七人の侍のオマージュとして作られたハリウッド西部劇。
ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーンという豪華キャスト。
そんな二番煎じ上手くいくわけないやん、っていう企画なのですが、予想に反してまぁまぁ良い出来となりました、スティーブ・マックイーン、やっぱしぶぃっすねぇ。こういう渋い役者って昨今ほんっっっっっと見ない。キアヌにしろレオ様にしろ、ジョニデにしろ、50超えても整形技術の発達によっていつまでも若いのですもの、しびぃ~~!!っていうかっこいいおじさんは全然いない。いつまでも若い、ってのが売りですから。
それとやっぱアクションはCGじゃダメってことですよね、馬の動きのリアルさ(リアルなんだから当たり前ですけど)、CGでは絶対出せない迫力があります。走り出した馬に飛び乗るっていうシーンがあるんですけど、これもCGでは絶対出ない迫力、これ失敗したらめっちゃ怪我する!!ていうスリルがある。
ただ問題も多くて、構成的にちょっと甘い、7人のキャラの立ちが甘い、三船敏郎役があまりにも三船敏郎の真似をしすぎておる。などなど、本家には及ばないところも多々ある。あとオリジナルは白黒ですからね、白黒独特のテンション感、みたいなのが強い。
ただやっぱ馬のアクションを見るだけでも見る価値があると思います。やっぱアクションといえば馬なのよ。バイクじゃつまんない。