太宰自身が言ってるように、無頼派、デカダンスっていうレッテルは勝手につけられたもので、太宰自身は、むしろ体制派でありたい、右派でいたいと思っていたようです、少なくとも文面上は。お国のために命を捧げたいっていう決まり文句が、太宰のコトバはそれほど嘘でもないって気がしています。たいてい太宰が好きっていう人は、太宰のそういう翼賛会的なノリに関しては完全に無視を決め込んでいますね。

 どこまで創作なのかわからないような作品ですが、ともかく魯迅を中心に当時清であった支那と日本の関係が語られていきます。

 支那と日本、ワタシは中国っていうよりも支那、のほうがしっくり来ますね、英語もCHINAだし、なんで支那っていうのを辞めてしまったのでせう。

 しかし支那と日本ってのはいつも複雑怪奇な関係性ですわね、これももう大昔から尊敬したり侮ったり軽蔑したり憧憬したり、の繰り返しですので、反日、とか言ってても、あぁいまはまたその周期なのね、って感じしかないですね。それに結局反日なんてのは少数派で、大多数の人間は、反でも親でもなくて、どうでもよい、何も考えてない、だと思います。日本人だってそう、プラスでもマイナスでもなく、あまり興味がない、だと思います。
 メディアがまたいつもの大言壮語で、とんでもない中国!陰謀!財政破綻!米中戦争か!?みたいに煽ってるだけなんですよね、それって星座でわかるあなたの運命!みたいなのと大同小異です。
 とにかく非常に政治的な狙い、がある作品でして、文学作品としてどうこうっていう類のものではありません。

2018年7月16日月曜日

ワールドカップ ウィンブルドン

 どっちも決勝はつまんなかったですね、フランスは予想通り楽勝勝ち、JOKERもストレート勝ちです。

 SFのラファ、JOKER戦はすごく面白かったです、久々にこの二人が帰ってきたぜ!っていう感じでしたね。一進一退、ほんとに最後の最後までどっちが勝つねん!っていう感じでした。でもJOKERのほうが調子がやっぱり良かったと思いますね。あぁこのそつない感じな!っていうJOKERが良い時のアレでした。
 やっぱこの二人の試合はちょっと次元が違うなっていう感じがします、錦織氏はやっぱ勝てないなぁって気がする、ふたりとも怪我とか調子悪いって感じでないとグランドスラムは遠いですねぇ。フェデラーはやっぱりいくらなんでも歳ですからつけ入るスキがありますけれども・・・。


 今年のビッグイベント早くも終わりぬっていう感じ。あとは今ツールがやってますけれどもどうせ今年もフルームでしょ。落車さえしなければ。



あと今年は甲子園100回大会なんですよね。でも甲子園ってずっとレベルが下がり続けてるって気がしてるのはワタシだけですか?やっぱガキが少ないですものね、野球人口も減ってるだろうし。
 甲子園を見るといっつも思うのですが、そろそろ誰かが熱中症で倒れて、こんなクソ炎天下で連日試合をさせるなんてどうかしている!みたいなことになると思う。なんで誰かが倒れるまで何もしない、起こってから考えるタチなんですかね日本人ってやつは。保守的でしかもバカなんですよなぁ・・・


 よくセカイのニュースみたいなので、インドとかインドネシアで雨で何百人も死亡っていうのが流れてきて、なんで雨で人が死ぬねん、台風じゃなくて、雨、で?どういうこっちゃ、って思ってましたけど、それが普通に国内で起こるようになってしまいました。雨で大災害になるなんて、そんな江戸時代みたいなこと・・・、じゃあもうダメじゃん。って思ってしまいますね。自身や津波で災害なら話はわかるけど、雨で災害が起きるようになったらもうおしまいだぜ、じゃあもう定期的に災害ってことじゃんって思いませんか?もっと根本的に考えを変えないとダメですわね。

2018年7月13日金曜日

1944 年の 太宰治 佳日 散華  雪の夜の話 東京だより 竹青  新釈諸国噺

佳日

これも戦時色の濃い作品。銃後であっても、戦争ってやつは感動をもたらしやがる。

散華
 上に同じ、現代ではこういうことをいうと 
「自殺を擁護するような言動」は自己規制対象です

 雪の夜の話

 更に上に同じ

東京だより

 勤労隊として働く少女たちの話。黒澤明にも同じようなものがありました。どうしてだか、そのなかで特別に際立っている少女がいて、なんでそう思うのだろうと思っていると、その子がカタワだとわかり、なるほどだからかと首肯するという話。
 呪われた運命もった少女ほど美しいものはこの世に無い。 至言です。

