X japan と Yoshikiについてのドキュメンタリー、イギリス制作です。
ワタシXに関しては全くの無知、予備知識一切無しでした。
名前は非常に良く聞く、小泉元首相がファンだと言ってたり、なんかスキャンダルを引き起こしたり、ヴォーカルが洗脳されていたり。
ヴォーカルが洗脳??どういうこっちゃ??
とうっすら思っていましたが、詳しく知る機会がなかった。正直なんか非常に印象が悪かったですね。わけのわからん人たちの集まりという感じ。ワタシは結構音楽聴くほうなのですが、HR、HMだけはあんまり聞かないので、さらにあんまし好感が持てなかった。
でもなにかのきっかでちょっとYOSHIKIを見て、あれ??なんかこの人、危ない感じじゃない、めちゃくちゃ優しい人なんじゃないの?って思いました。ワタシのクズセンサーが全然反応しなかった、この人は、ガチ、でいい人の方の人だ。なんでワタシの中でいろんな悪いイメージがあるのか?これはちょっと調べてみないと・・・
というわけでこのドキュメンタリーを見て、あぁそういう感じか!っていろんな疑問が氷解しました。
やっぱYOSHIKIは、この人は、ガチ、なんだと思いますね。本当にいい人だ、珍しい・・。これはXが熱狂的なファンを持っているのもうなづける。
結局音楽って才能、だと思われてますが、才能、だけではファンはあまりつきません、長続きもしない。結局その人の器、みたいなものを問われると思う。
クズでも才能ある人はいます、が、まぁ良い人で更に才能ある人には勝てるわけないっちゅう話ですわね。
いわゆるヴィジュアル系、その昔グラムロックってものがあって、なぜかロックスターはものすごいハデハデなカッコをするっていうノリがあり、デヴィッド・ボウイがグラムロックのスターになり、それをさらにKISSがハードロックとグラムロックをあわせたような、レザーと黒、ってのが主体の、ファッションを作り上げ、それが日本で独自の進化をしてヴィジュアル系、ってものになってるとワタシは思ってるのですが、やっぱりそれって社会に対する反抗、レベルなんでしょうね。
世紀末というとコギャル、とヴィジュアル系というファッションムーブメントがありました。どっちも、社会に対する反抗でした。日本ってのはほんとクソ保守的な社会、未だに髪は染めるな、髪型はこうしろ、みたいなことが学校の校則になってる、社会はさらにそうで、バイトでも髪型はこうこう、就活にはこういう髪型・・って決まっている。頭おかしい社会です。そういうのに対する反発として派手なファッション、というだけで、社会に対する対決姿勢となるのですね。
世紀末はそういう若者、の社会に対する反抗が目立った時代であったと思いまする、21世紀になって、どんどん、そういう反抗的なのがむしろダサい、スタンドプレーするな、っていうさらに保守的な考えが若者に広まっている気がする。若者の保守化。これが顕著。日本だけではないです、世界全体で、保守、排他主義、これが顕著。
メンバーの脱退、自殺、などなど、世紀末的なニュースに事欠かないバンドX、やっぱりXが90年台を代表するバンドなのだなぁ・・と思いましたね。