2019年2月6日水曜日

2005 モンスターハンターポータブル

 今更!!!!

今更にもほどがあるだろって話ですが、ワタシもついにモンハンデビューしましたw


 一切モンハンに手を出してこなかったのは「なんのストーリーとかもないゲームをなんでやるの?」っていうワタシの偏見によるものだったのですが。今となって、あぁそういうことな、ってわかってきました。

 ストーリーが無いからいいのだ。ってことですね。性格が無い人間にはアンチがいない、だからボカロにはアンチがいないのだ。ってことを言ってるヒトがいました。なるほどー。

 ストーリーもそうですね、なんじゃこのストーリー?・・物語が面白くない・・っていっつもワタシも文句を言っておりますが、ストーリーが無いと、グンっ!と万人受けする可能性が高まります。あとはゲームシステムだけの問題になって、嫌いになる要素が少なくなるのですね。
 街、とかもほとんどなくて無駄、が削ぎ落とされてアクションやシステムに集中して作られてる、これも良いですね。最初意味がまったくわからなかったのですが、防具、にはスキルポイントがあって、それが一定以上になるとスキルを獲得できる、だから単純に防御力が高い防具だけじゃなくていろんな防具を組み合わせる必要がある。これワタシは☆4ぐらいになってやっと気づきました、あっ!そういうことな!運搬ミッションは運搬の達人スキルが無いと死ねってことね。

 それとやってみてわかったのですが、もっとワタシはモンハンって殺伐としたゲームだと思ってたのですが、牧歌的な癒やしゲームなのですね。バトルアクションじゃなくて、狩猟生活シミュレーションゲームってことか。なるほど・・。

 爽快バトルアクション!みたいなことをうたってるゲームと比べて、すごくもたもたした動きともさもさした挙動なのですが、それが、リアリティってことなんでしょう。超現実的なものが少なくて、現実的。空を飛んだりレーザーを撃ったり魔法を使ったり、ってことができなくて、かなりの程度、現実でも再現可能な動きしかしません。そういうレトロスタイル、への回帰ってのがこのゲームの醍醐味なんでしょうね。


 このモンハンポータブル、はナンバリングの1、の追加バージョン、G、をさらに移植リメイクしたものらしいです。最初っから爆発的なヒットではなくてじわじわと数年かけて売上を伸ばしていって、その後の
「WHY日本のゲーマーモンハンしか買わない!?」
っていう王朝を築く礎となったゲームのよう。


 このポータブルは簡単になったらしいのですが、主流のゲームと比べるとなかなかシビアな難易度です。ユーザーフレンドリーなダークソウルって感じ。ダークソウルは死ぬとさらに敵が強くなるっていうマゾゲーマー向けシステムでしたが、モンハンはそこまで意地悪ではなくて、敵は強くても、地道に強化していくと勝てるように作られております。ダクソはある程度プレイヤーの技術が一定以上無いとクリア不能ですが、モンハンは、ギリド下手ゲーマーでもクリアできるようになかなか良いバランスで作られております。ボスまですぐに行けるってのがでかい、ダクソはボスまでの道のりが過酷、ってのが一番ココロが折れるのですが、モンハンは死んでも何度でもやり直せる。
 このモンハンくらいからゲーム好きー。っていう♀ゲーマーが出てきた感じがワタシするのですが、♀ゲマにリオレウスが倒せたのだろうか?リオレウスってうのがこのゲームの壁モンスターなのです。そいつを倒すと武器強化とかの範囲がグッと広がってかなり楽ちんになる。
 協力プレイで倒してもらうのですかね?
 なんか爆弾とかトラップを駆使する方法もあるらしいのですが、それにしたって、なかなかのムズです。ワタシはもち、道具なんて頼らずに超地道にアサシンカリンガだけで戦いましたがかなり過酷であった。


  しかしながら問題点もかなりあります。
*片手剣が強すぎ、他の武器、特にヘヴィボウガン?使いみちまったくない・・。ボウガン系弾を揃えないといけないのですが、実質ムリ。カネかかりすぎ。
*武器防具強化に使う素材が多すぎる、普通にゲームやってたらまったく強化できぬ。攻略本ありきで集めても相当な時間食い虫。特に防具は上竜骨、が後半だいたい必要なのですが、ほぼネットプレイ報酬なのでソロハンターは最後までちっとも防具を強くできない。もっとヘヴィユーザー向けじゃなくて普通にクエスト攻略していったら作れるようになる、まぁまぁの武器防具、が必要なのでは?結局最後までバトルシリーズっていう最初から店で売ってる防具で終わった。
*とにかく倒すのが面倒臭いヤツがいる。水とか砂の中に潜る系のやつら、アイテムを使えばいいんですがそれにしたって非常に面倒。アイテムを調達するのがまず面倒。別に引きずり出せば強くは無いので、とにかく作業感が強い。
*同じボス多すぎ!☆4はほぼレウス祭り、またこいつかよ!!っていう感じ。色違いでちょっと動きが違うのですが、だいたい同じ。蒼レウスは攻撃するタイミングがすごい少ないのでかなり面倒。逆にフルフルはすげー弱い。


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 話が右往左往してますけれど、みんな気づいてしまったっていうことなんだと思います、科学とか技術進歩してっけど・・なんか・・・、昔のほうが面白かったような・・っていうことに。
 如実なのはテレビですよね、今では8Kとか言ってますけれど、まったく興味がそそられないし、4;3の頃と比べて全くテレビを見なくなった。
 便利さ、が面白さにはならないってことです。釣りで言うとわかりやすいけど全自動で食いつきを察知して食わせて、全自動で巻き上げてくれるような釣り竿も作れるんだろうけど、全く面白くもなんともない。自動運転車とかいうけど、じゃあもうドライブの楽しさとかなんにもない。それって道路に電車走らせてるだけで、路面電車だけで車ってそもそもいらねーんじゃねーの?ってワタシは思う。
 
 売れてるマンガとかでもそうです、ワンピース、海賊です。海賊て!あとは忍者、忍者て!古代の戦争、秦の王朝て!
 全部過去の遺物のリメイク。不自由な時代、を描いてる。ミライを描いても、便利だなー羨ましいとはもうならない。あるいはミライを舞台にしてるけれどやってることは100年戦争みたいなことだったりする。ほんとのミライは、もっと何にも無いものだとわかり始めてきた。

 便利で自由になるってことは、つまらないんじゃないか?ってそろそろ気づき始めているのですね。少なくとも、不便だからって楽しいわけではないけれど、便利になればなるほど楽しくなる、それは幻想だってハッキリわかった。だからってどうすることもできないのですが。

 ゲーテが言うに「制約、が創造の母」
ゲーテは嫌いなのですがこれは名言。なんでもあり、が一番おもしろいようで一番つまんない。ヘビー級のボクサーをアサルトマシンガンで蜂の巣にしたって何も楽しくない。

 便利さは麻薬みたいなもので、一度味わうともとには戻れない。けれどどんどん幸福になっていくわけではなくて、最初の刺激、が一番楽しくて、あとはどんどん惰性になっていっていしまう。
 でももうどっぷり中毒してるので、いまさらどうしようもない。そういうわけで、ゲームの中でレトロな狩猟生活を味わおうというわけなのですな。