竹青

 リュウサイシイ を下敷きにした作品。
脱俗を気取るのは卑怯です、もっとひたすら人間を愛し、この現実にすがりついて生きてみよ、という、堕落論的お話。ワタシも非常に同感、俗、を悪と言ってるヤツは信じがたい。


新釈諸国噺

 井原西鶴のものをベースに創作したお話。いわゆる江戸物、の物語が好きなヒトには面白いのかもしれません、落語っぽいお話です。ワタシはどういうわけかこの江戸人情物みたいなのが苦手なので、真価はわかりがたし。






2018年7月12日木曜日

ウィンブルドン QF 錦織 JOKER / WC

 あれですなぁ~、やっぱJOKERには勝てませんね。一番相性悪いですよね、プレイスタイル的に似ている上で、JOKERのほうが少しずつ全部のレベルが高いっていう感じ。まぁ調子良いときのJOKERには地球で勝てるヤツ一人もいないので、錦織氏が悪いわけでもなんでもないんですけどねw 単純に相手が強すぎます。
 JOKERはほんと弱点無しっていうナマズポケモンみたいなやつで、こうやれば勝てるんじゃないか?みたいなのが見当たりません。サーブも入れてくるタイプで波が全然無いし、バックハンドも安定感抜群、フォアに関してはミスる気がしない。レシーブも抜群。さらにメンタルにブレが殆どありません。ここが一番やっかいなところでJOKERがキレてるのを殆ど見たことがないし、劣勢でもいらつくことも殆どない。このセット捨て、って諦めることも無く、いやらしく粘って来ます。さらにブライクポイントのプレッシャーで乱れるってことも無い、いっつも一定。
 JOKERが怪我明けでランキングが下がっていたのでQFで当たったのが運が無かったと諦めるよりほかないって感じですね。ナダル、フェデラーだったら調子が悪い時ってのがあるんで勝ち目があるけどJOKERはなぁ・・・、まさにJOKER、ひいてはいけないカードですなぁ・・・

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 ワールドカップは決勝フランス クロアチアということで、わぁ、なんだかしょぼいカードになったぞ、ってみんな思ってると思います。9割フランスですね。ベルギー戦が実質決勝でしたね。
 フランスなんか強いぞなんて噂は聞かないで、ポグバがゲロ上手いってことしか知りませんでしたが、エムバペなる新時代のスーパースターを隠していたのですね。まだ10代・・・フランス王朝来るぜこれは・・・。
 全然フランス人でもなんでもないやん、って思いをみんな抱いていますが、フランスは昔っからそうですものね。フランスって実はいろんなところに領土を持ってるのでな。

2018年7月5日木曜日

大通販時代  new balance w880  マットレス  ワイヤレスキーボードマウス ibuffalo

 実は最近ワタシ的に大通販時代が到来していまして、いろんなものを通販に頼るようになりました。結局お店に行くよりも安いし、ラインナップも多いってことに気づいてしまいました、通販で買わない理由がないぜ。ここではそのレヴューを公開

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 New Balance w880

ニューバランスの靴って履いてるヒトがいきなりここ10年くらいで激増しましたよね、20世紀にはNBの靴って日本に殆ど無かったとおもいます、エアマックスブームみたいに、スニーカーといえばナイキ、っていうイメージが強かった。あとはもちろん、スタンスミス、オールスター、VANって感じ。ちょっとイカれたヒトがフューリーってところ。

 けどスタンスミスとかオールスターって、ファッション重視で歩くと疲れるんですよね。特にオールスターはペラペラなので、足がすぐに痛くなる。逆にギターとかでフットコントロールを踏む時にはオールスターのペラペラしたソールが打感があってやりやすい、ドラマーなどもオールスター履いてるヒトが多い気がします。
 
