2018年7月31日火曜日

戦後日本のハイパーインフレ  国家破産

 最近の投稿でお気づきだと思いますけれど、ずっと太宰の全集を読んでいますね。でふと思ったのですが、急激にそれまで1円、2円でたくさんものが買えていたのに急に2000円、とか現代的なおカネの単位になっているのです。



 知らない人が多いでしょうけども戦後に日本はハイパーインフレで、つまるところ国家が破産したのですな。

 ちょくちょくこの国家破産ってのが問題になりますけども、それが一体どういうことなん?ってのは端的に言うとハイパーインフレなんですよね。
 戦前、と戦後、でもう無茶苦茶になってしまったし、統計がちゃんととれていなかったのですけども、新円切替だとかわけのわからん制度などを使ったりしつつ、実質、インフレ率は、物価がだいたいまぁ少なく見積もって100倍以上になったようです。

 100倍ってふ~んとも思えるけど、消費税みたいに%で考えると、10000%ってことになり、消費税率10000%です、と言われるとコトの重大さがわかりますね。

 まぁつまるところそれまでの現金はほぼ紙くずになったってことです、現代でも破産するってことは、カネは全部紙くずになるってことです。


 日本は財政赤字が800兆?くらいあるけどそれと同じくらいの個人金融資産があるからダイジョブと言う輩がおりますけども、それはつまり破産したらそれで帳消しになるってこと。

 破産するってことは、逆の言い方をすれば、みんなのおカネ全部使っちゃいましたわ、借金返すために、っていうことです。インフレっていうのは、勝手に人のカネを使ってしまうのと同じなんですな。

 で、それだったらいいんですけどそれより悲惨な結末として、国家が破産すると警察や軍隊に給料を払えなくなり、警察が働かなくなるとギャングやヤクザが幅を利かせる、あるいは軍隊による軍事クーデタってことにもなりかねません。
 市民はそれぞれに自警団を作って・・・、っていうカウボーイさながらのサバイバル生活ってことになるわけです。
 さらにさらに、海外からわるーい資本家がやってきて、土地だの利権を買い占められ、実質外国人の持ち物になって、賃金奴隷となる・・・みたいなことになるやもしれませんね。

 
 まぁそこまでひどいことにはならないんじゃないかな?っていうのがワタシの知識の限界です。ほんとのところ、はどうなのか不勉強でよくわかりゃーせん。

 たぶん政府さんたちお偉いさんの作戦としてはいきなり100倍!バーン!オワタ!ってのを避けて、毎年5%ずつ、20年で100%いつのまにか借金帳消し。ってのを狙っているのだと思います。いつのまにか貯金紙くず。