2019年12月23日月曜日

BC 18 詩論 アルス・ポエティカ ホラティウス

 トロイア戦争を双子の卵から始めることはせず・・物語の核心へと導いていく・・


 ホラティウスが、詩の書き方について説明したもので、非常に短い。さすが詩人でして、詩の書き方も、詩になっているっていう感じ。アリストテレスの詩論が論理的であったのに対し、かなり感覚的です。
 詩論っていうよりは、詩を書くにあたっての諸注意って感じですかね。


・金銭欲がいったん心を蝕んだなら、一体誰が、詩など作ることを期待できるだろうか・・・

・詩は絵と同じである・・

・凡庸な詩人、は許されない。

・作品を発表するまで9年待つこと、コトバは一旦解き放たれると元には戻せない

・才能と努力は2つで友好関係を築いて初めて機能する、鉱脈が無い所を掘っても何も出ない。

・嘲笑者や追従者こそ、大げさに感動してみせる。