 NBの靴ってファッション的にはワタシの趣味ではないんです、丸っこい感じっていうのか、非常にダサい、とワタシは思う。丸っこい靴と先端が尖ってる靴はダサいシューズの二台巨塔なんです。
 でもはきごこちがとにかく良いのだ、歩きやすいスニーカーはNBと、かなりおすすめされたので初NBにトライしてみました。おそらくNBブームは、スティーブ・ジョブズがNBの靴しか履かない、ノームコア(ノーマルコア 超普通のファッションをするというスタイル)として定着させたからだと思います。

 で、どれにしようかと思ったら、もう爆発的な種類があるんですねNBのスニーカーは。スタンスミスの色をえらぶ、オールスターのハイカットかローカットを選ぶとかの種類じゃないんです、すさまじい種類がある。
 
 w880はウォーキング用のミドルクラスくらい、だいたい数字が多い1000とかのほうが高機能で高いです、他にもアスファルト用だの、でこぼこ道用、ランニング用、タウンユース、復刻版モデル、などめっちゃたくさん種類があります。靴屋で適当にデザインで選んじゃだめです、ちゃんと用途を決めて型を選ぶ必要があります。

 いわゆるパステルカラーっていうのか、かわいい系のJKが履いてそうなのもたくさん増えていますが、やっぱりデザイン的にはどれもワタシはしっくりこない。すごいもさくてださいです。また靴の幅、も4E、2Eとあるんですけど幅広の4Eにしたので、これも平べったくてすっげーダサい。色もすべてしっくりこない。
 デザイン的にはダメダメですけども、さてそのはきごこちは??


 JESUS、何このクッション感。普通の靴のソールが二枚重なってるのか?って思うくらい、なんていうのか・・、しっかり感が半端ない。歩いてても、ゲロ吐くくらい歩きやすいです。特にNBを履いてから、他の靴に戻ってみたときに、うぉあ!ソールが硬い!ってびっくりします。超過保護、甘やかされてしまいます、だから一度NBを履いたら、足が軟弱者になってしまって他の靴に戻れなくなってしまいます。だからNBのヒトがめっちゃ増えたのだなとわかりました、一度NBに文字通り足を踏み入れると、他のシューズを履くのが億劫になってしまいます。だからある意味勧められないかも。やっぱりデザインはダサいし、おっさん化が進行してしまいそうになる。

 値段は定価だと12000くらい?ABCのセールとクーポン併用で5000円くらいでした。


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 マットレス   ¥5000ほど


 背中が痛いのでマットレスを買い替えてみました。ノーブランドの低反発9cmくらいのやつ、楽天で一番人気くらいのやつです。
 これも今までのやつがほんとせんべい布団でぺらぺらのやつだったので今となってはよくあれで寝てたな、って感じです。唯一の問題点は場所をとることですね、折りたたみはつなぎ目が気になるので一枚のやつを買ったんですが、置き場所に困ります。

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 ワイヤレスキーボードマウス  ibuffalo ¥2000くらい

 キーボードとマウスがセットのヤツです。ワタシはペンタブがあるので、キーボート、マウス、ペンタブ、とディスプレイの前がコードの海になっていました。仕方ないと思って使ってたんですけど、たまたまこれを見つけてしまいました。っていうか安っ!ワイヤレスキーボードマウスセットでこんなに安いの?? 昔はもっと高かった気がする。お店で買うと¥3000くらい、それでも昔よりも安いけれど。

 はっきり言って今まで有線のやつを使ってたのが本当馬鹿げています、なんで未だに有線のものがあるのかって思うくらい、絶対ワイヤレスにすべき、なんでもっと早く買わなかったのか、という後悔しかないです。たまにスリープモードになってラグがありますけどだいたいはかなりオッケー。そして今のマウスは昔のものよりカチカチしなくなったんですね。あとショートカットキーとして、音量ボタンがあるのが個人的には非常に便利。他のメーカーのやつがどうなのか知りませんが、有線のキーボードを使ってるなら絶対に無線にすべきです。

2018年7月4日水曜日

1943 禁酒のこころ  黄村先生言行録 不審庵  作家の手帳 花吹雪 鉄面皮 右大臣実朝

禁酒のこころ

 贅沢は敵だ

黄村先生言行録

 1943年になって突如登場した新キャラ、しばらくこの先生シリーズが続きます

不審庵

 先生VSオオサンショウウオ

作家の手帳

 先生のご講釈

花吹雪

 先生の喧嘩

鉄面皮

右大臣実朝の自己PR

右大臣実朝

 当時歴史小説ブームが起きていたようです、戦争みたいな現実からの逃避として、歴史モノに向かうのもあるし、歴史上の戦争の経験談みたいなもので自分を鼓舞しようという両方あったでしょうね。吉川英治の「宮本武蔵」もこの戦中の作品。というわけで太宰も歴史小説を書こうということになったわけであります。

