2021年6月27日日曜日

1998 METAL GEAR SOLID

   8年ぶりに復活を果たしたメタルギア。


 MSXのチープなファミコン的グラフィックから、スーファミを飛び越して、いきなり3Dとなって帰ってきました。


 こういうと、とてつもないゲームフラフィックの進化であり、実際そうなんですけど、今みるとPSの3Dは見られたもんじゃない。これも時代の流れですね。何も変わって無いようで、CPUの性能だけは進歩しております。ほかは退化してるかもしれん。


 これってHDリメイクされたりしてないのですかね??


 ワタシが思ってたイメージと全然違いました、もっとメタルギアって、フォトリアル的な世界観で、リアルを追求してるゲームなんだろうなぁと思ってたのですが、相手の精神に飛び込む超能力を持つ、サイコマンティス、遺伝子手術を受けたニンジャ兵士、ゲノム兵、など現代SFっぽい世界観だったんですね、ほえ~、こういう話だったんだ。


 アメリカの雑誌によると20世紀最高のシナリオと言われておる。まさに、アメリカ人が好きそうな話ですね、舞台がアメリカですし、アラスカですが。

 

 戦争は・・・・、戦場は・・・・、そして愛は・・・。だいたい、戦争ものってみんな

「戦争ってのはXXXXだ」

ってことを言いたがるものですが、戦争に限らず、何かをそんな一言で説明出来ないよって思うのですよね、人生は野球だ、とか、マンガは映画だ、みたいな。いやそういう面もあるけど別の側面もあるだろ。って思う。一言で片付けるな。


 時間が無い!って言ってるにしてはめっちゃくちゃ長いことしゃべりよるのですね、相手も殺すと必ず死ぬ前に会話シーンがある。普通傭兵なら、すぐに止めを刺せと言われていそうなもんですが。とにかく会話が主軸のドラマゲーム。


 戦場に、愛はあるのかな!?


こんなセリフって、日本語であって、日本語じゃないですよね。ワタシ今まで生きてきて、口に出して、愛、ってことを言ったことが無いですわ。海外のヒトは言うのかもしらん。

 is love really exist in the war?

ん~、やっぱ相当キレてる、オノ・ヨーコみたいなヒトじゃないとこういうことは言わないと思うのですけどね。 

日本語ではそんなコトバは無いんですね、海外の翻訳で生まれたコトバでして、口に出すと奇妙な響き。基本的に、日本語って会話でなんかロマンチックだったりセンチメンタルなことを言うように作られてない。普通の人間はそんなしゃべんないんですよ。

 メタルギア・インテグラル、という完全版では英語音声しかないのもわかる。日本語にするとなんか、不自然で奇妙な会話劇なんです。



 でもアメリカ人は、戦争が身近なわけで、イメージだけで戦争を描いてる日本人とは違うはずなんですけど、アメリカ人が評価するってのは不思議ですよね。

 普通、いや本当の戦争は全然ちげーから、想像だけでしゃべんな。って言いそうなものですが、そうなのよ、戦争ってのは悲しくて、激しくて、かっこよくてあちーのよ。ロマンチックなのよ、わかってるね、Good!!っていう反応なんですよね。

 実際に身近にあるものだから戦争ゲームとかやらなそうだけど、アメリカで主流のゲームってほぼFPSの戦争ゲームです。これがやっぱ戦勝国と敗戦国の違いなんですよね。


 非常に斬新で、新しいゲームで、シナリオもかなりよく練られているんですけど、ワタシはちょっとしゃべりすぎかな?って思いましたね、自分の生い立ちそんな説明する?しかも戦場のど真ん中で?

 無線機のやりとり、という形式になってますけども、これってノベルゲームなんですよね。アクションゲームとしての出来自体は、時代的なものもありますけども、結構つまんない、まぁハードの性能の問題もかなりあるのでなんともいえません。