2019年12月13日金曜日

1900 オズの魔法使い   the wonderful wizard of oz

ファンタジーの先駆者的な作品ですが、ぼんやりとしかワタシは読んだことがなかったですね。
  
 実はOZシリーズには結構続編があるんですが、日本にはオズの魔法使いしか知られていません。
 原作のタイトルは  the wonderful wizard of oz 、不思議な(すっげー)魔法使いオズ。です。

 が、この第一作でさえ、後半のほうはめちゃくちゃでして、続編も一作目を超えることはなかったみたいですね。いわゆる一発屋ってことです。


 けどこの一発、の影響力は甚大で、魔女、が方角、と結び付けられるのは100%このオズの影響でしょうね。西の魔女が死んだ、とか北の氷の魔女が・・・、っていうふうにオズでは北の魔女は良い魔女ですが、他の作品では北の魔女は悪いやつって場合が多い。

 というかファンタジーといえば、WIZARD、という流れを作ったのがオズなのかもしれません。ロード・オブ・ザ・リングにしろハリポタにしろ、結局WIZARD、が主役になっております。勇者、は現実にも戦記物にも歴史物、時代物にもSFにも出てきますが、WIZARDはファンタジーにしか出てきませんものね。


 そしてオズ、はもちろんアリス、からの派生であることは明白、主人公の造形はアリスそのままです。珍奇ないきものがたくさん出てくるのもアリスのやり方・・・

 そしてアリス、っていうのは「美少女もの」の走りでもあるわけ。美少女、が嫌いな人間、なんてのはほとんどいないわけで、一番嫌われない要素の集合であるわけですね・・。