この作品はほぼ、吾妻鑑、増鏡などの歴史書を現代語にしつつ少しドラマを加えるというもので、ハッキリいって、殆どワタシには意味がわかりませんでした。ワタシは日本史を殆ど知らないのです、吉川英治の小説で読んだところだけを知ってるくらいなもの。興味が無いんですね、日本史。そんなセカイの果ての小国のこまごました歴史なんて知ってどうなる?だれがスウェーデン王朝史みたいなのを知りたいと思うのか、日本人だからって日本史を知ってなきゃいけないなんて、なんて狭い料簡なんだって、若い頃のワタシがいきがってたので一切日本史を勉強しませんでした。代わりに、世界史、はかなりやったんですけどね。人類っていう大きな視点で歴史を見るばっかりで各国史はほぼ知りません。
 実朝が誰かすらあまりわかってませんでした、頼朝の子どもたちは次々と暗殺されてすぐに断然、義経の呪いか?っていうことくらいしか知りませんで。

 当時は戦時下ですから、天皇は神なので、朝廷を尊重した実朝は良いやつ、承久の乱を起こした北条家は悪という歴史観なんですね。太宰はどういう目的でこの作品を作ったのかワタシにはさっぱりわかりませんでした。

 鎌倉時代、という歴史区分自体がゆらいでいるんですよね、ワタシはもちろん1192作ろう鎌倉幕府、で習った人間ですから、1185って言われても、は?っていう感じ。さらに頼朝の血族はすぐに断絶するので、1221北条時代、ってしたほうがいいんじゃないの?とも思う。さらにやっぱりこんな島国の小競り合いなんて世界史ではほーーんの小さな出来事でしかないと今でもワタシは思っております。

2018年7月3日火曜日

ワールドカップ 日本 ベルギー

いやはや・・・・


 散々日本なんて勝てるわけねーだろからはじまり、まぐれ勝ちだのなんだの言ってましたが、結局のところ嘘だろ!ベルギーに勝つの!? 

 2-0!!

 ってなったときに、普通に応援してる自分を見つけてしまいましたね。たぶんワタシみたいに斜に構えてた嫌なやつも、浮足立ってしまいましたね。


 そして見事!!

 その足を払われるというわけです・・・

はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~・・・・


 疲れた。


これから仕事のヒトはどういうモチベーションを持てばいいのやら、早朝からぐったりです・・・。はぁ~~~あ。

 やっぱ勝てるって思った瞬間が一番の弱点なんですわなぁ・・・・、こういうジャイアントキリングから勝ち上がってくるパターンって、圧勝できる!!っていうのが見えた瞬間に、ふわっと崩れ落ちてくものなんですなぁ・・・。

 でもなんか、もっと真面目に応援しないといけんなぁって思いましたね、まっすぐに頑張れって応援しようと思いました。

 あともう外人監督とか呼ぶのやめましょう、日本独自のスタイルってのを作っていくべしです、海外の偉い監督とかもういいから、自分たちのスタイルを持っていこうぜって感じですね。

 そうはいっても、ほんとめちゃくそに叩かれていながら日本代表は頑張ってましたね、素直にお疲れサマーバケーションです、文字通り。

 しかし次は四年後ってながいなぁ~~・・・。


 次はでもベルギーはブラジル戦なんですね、ここが事実上決勝って思ってるヒトも多いのでは、そしてそのあともおそらくフランス・・・もう片側のトーナメント有利ですね、ロシアがなんか勢いで勝ち上がる可能性もあり、順当にいくと決勝イングランドっぽいけど、なんかイングランドが勝ち上がるってのが想像できんですな。

 しかしブラジルがなんかゾーンに入って来てましたね、結局ブラジルかよ、っていういつもの感じ。なんか最初は頼りなかったのに、やっぱ素のテクニックのレベルとかグン違うやないかってのをみせつけてきよる。