十五年
戦後になって半年ほどたって、もう好きなことが言えるようになってきた時代の作品。文体などもぶっきらぼうというか、ギスギスしていた、昔の太宰が戻ってきたという感じです。戦中のめちゃくちゃについて、本音をぶちまけております。勝てるわけないと思っていたが、東条英機は嫌いだったが日本と一緒に死ぬ覚悟は決めていたというような。
しかしこの時点ですでにサロン主義、なんかきな臭い主義だの、手のひら返しの戦争批判主義者たち、戦争商売で一儲けしようという連中など偽善者の群れが現れて辟易してるという主旨
やんぬるかな
俗物とかぼちゃ
貨幣
短いからといって短編とは言わない、短編には短編の技能がある
嘘
女が嘘をつき、男が欲を持つ?女が欲を捨て、男が嘘をつかない
庭
私も利休を好きになれない、わたしは秀吉が好きです。彼の狂気に満ちてるところが好き、昔はもちろん信長でしたが、だんだんと秀吉の狂気に魅せられてくるものです。
親という二字
無筆というコトバを初め理解出来なかったというか思い出せないでいて、あっ、そうだと思い出した
未帰還の友に
戦争から帰らない友の物語。佳作。
尋ね人
人道・・・
チャンス
片恋というものこそ常に恋の最高の姿である・・